• 教えて先輩!今年初参加の筆者が、ベテランに朝霧JAMの魅力を聞いてみました。


    いよいよ朝霧JAMの開催まであと3週間を切りましたね。「フジロックは毎年行ってて朝霧JAMも行ってみたいんだけど、ちょっとハードルが高い感じがするんだよなあ」と思ってる人って意外と多いんじゃないでしょうか?筆者もその一人です。でも今年は意を決して行ってみよう、でもわからないことも多いぞ?むむむ。ということで、「朝霧JAM常連の身近な先輩に話を聞いて、どうせならそれを記事にしてしまおう」というのが今回の企画です。お話を伺ったのはこの方!

    みやちとーるさん

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    1975年三重県生まれ ステキ工房代表 写真家
    広告写真スタジオ勤務を経て、2004年ステキ工房を設立。2004年に初めて行ったフジロックの感動が忘れられず、その虜となる。以後「フジロックが3日間しかないだなんてもったいない!」と、苗場4泊5日を含む約1週間の旅を毎年敢行し、写真を撮り続けている。2008年、宇宙大使☆スター氏と共にスマッシュ主催のフジロック写真展「Enjoy FUJI ROCK ! Photo Exhibition in WEST」に参加。その後も毎年、みやちとーる個展「Thank you fujirockers!!!」シリーズを開催。三重県立美術館での3人展「かみのひとひら 熊野」など展示多数。朝霧JAM、りんご音楽祭などの野外フェスのオフィシャルフォトグラファーをはじめ、ライヴやアーティスト写真の撮影の他、広告、エディトリアル、家族写真など幅広く活動。近年では、ライヴ会場や展示会場等で撮影した写真をリアルタイムでスクリーン映し出し、撮るという行為そのものを作品として見せる「ライヴシューティング」でイベントや美術展に参加。写真集「永遠の夏休み」を2010年に出版。

    朝霧JAMは2006年に朝霧JAMS’のゴミナビでボランティア参加。2007年から2018年まで朝霧JAMS’の制作部で写真撮影で参加。22年にお子さんと奥さんと3人でお客さんとして初めて参加。

    フジロックやりんご音楽祭など、多数のフェスで写真家として活躍しているみやちとーるさん。朝霧JAMも2006年から運営ボランティアの朝霧JAMS’として参加しているそうで、過ごし方や朝霧JAM特有の魅力などをざっくばらんに話す中で、今年初参加予定の僕もとてもワクワクする時間でした。「今年こそは行ってみたい!」って方はぜひ参考にしてみてください!

    みやちさんの個展「Thank you fujirockers!!!」のインタビューも併せてご覧ください。
    フジロックが与えてくれた愛と人生の選択、カメラマンみやちとーるインタビュー

    やっぱり寒い?どういう対策が必要?

    ─ みやちさんは三重在住ですが、例年どんな感じで朝霧JAMに行ってるんですか?ツアーバスとか新幹線とかで行くのもいいって聞きましたけど。

    みやちとーる(以下、みやち):僕は車で行くことが多いです。キャンプインが必須で荷物も多いし、新幹線とかバスだと背負えるものと片手で持てるものぐらいまでしか持って行かないことになるので、レンタカーを借りて行くのもおすすめですね。ただツアーバスも楽ちんでいいと思うし、めっちゃ豪華な料理をしようっていうんじゃなければ、テントと寝袋と着替えくらいの荷物なら新幹線でもいいけどね。最寄りの新富士駅からシャトルバスも出てるし。

    便利で快適!会場まで直行のバスツアー受付中! – 朝霧JAM 2023

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    ─ どんな過ごし方をしたいかによっても変わってくるんですね。キャンプ用品の注意点はありますか?やっぱりフジロックと比べてずっと寒いですよね。

    みやち:今回は例年より2週間後ろだからなおさらだよね。ただ年によってめっちゃ寒かった年とそこまででもなかった年があって、今まで同じ10月の初めだったけど差はあったから、絶対ってことはないと思う。それでもやっぱり防寒は必須かな。

    ─ 例えばフジロックだったら雨がめっちゃ降ったりとか、今年みたいにずっと晴れてたりって全然違いますけど、朝霧JAMもそこら辺は安定はしない感じですかね。

    みやち:雨のときも結構あるからね。朝霧JAMは名前の通り朝に霧がたつことが多くて、じとっとした重たい湿気のある感じで、それで雨が降って寒いと本当につらい。テントでスウェットを履いてフリースとかも着込んで寝袋に入って寝るけど、なかなか寒くて寝付けないみたいな年もありました。

    ─ それは大変そう。どうしたらいいんだろう?

