• 朝霧JAM’23 初心者向けおすすめ注目アクト12選


    朝霧JAMにある「楽しさの要素」って人それぞれで「音楽」「ロケーション」「ゆったりとした時間体験」と色々ありますよね。けど、個人的に一番「最高に楽しい!」って思えるのは、それら要素の掛け合わせがハマった時なんです。
    例えば「音楽」×「ロケーション」なんかは代表的な例で、この掛け合わせが生んだ化学変化から「ほとんど聴いたことなかったけど、朝霧でライブ観てから大ファンになった!」となったアーティストは、過去山のようにいるし、今年の出演ラインナップを見ても、そういった可能性を秘めたアーティストは間違いなく揃っています。

    とはいえ、中には「キャンプ目当てだから音楽はそんな・・・」とか「今年は知らないアーティストが多いな」っていう人も多いと思います。

    ということで今回は、今年初めて朝霧JAMに参加する、もしくは、キャンプが好きで朝霧に参加しているけれど音楽はそんなに詳しくない、そんな人向けに「朝霧に来たならこれ系のアーティスト観ておけば、絶対に気持ちいい体験ができること間違いなし!」そんなアーティストを12組ピックアップしました。

    朝霧JAM'23 初心者向けオススメアーティスト12選

    10/21(土)出演

    BAD BAD NOT GOOD(バッドバッドノットグッド)

    このトロント出身の新世代ジャズ3人組に日本で早くから注目していたリスナー層って、新しいもの好きのインディロックファンだった気がします。2010年ごろから活動をスタートして、ゴリゴリの生音でヒップホップをインストゥルメンタルでカバーしたりしているうちにタイラー・ザ・クリエーター、ケンドリック・ラマー、フランク・オーシャンからブーツィー・コリンズ、スヌープ・ドッグらにまで信頼される存在に。いわゆる音大卒とかNYCでしのぎを削るプレーヤー集団じゃなく、カレッジバンドがD.I.Y.でジャズ×ヒップホップをクリエイトしてきたことに日本のインディリスナーもシンクロできたんですよね。

    ちなみに私は前作『Ⅳ』リリース後のワールドツアーの一環だと思われるタイのフェスでステージを見たんですが、長いインプロを挟んでもどこか抜けのいいアンサンブルにユーモアも感じ、曲をガッツリ聴き込んでなくても存分に楽しめるアクトだったことを記憶しています。近作『Talk Memory』は彼らのベーシックであるジャズ×ヒップホップにブラジリアンや硬派なロックなど多彩なアプローチが聴けるので、朝霧でメンバー以外にどんなプレイヤーが参加するのかも楽しみなところです。

    CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)

    朝霧JAMオフィシャルサイトのCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINアーティスト紹介文を読むと「東京発の3人組コミックバンド……」とあり、確かにコミカルな味はあるけど、もちろんそれだけではない。ご存じの方も多いと思うけど、ベースのYutaは細野晴臣の孫であり細野のいわゆるトロピカル3部作を現代的なエレクトロ風味にアップデートしたのがCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINのアルバム『tradition』である。声とか雰囲気とか民俗音楽へのアプローチとか漂うユーモアなど、すべてが祖父から受け継がれていて、より洗練されオシャレになっている感じだ。聴いていて心地よい耳あたりは朝霧高原の空気に合っているので晴れ渡った昼間に聴きたい。

    Kassa Overall(カッサ・オーバーオール)

    ジャズとヒップホップの融合ってポップスでも進んでる印象がありますが、カッサ・オーバーオールの場合、どっちも常にあって境界線が溶けていく感じが独特です。今年リリースした新作『ANIMALS』ではフリージャズ的なアプローチをしながらポップソングの抜け感があったりして、かなり独特。さまざまなプレイヤーのフレーズをエディットして構築し、時に自分のドラムを後から加えたりするんだそうです。なるほど、本作がフライング・ロータスやエイフェックス・ツイン、スクエアプッシャーも在籍する名門「Warp」からのリリースなのも納得です。加えて彼はエレクトロ志向以降のカニエ・ウエストにも親近感があるらしく、ますますなるほど、なんですよね。

    そんな音源がライブでどうプレイされるのか。アンサンブルのボリュームは違うかもしれませんが、ドラムをプレイしながらラップするカッサや、音の抜き差し、メンバーのキャラクターなんかは下記、NPR Tiny Desk Concertの繊細にして大胆なプレイがヒントになるかもしれません。アルバムにも参加しているトモキ・サンダース(あのファラオ・サンダースの息子さん)をはじめ、辣腕揃いなのになんともチャーミング。長谷川白紙をゲストに迎える東京公演はSoldout。気になっている人は朝霧で見逃したら後悔すると思います!

