「ライヴが始まる前」も朝霧JAM
- 2023/09/28 ● Column
朝霧JAMの土曜日は例年なら14時ころからライヴが始まる。ということは都内から車だと約2時間半くらいかかるので、朝出発すれば間に合う。もちろん、間に合うというのは渋滞や事故がなければである。
しかし、朝霧JAMこそ、早く着いてライヴが始まるまでを楽しむことをお勧めする。もちろん、キャンプサイトのよい場所を確保するために早くいくという人もいるだろう。それだけでなく、朝霧JAMのよいところは、朝10時ころ会場に着いてテントを建てたら、ライヴが始まるまでの何もない時間をゆったりと過ごすことなのだ。キャンプサイトでは早くも酒を飲んだり、肉を焼いたりしてライヴの始まりを待つ。といっても飲んだり食ったりしているうちにライヴはだんだんどうでもよくなり、ずっとキャンプサイトからでてこない人も多い。
余る時間で会場内を散歩するのもいい。ライヴが始まってしまうとステージ間の往復になり、意外と会場内を散策することもなくなるので、この時間に周ってみる。ここはまだテントが建ってないなとか、すでに盛り上がっているグループがいるよ、とか会場にこんなところがあったのか、という発見がある。さらに雲がなければ会場の至るところから富士山がみえるし、レインボーステージを見渡す小高い丘に登って晴れていれば駿河湾までみえるときもある。レインボーステージやムーンシャインのメインとなるステージ以外にもカーニバルスターとか音が鳴っているところがあるし、ワークショップがおこなわれているテントとかある……と書いていて、今年はサウナがあるらしいのでゆったりとした時間を過ごすにはちょうどいいのでは(事前の予約が優先されるようです)。ちなみに2017年には、この時間にレインボーステージ脇を野生の鹿が駆け抜けていったこともある。
では、どうやって早くいくか。朝霧JAMの注意事項には「車の出入庫時間を厳守して大幅に早く到着しない」とあるので、現地で待つことは厳禁である。それを大前提に早くいく方法を考えたい。
それは、「前日夜に出発して近くに泊まり、朝に会場へ」ということである。金曜日の夜、仕事終わりで出発して、近くまで移動してそこで泊まる。そうすれば、早起きすることなく、高速道路の渋滞も少なく(昨年、金曜日の夜に東名高速を使ったら事故渋滞に巻き込まれたが……)、余裕を持って会場に向かうことができる。大和トンネルとか小仏トンネルなどの土曜日の午前中に渋滞するスポットを金曜日の夜に抜けておくと安心感もある。それと友人たちと一緒になればフェス前の高揚感を先取りする前夜祭的な気持ちにもなれる、という効果もある。
そして泊まる方法は
・車中泊
・ホテル
・スーパー銭湯
の3つがある。それぞれを解説したい。
東京近郊から朝霧JAMにいくには、東名高速道路(新東名も含む)を利用する方法と中央高速道路を利用する方法がある。世田谷区以南の東京都から出発する人、相模原市あたりを除く神奈川県から出発する人は東名を使うだろうし、埼玉県や多摩地区などから出発する人は中央道だろう。
東名高速道路方面
まず、車中泊スポットとしては、高速道路のサービスエリア(SA)/パーキングエリア(PA)が挙げられる。なるべく会場に近い方がよいだろうから、せめて足柄SAまではいきたい。足柄SAには入浴施設もあるので、仕事からそのまま出発しても汗を流せる。新東名の駿河沼津SAもコインシャワーがある。あと足柄SAの手前(東京からみて)になるけど、中井PAにもコインシャワーがある。
ホテルは、工業都市でもある富士市や富士宮市にビジネスホテルなどがいくつかある。自分は昨年、新幹線の新富士駅近くのビジネスホテルに泊まり、新幹線を使って関西方面からきた参加者と合流して会場に向かったように、関東圏と中京・関西圏との参加者の合流にちょうどいい。
スーパー銭湯は富士宮市に「富嶽温泉 花の湯」というおそらく朝霧JAMのリピーターにお馴染みの施設がある。朝霧JAM終わりで利用した人もいるだろう。深夜も営業しているので、会場近くで仮眠したい人にはうってつけである。また、東名高速を西から来る人たちには「駿河健康ランド」がある。静岡市清水区なんで少し会場から距離があるけど、国道1号沿いの大きな24時間営業のスーパー銭湯だ。関東から向かう人にはあまり利用できないかもしれないけど、静岡市以西の参加者には使えそう。