    みやち:まず汗や雨で濡れてしまってそのまま過ごすのはきついので、着替えの乾いた服がちゃんとあるっていうことが大切。朝霧JAMはフジロックのキャンプサイトみたいにお風呂もなくて温まるってこともできないから、ダウンとか厚手のフリースとか、温かい服も想定よりも余分に持っていく方がいいと思う。あとレインウェアもある程度しっかりしたものがいいかな。コンビニの半透明のポンチョみたいなやつとかだったら辛いと思う。

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    ─ なるべく濡らさないような対策をしてちゃんとあったかくするってことですね。ちなみにお風呂がないのはどういう風に過ごしてますか?

    みやち:ボディーシートでどうにかするって感じかな。周りに温泉とか施設がないことはないけど、車を出せる時間に制限があるからあんまり自由にはできないし。

    ※ 出入庫に関してはこちらもご確認ください。
    車で来場する際の重要なお願い – 朝霧JAM 2023

    ─ お客さんはみんなそういうものとして過ごしてる感じなんですね。

    みやち:そうそう。だからこそ月曜日にお風呂に入って帰るのがめっちゃ気持ちいい。一ヶ所帰りのインターへ行くまでの国道沿いに「花の湯」っていうスーパー銭湯みたいなところがあって、そこは朝霧JAMのパスを見せたらちょっと割引もあったりして(筆者注:今年割引があるのかは公式サイトをご確認ください)。「花の湯」は仮眠室とかもあって寝ていけるっちゃ寝ていける。火曜日まで休みを取るんだったらね。あとそのちょっと手前に「風の湯」っていう、もう少し小さめの銭湯もあります。それでお風呂に入って、帰りに「さわやか」のハンバーグを食べて帰る人も結構多いんじゃない?(笑)

    ─ 王道コースなんですね!ちなみに日曜に関西に帰って月曜9時出社とかできますかね?それで迷ってる友達がいて。

    みやち:全然できると思うよ。ただ最寄りの新富士駅はこだましか停まらないし、終電も早くて時間もかかるから、乗る新幹線を事前によく調べておいた方がいいですね。

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    辛いことも楽しいこともみんなで味わう一体感

    ─ でもオーバーナイト(日曜日の終演後に泊まること)もしてみたいんですよね。

    みやち:ぜひしてほしいですね。会場(朝霧ジャンボリーオートキャンプ場)もふもとっぱらも普段からキャンプ場として営業してる場所で、本来なら一泊増えれば普通に料金が上がるわけだから「わざわざその一泊分捨てて帰るなんて!」って思ったりもする。特にふもとっぱらは朝霧JAMに関係なく普段からかなり人気のキャンプサイトで、富士山がめちゃくちゃでかく見えるんですよ。少しメイン会場の朝霧アリーナよりも後ろに下がってて、なおかつちょっと標高が高いのよね。だから富士山の裾野がものすごく広い範囲で両サイドまでずっと見えて、それがとてもいい景色です。

    ─ めっちゃ楽しみです!何か他に持ってたら便利なものとかってありますか?

    みやち:対策ってことではないけど、周りにキャンプしてる友達が他にもいたりするんだったら、マグカップとかマイディッシュをぶら下げていくのもいいんじゃないかな。宴にすぐに紛れ込めるように。

    ─ それは面白そう!

    みやち:例えば、自分は新幹線で行くから荷物をいっぱい持っていかなくても、車でがっつりキャンプ道具を持ってくる友達が違うところに泊まって焚き火とかしてて、夜ちょっとそこへ紛れ込んで一緒にとかね。そこで人からお酒とか料理をもらって一緒に食べるっていう。

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    ─ いいですね。ちょうどフジロッカーズ・バーの人たちと「サイトはそれぞれ違うけど、夜そっちに行くから焚き火しよう」みたいな話をしてました。

    みやち:メインのRAINBOW STAGEの向かいにAサイトってのがあるんだけど、そこはちょっと傾斜があってテントでライブが観られるんですよ。でもここは炊事不可で、ご飯はあんまりできなくて。だからベストは、Aサイトと奥のBサイトで仲間内で分かれてテントをたてて、Bサイトの人もライブを観にAサイトの友達のところに来て、酒とつまみでわいわいしながら、RAINBOW STAGEのライブを観ると。そして夜はAサイトの友達もBサイトに行って、バーベキューなりなんなり火を使って料理をしながらゆったり過ごす。それが多分ベストだよね。両方に友達同士が別々に泊まるってやつ。

