【コラム】4つのメインステージ
- 2015/06/30 ● Column
フジロックに初めていく人のための連載コラム第六弾。「4つのメインステージ」。フジロックを代表するステージの特色をかんたんにまとめました。あなたの好きなアーティストはどこに出ますか??
フジロックには大小合わせると10数個のステージが存在する。今回はその中でもメインと呼ばれている4つのステージのカラーを紹介したいと思う。
まずは最も大きいグリーン・ステージ。その年の目玉とされるアーティストがこのステージでライブをする。40,000人収容できるステージで、観客全員のダンスや合唱などは圧巻である。
次にホワイト・ステージ。特色としてはヒップホップやニューウェイヴ、さらにポストロックなどの新進気鋭のアーティストが出演する印象でグリーンとは対称的だ。邦楽の有名どころも出演するイメージ。グリーンに負けず劣らずの人気を誇るステージだ。
メイン唯一の屋内ステージが、レッド・マーキー。他のステージが終わった後も朝まで音楽が鳴っている場所。DJセットなどが多い印象だが、バンドセットのライブもある。とはいえ、いきなり超大物が出たりもするから、要チェック。
会場内で最もフリーダムな雰囲気を放つステージが、フィールド・オブ・へブン。流木アーティストのBubb(バブ)氏を迎え、ピースフルな空間が演出されている。アーティストはジャムバンドやスカ、レゲェが多い印象。その特徴からか、飛び入りも多く見られる。
過去までは、最奥地にオレンジ・コートというある意味一番カラーの強いステージが存在した。先の日高さんのインタビューなどからでもわかるように、今年は諸般の理由でこのステージが無い。しかし、オレンジ・コートに出ていたようなアーティストが発表されているのも事実。ある意味今年は今までのフジロックとは違ったステージングが見られそうだ。オレンジ・コートで行われていた、初日深夜から朝までのビッグ・パーティー「オールナイト・フジ」は、レッド・マーキーで行われていた、PLANET GROOVEとタッグを組み、「ALL NIGHT PLANET GROOVE’15」と称してレッド・マーキーで行われることが発表されている。
それぞれのジャンルの良質な音楽が、分単位でスケジュールが組まれ、ひっきりなしに演奏される。そしてまだ誰も知らない音楽を教えてくれる唯一無二のフェス。それがフジロックなのだ。
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