中央高速道路方面
首都圏からだと談合坂SAまではいっておきたい。中央道のなかでは規模も大きく売店・食堂・食堂・トイレは充実している。そして大月ジャンクションから分岐して河口湖線に入り、谷村パーキングエリアもある。フードコートは深夜にやってないけど仮眠は可能だ。高速道路を降りて、国道139号線を朝霧高原を目指す途中にある「道の駅 なるさわ」はトイレなどの設備もあり、晴れれば朝には富士山を望むことができる。朝霧JAMが終わって利用される率が高い温泉施設「富士眺望の湯ゆらり」は10時〜22時の営業なので時間帯は合わないかもしれない。さらに会場に一番近い道の駅といえば「道の駅 朝霧高原」があるし、おそらく利用している参加者も多いだろう。食堂の営業は深夜にはおこなわれないので、別のところで食事を済ます必要があるが、朝霧JAMの会場まですぐそこというロケーションの魅力はある。
ホテルは、東名方面の富士市ほどではないけど富士吉田市にはいくつかビジネスホテルがある。もちろん観光旅館/ホテルも多い。さらに富士五湖周辺にはたくさんのペンションもあるけど、仕事を終えて出発して深夜近くに到着だと、ちょっと時間帯が合わないかもしれない。あと裏技というほどではないけど、カップルや小さい子どもがいる夫婦なら河口湖周辺のラブホテルに泊まってしまうという手もある。こういうときなんで非日常を楽しむくらいの気持ちでいくのもいい。フロントを通らず車ごとチェックインできるところが多いのも利点だ。ラブホテルなら東名高速方面も富士インター周辺をはじめとしていくつかあるのでそちらもチェックしたい。
一方、こちらのエリアには、仮眠が取れるスーパー銭湯/健康ランドはない。以前はあったけど、現在は残念ながらない。富士五湖、特に河口湖周辺にはいくつか大きな温泉施設があるけど、どれも深夜帯の営業はないので、夜、仕事終えてすぐ出発する場合、やっぱりどこかで汗を流したい。そうなると中央道経由であればホテルに宿泊するしかない。もしくは、多摩地区のスーパー銭湯に入ってから中央高速に乗るという手もある。
以上、朝霧JAMに早く着く方法をいくつか考えてみた。ここに挙げた情報は変わる可能性があるので、最新の情報は公式サイトでチェックしたい。また、特に車中泊に関しては、施設ごとのルールがあるので要注意。ごみや騒音などのマナーを守り、他の人たちに迷惑が掛からないように気を付けたい。
text by イケダノブユキ
イベント公演概要
朝霧JAM ’23
富士山麓 朝霧アリーナ・ふもとっぱら
2023年10月21日(土)〜22日(日)
<チケット券種(詳細はこちら)>
入場券
2日通し券 ¥19,800 (お1人様/税込)
※キャンプ利用を含む
1日券 ¥13,000 (お1人様/税込)
※一般発売から販売開始となります
※キャンプ利用はできません
※駐車場は「場外駐車場」となります
NFT(朝霧JAMのデジタルアート)特典付き入場券(2日通し券)
¥21,000 (お1人様/税込)
※キャンプ利用を含む
※NFT特典付き入場券とは
NFT(Non-Fungible Token)を活用することで唯一無二の価値をもった朝霧JAMのデジタルアート(アートワーク、ロゴ、フォト)特典がついた入場券です。特典は本番開催後に送付予定です。また、取り扱いは ローソンチケット のみとなります。
駐車券
場内駐車券 - SOLD OUT
¥10,000 (1台/税込)
※2名様より受付
ふもとっぱらオートキャンプ駐車券
¥12,000 (1台/税込)
※2名様より受付
ふもとっぱらパーク&キャンプ駐車券(場外駐車場)
¥8,000 (1台/税込)
※2名様より受付
場外駐車券(2日通し券)
¥5,000 (1台/税込)
※2名様より受付
場外駐車券(1日券)
¥5,000 (1台/税込)
※2名様より受付
※キャンプ利用はできません
<購入方法(詳細はこちら)>
一般販売 (先着順)
9月15日(金) 12:00 〜 開始
(※売り切れ次第販売終了)
・イープラス
・岩盤
・チケットぴあ
・ローソンチケット
・楽天チケット
ふるさと納税 (先着順)
8月4日(金) 18:00 〜 9月30日(土) 23:59
・ふるさとチョイス
入場券付きバスプランWEB販売
8月4日(金) 18:00 〜
・朝霧JAM オフィシャルツアーセンター(コラボレーション)