    ─ サイトごとの良さがそれぞれ違うんですね。いいとこ取りできたら楽しそう。

    みやち:ふもとっぱらもバスが行き来してるから、会場のサイトに泊まっていても遊びに行くことはできる。ただ夜中や早朝はシャトルバスがないので、「会場のサイトに泊まって朝日をふもとっぱらで見たい」みたいなことは無理かな。

    ─ 悩ましいですね。ふもとっぱらで朝日を見たいなあ。

    みやち:でも会場でも朝日が綺麗なポイントがあって、本部とAサイトの間の丘の上から見てる人が多いかな。ちゃんと晴れたら本当に感動的な光景です。みんなダウンとかフリースとかを着込んで寒そうにしてるんだけど、太陽の光が当たった瞬間に「あったかい…」って本当に実感するレベルで感じるんですよ。それまで影なんてひとつもないんだけど、丘で待ってる人達の5〜6メートルの影がびゅーって出てくるのもすごく綺麗で。

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    ─ それは壮観だろうなあ。やっぱりライブもそうだけどロケーションがすごく楽しみですね。

    みやち:ロケーションは本当に素晴らしいよ。でも朝霧JAMの一番いいところは、オールキャンプインだから、つらい思いもいい思いもそこにいる人全員が2日間共有してるっていう一体感。フジロックは一日券で来る人も多いしキャンプじゃない人もいっぱいいるけど、朝霧JAMだと「昨日の雨つらかったよね」って気持ちを翌日全員が実感として共有するんだよ。2万人以上の規模で全員がキャンプしてるから、その共有感がすごく魅力的で。

    ─ 確かにフジロックで宿に泊まった身で「テントが水没した!」みたいな話だけ翌朝聞いても、リアリティというか、少し実感として違いますもんね。

    みやち:そうそう。朝霧JAMだとみんな平等につらいんだよね(笑)。でもその後の「晴れてめっちゃ嬉しい」って気持ちも会場にいる全員で共有できる。それがいいところだと思うし、あとは僕も参加していた実感として思うんだけど、やっぱり朝霧JAMS’の存在が決定的にこのイベントの雰囲気を良くしてると思う。朝霧JAMS’は「笑顔と元気のおもてなし」っていうのを合言葉にして、ボランティアの自分たちもちゃんと楽しみながら、会場にいるみんなが楽しく過ごせるようにって思いを持って、普通のイベントだったらアルバイトがやってるようなことも全部ボランティアでやってるから、独特の一体感が生まれるんですよね。

    ※ 朝霧JAMS’の活動についてはこちらもご覧ください(今年の募集はすでに終了)
    朝霧JAMS’ | 笑顔と元気のおもてなし

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    朝霧JAMS’が中心となってつくる、朝霧JAMのいい雰囲気

    ─ 確かにそれはフジロックとの大きな違いなのかもしれないですね。ちなみに規模感がいまいちわかってないんですけど、ステージの大きさはどれくらいなんですか?

    みやち:メインのRAINBOW STAGEがフジロックのフィールド・オブ・ヘヴンよりもちょっと大きいくらい。うーん、一緒くらいな感じかなあ。

    ─ フジロックだとライブ間でめっちゃ渋滞するとかあるじゃないですか。そういうこともあるんですか?

    みやち:バスが通る道路を横切らないといけないのもあって止められたりもするけど、フジロックに行く人ならなんてことはないよ。距離的にもレッド・マーキーとグリーン・ステージほど近くはないけど、ホワイトとグリーンよりは近いと思う。MOONSHINE STAGEはサイズ的には少し小さくて、もうちょっと奥行きはあるけどフジロックのジプシー・アヴァロンくらいかな。小さなDJブースも別であって、今年は場所が変わってる可能性はあるけど、去年はどん吉パークのとこにもあったね。CARNIVAL STARってバーカウンターもあるDJブースが昔はあったけど、今年もあるのかな?(筆者注:あるみたいですね!楽しみ!)

