【コラム】ファンがつくる世界一のフェスティバル
- 2015/04/15 ● Column
フジロックに初めていくよ! でもいろいろわからないから不安。そんな方々に向けてフジロッカーズオルグでは“フジロックとは”というテーマで連載を始めます。第一回目は「ファンがつくる世界一のフェスティバル」。フジロックのことをしっかり知って、当日をもっともっと楽しみましょう。
7月末に開催される国内最大級の野外音楽フェスティバル「フジロック・フェスティバル」。国内から選ばれた気鋭なアーティストはもちろん、世界中から一流のアーティストたちが開催地である新潟県南魚沼郡湯沢町に集結し、昼夜を問わずジャンルレスなサウンドが鳴り響く祭典である。今年の第一弾アーティスト発表では、フーファイターズとミューズがヘッドライナーとして、国内からは椎名林檎、ceroらが名前を連ねた。その後の発表でも若者に絶大な人気を誇るONE OK ROCKや近年話題のダンス・ミュージック、EDMの顔であるデッドマウスらがアナウンスされている。今後もコアなファンをくすぐるラインナップが数多く発表されることだろう。
フェスティバルというと出演アーティストについつい目が行ってしまうが、フジロックが「世界のフジロック」と呼ばれる所以はラインナップだけではない。フジロックの真の主役はオーディエンスなのである。お客さんが自発的にゴミの分別やポイ捨て防止を呼びかけ、世界一クリーンなフェスティバルを毎年つくりあげている。このコンセプトに感動するミュージシャンは数知れず、ライヴのMCなどで、そのことに触れることも多い。
このようにフジロックの世界観に魅了されたアーティスト、観客ひとりひとりが「フジロッカー」と呼ばれ、フジロックをつくる上では欠かせない大切な存在になっているのである。今年もまたフジロッカーたちによって、新しいフジロックの歴史がつくられることは間違いない。
Photo by Masami Munekawa
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