• fujirockers.orgについて

     

    fujirockers.orgの原型が産声を上げたのはすでに15年も昔のことになります。ことの起こりはフジロック・フェスティヴァルの公式サイトに設置されていたBBS(掲示板)。インターネットがまだまだ普及していなかった97年、この場所こそが主催者や関係者、そして、参加する人々を直接結びつける唯一無二のコミュニティでした。

    掲示板の名前は”Let’s Get Together Borad”。それは60年代を象徴した名曲、ヤングブラッズというバンドで大ヒットした「Get Together」に由来しています。あの頃、音楽や文化を中心にとてつもない変化が始まっていたことを色濃く反映していたのがこの名曲。フジロックにも同じような予感があったんだと思います。目指していたのは単なる『野外コンサート』ではなく『フェスティヴァル』。これが音楽文化のみならず、参加する人たちから関係者にいたるまでのライフ・スタイルに影響を及ぼしていくように思えていました。

    今から思えば原始的とも呼べるデジタル・カメラを使って、わずか3名のスタッフで現場から速攻でレポートするエキスプレスが97年の第1回フジロックから始まっています。そのとき、シークレット・ゲストとして会場に姿を見せていた、今は亡きジョー・ストラマーの驚きがfujirockers.orgの原点かもしれません。

    「全く会ったこともない人間がつながってしまうのか?」

    と、そんな感じではなかったかと思います。掲示板を見てコミュニケーションを始めた人たちが目印として「赤いリボン」をつけようという動きが自然に生まれ、その結果が当時のエキスプレスで記録されています。

    それから数年後に公式サイトの掲示板を離れ、もっと自由な立場からフジロックを愛する人たちのコミュニティとしてfujirockers.orgが動き始めます。スタッフは基本的にボランティア。独自の取材によってフジロックのみならずフェスティヴァル文化の魅力を伝えるようになります。それでも長い間、フジロックを愛する人々、フジロッカーズのコミュニティの核として機能していたのが掲示板でした。

    が、ここ数年、大きな壁にぶつかっていました。まずは、あまりに膨大な数のスパムがあります。また、匿名性によるのか、心ない書き込みもあれば、詐欺のような事件もあったという噂も伝わっています。そういった可能性に関しては当初から注意を喚起していたのですが、すでに掲示板を管理することは不可能だという結論に達しました。ですから、掲示板は閉鎖します。

    一方、時代やインターネットの進化と共により重要性を増してきたのがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。すでに数年前から動かしていたツイッターや昨年から始めたフェイスブックの方が、遙かにコミュニティとしての有効性を感じます。これこそが、本来、フジロッカーズが目指していたものではないのか? と、そう確信するにいたりました。ですから、今後は両者をコミュニティの核として運営していこうと考えています。

    もちろん、fujirockers.orgのサイトは残ります。フジロッカーズのポータル・サイトとして、レポートやインタヴューといったヴォリュームのあるコンテンツはここに掲載。これまで以上に様々な取材を続けて、フェスティヴァルの魅力を探っていこうと思います。同時に、速報性が重要視されるニュースやネットでみつけた面白い情報等の発信他、コミュニティとしての役割はツイッターとフェイスブックに移行します。

    現時点でツイッターのフォロワーは1.1万を超え、フェイスブックで「いいね」をクリックされている方(フォロワーと同義)も徐々に増え出して2300を超えました。おそらく、これからも増えていくでしょう。もし、まだ、ツイッターやフェイスブックのアカウントを持っていないようでしたら、是非、この世界に足を踏み込んでください。楽しいですよ。

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