    タイムテーブル発表!CARNIVAL STAR復活! – 朝霧JAM 2023

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    ─ 毎年場所が変わったりもする感じなんですね。ライブ以外のアクティビティも気になります。

    みやち:朝霧JAMS’がやってる朝霧ランドとキッズランドがあって、地元の富士宮市のPRブースもありますね。元々ある林を利用してデコレーションとかしてあって、林の中を探検して入っていったり。ティピーテントがたててあって、間伐材を切ったようなやつが自由に遊べるように置いてあったり。あと読み聞かせとかもあります。キッズランドに関しては基本的にボランティア募集するときにも、保育士さんだったり幼稚園教諭だったり、現役じゃなくても資格を持ってる人、あるいはその資格を取るため就学中の大学生や短大生がそこに応募できるっていう感じ。

    ─ それは小さなお子さんも安心して過ごせますね。

    みやち:あと救護も、看護師さんやお医者さんがボランティアで来てくれてて。そういうのが同じボランティア団体の中で各班のセクションがあって、それぞれの班に分かれていても、他の班がちょっと大変そうだから応援で行くってこともあるし、配属されたところ以外にも、何かトラブルで対処せなあかんっていうことだったらそっちに人を呼んだり。シフトは一応組んであるけど、地元との連携をとりながらそういう柔軟な運営ができてるのがすごいなと思って。

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    ─ この規模感でそういう運営をしているのはすごいですね。

    みやち:あと出店も「富士山人(ふじやまんちゅ)食堂」っていう言い方をして基本的には地元の飲食店が出店してて、必ずしも全部静岡のお店ってわけではないけど、かなり地元のお店感が強いかな。

    【朝霧JAM2023|マーケット・ワークショップ全リスト】今年の秋の最高の思い出を持って帰って – earth garden
    地産地消がキーワードの朝霧JAM「フェスごはん」 – 朝霧JAM 2023

    ─ どういう雰囲気なのかなってのが気になってて、フジのヘヴンみたいなイメージをしておくと近いですかね?

    みやち:まあヘヴンとかアヴァロンのイメージが近いかな?RAINBOW STAGEの下手側ではライブペインティング(今年は未定)をしてたりして、フジのヘヴンみたいな雰囲気があるかな。MOONSHINE STAGEも移動図書館がバスで来てた時もあったし、だいぶチルっぽいけどね。あとふもとっぱらのほうにはピーターパンCafeっていうキャンドル・ジュンがプロデュースしてるエリアがあって、ピラミッド・ガーデンっぽい夜の雰囲気もすごくいい感じで。

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    ─ 泊まらなくても行き来したいですね!ちなみにキャンプサイトはやっぱり結構争奪戦になりますよね?

    みやち:なりますね。リストバンド交換開始の時間まで、100m以上の列になってたりします。暗い中からみんな防寒着を着込んで椅子を出して、ホットワインとか飲んで。

    ─ すでに宴が(笑)。ある意味前夜祭みたいなもんですね。

    みやち:多分Aサイトの最前列とか一番いいところを取りたい人なんだと思う。なんでかっていうと、わりと最前列を取ってる人が毎年同じ顔ぶれなんだよね。「去年もいたよね君たち!」って(笑)

    ─ 毎年恒例の気合い入ったグループなんですね。ちょっと話したりしてみたいな(笑)

    みやち:あとAサイトはオーバーナイトできないから、日曜日に撤収しないといけなくて。でもオーバーナイトできるBサイトも土曜日は争奪戦になるんだけど、日曜日の午後だったらもう撤収してる人もいるから割といいところにテントをはれたりもするんだよ。だから日曜日の夜にAサイトからテントを持って、民族大移動みたいにBサイトに移動してる人も時々いる。

    ─ それも面白そう。みやちさんはずっと朝霧JAMS’として参加してて、去年初めてご家族とお客さんとして行ったんですよね。

    みやち:本当は2019年に連れて行くつもりでチケットを取ってたんだけど、台風で中止になっちゃって。でもずっと「子どものフェスデビューは朝霧JAMでさせたい」と思ってて、その後コロナにもなって連れて行けなかったんだけど、去年やっと念願の我が子のフェスデビューを朝霧JAMでできました。

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    ─ みやちさんは他にもたくさんのフェスに行ってますが、朝霧JAMでお子さんをデビューさせたいというのは何か決め手はあったんですか。

    みやち:やっぱり雰囲気かな。フジロックは基本的に何でもOKでそれがすごくいいところなんですけど、朝霧JAMはなにせキャンプをする人しか来れないからフジロックほど雑多な感じではなくて、それがいい感じの雰囲気と一体感になってるんですよね。そこでもやっぱり朝霧JAMS’の存在が大きくて、例えばゴミの分別の仕方が年によって違ったりもするんだけど、そのことをお客さんにアナウンスした時に、酔っぱらいの人がそれに笑顔で応えるってすごいと思うんですよ。酔っ払って他の食べ物と一緒にぐちゃぐちゃになってしまってる袋を持ってきて、それを分別してくださいってお願いして、その人がちゃんと分別する。それってすごいことだなと思うし、それができるのが朝霧JAMだなって思う。それは何でかっていうと、そこに笑顔のボランティアの人がいて、お客さんもみんなオールキャンプインで一体感あって、それに対して「そうだよね、このまま捨てちゃ困るよね」って自然となる雰囲気がある。

    ─ やっぱり雰囲気が大きいんですね。

    みやち:もちろん富士山も特徴だと思うけど、何よりもボランティアが多く関わってることによる雰囲気っていうのが朝霧JAMの最大の魅力だなって思いますね。アーティストのラインナップもこの10年15年で変わってきてるとは思うけど、それでも、やっぱり朝霧JAMを朝霧JAMたらしめてるのは、朝霧JAMS’がつくる雰囲気だなって思う。

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    格別のライブ体験をゆったりした時間の中で

    ─ ちょっとライブのことも聞きたいんですけど、端的に今までみやちさんが観てきた中でベストアクトって誰が思い浮かぶかなって。

    みやち:一番印象に残ってるのは、2006年にはじめて行った時の、MOONSHINE STAGEのSPECIAL OTHERSかな。ちょうどメジャーデビューした年だったんだけどその時はスペアザを知らなくて、ライブを観てみたら会場の雰囲気も相まってすごく良くて、帰ってきてからタワレコに行ってCDを買いました。あとはT字路sがすごく盛り上がってたのも今も覚えてるし、MOONSHINE STAGEのライブが印象に残ることが多いかな。ステージが低くてお客さんとの距離も近いから、前の方の盛り上がりが激しいんですよ。

    ─ より親密な感じというか。例えばフジロックでいえば苗場食堂みたいな?

    みやち:そうそう。RAINBOW STAGEだと自分の背よりも高いところにステージがあって前の方だと見上げる感じだけど、MOONSHINE STAGEは自分の目線よりも低いところにステージがあって、最前も盛り上がりまくってるし、モッシュでぐちゃぐちゃになってたりね。七尾旅人がステージから降りてきてお客さんの中で歌ってたのもすごく印象に残ってるかな。あとはウィルコ・ジョンソンをRAINBOW STAGEで観たときも感動したな。癌が発覚した後、日高さん(大将こと日高正博氏)が「毎年彼に目標を与えないと気持ちが落ちてしまって駄目だ」みたいな感じで来日ツアーとか朝霧JAMを毎年組んでた時期だったと思うんだけど、元気な姿を見られてすごく印象に残ってる。

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    ─ それはたまらないだろうなあ。あと今年のラインナップで楽しみなのは?

    みやち:気になったのは、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN。細野晴臣さんの孫がメンバーなんだよね。しかも結成が小学校四年生で一時期解散してたとか、変なエピソードが色々あって。toconomaも絶対朝霧JAMの雰囲気が似合うし、くるりも毎回いいよね。あとぜひ観てほしいんのは本門寺重須孝行太鼓保存会。やっぱり朝霧JAMって感じがするし、記念の催しみたいな感じじゃなくて単純にライブパフォーマンスとして十分すごい。なのに紹介する子どものMCは幼い感じで、めっちゃ練習したんだろうなってのが出てていいんですよ。ただライブももちろんなんだけど、朝霧JAMは野外音楽イベントっていうよりフェスティバルって言い方が本当に似合う感じがあって。

    ─ 例えば僕がはじめてフジロックに行ったときはタイムテーブルを見てせわしなく歩いて、ライブを中心に動いてましたけど、そういうところじゃない良さってことですよね。ずっとふもとっぱらで過ごす人もいるって聞くし。

    みやち:子どもを連れていってキッズエリアから動かないとかさ。「輪投げだったら別にここじゃなくてもできるだろ」みたいな(笑)。何回もやって富士宮のクリアファイルをもらったりして。

    ─ いいなあそういう感じ。今年現地で体験するのをとても楽しみにしてます!

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    interview & text by Hitoshi Abe
    photo by Rintaro Kume(インタビュー写真)、みやちとーる(朝霧JAMの写真、朝霧JAMS’提供)

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