    冥丁

    “LOST JAPANESE MOOD”というコンセプトだからこそ、日本人にとって懐かしさやどこにも存在ない日本の情景を感じさせるサウンドが特徴的な冥丁が、朝霧JAMに初登場です。2018年ピッチフォーク「ベスト・エクスペリメンタル・アルバム」に選出された『怪談』から高い評価を得るようになり、アンビエント/エレクトロ界隈で注目を集めています。気になっている方も多いのではないでしょうか?
    どこか寂しく孤独で自分ひとりのための音楽であるような気がして、東京の雑踏のなかや長距離バスのなかで輝く街をぼーっと眺めながら……というシチュエーションが至高だと思っていたけれど、ふもとっぱらの大自然に囲まれながら耳を澄ませばまた違った一面が見えてくるはず。当日はどのようなステージになるのでしょうか?音楽に身を任せ、身体を揺らしながらじっくりと聴き入りたい……!必見です◎

    OGRE YOU ASSHORE(オーガユーアスホール)

    去年のフジロック、深夜のRED MAQUEEにて電子音を中心とした3曲を50分間ノンストップでひたすら演奏し続けた姿が印象に残っている方もいるでしょう。あれは衝撃的でした。笑いが止まらないくらいかっこいいステージだった……。あの演奏を思い出すだけでも、今回の出演への期待値がグッと上がってしまいます。
    今年6月にリリースされた『家の外』では、メロウでありながらもクラウトロックにサイケデリアを盛り込み、真っ暗な部屋に引きこもってエンドレスで聴いていたくなるような、更に一線を画く1枚。唯一無二の存在として、そしてライブバンドとして我が道をひたすら突き進むOGRE YOU ASSHOREのソリッドな演奏は身体を包み込みながら、きっと私たちの精神を宇宙の彼方まで連れて行ってくれるでしょう。

    toe with 原田郁子(clammbon)、皆川真人

    日本屈指のインストゥルメンタル・バンド、toe。山嵜廣和(Gt.)、美濃隆章(Gt.)、山根さとし(B)、柏倉隆史(Dr.)の4人によるカオス(混沌)なアンサンブルは、単なるポストロックやマスロックなど、彼らのサウンドを形容するジャンルを軽く超えていく。
    今回のステージは、clammbonの原田郁子と、多くのアーティストのサポートキーボードを務める皆川真人を迎えたスペシャル編成。原田の柔らかく時にエモーショナルなヴォーカルと、会場の空気感と温度感を操ることに長けた皆川のキーボードとピアノの演奏は、toeの抒情的な美しさや剥き出しの激情的な演奏にさらなる化学変化をもたらすだろう。

    まだタイムテーブルが発表されていないので、どんなシチュエーションでのライブになるかはわからないが、もし日が暮れるぐらいの時間帯に観ることができたら、陽が落ちる情景も相まって最高な体験が生まれること必至だ。

    10/22(日)出演

    KITTY, DAISY & LEWIS(キティー、デイジー・アンド・ルイス)

    英ロンドン出身の長女のデイジー・ダーラム(Vo./Dr./P./etc.)、次女のキティ・ダーラム(Vo./Dr./Gt./etc.)、長男のルイス・ダーラム(Vo./Gt./P./Dr./etc.)、ダーラム三兄妹によるロックンロール・バンド。2010年のフジロック、フィールド・オブ・ヘブンに出演した時の彼女たちのパフォーマンスは衝撃的だった。当時のダーラム三兄妹の年齢は平均16歳。
    旬な音楽を聴いて育って影響されていても決しておかしくない年代なのに、彼女たちの演っている音楽は40〜50年代のロックンロール誕生に連なる本格的なルーツ・ミュージックという、まずそのギャップに度肝を抜かれた。
    あれから13年が経ち、スカやレゲエ、フューチャー・ファンク、ソウルも巧みに取り込みつつ、徐々に音楽の色味も多彩にはなってきたものの、そのルーツ志向は今も変わらない。

    Night Tempo(ナイト・テンポ)

    果たしてどっちのセットでやるのだろうか?2022年フジロック深夜のレッドマーキーを沸かせた昭和歌謡グルーヴなのか、最近発売されたアルバム『Neo Standard』のように洗練されたサウンドに女性ヴォーカルをフィーチャーしたシティポップをやるのか。『Neo Standard』であれば、小泉今日子、秋元薫、渡辺満里奈、早見優、鈴木杏樹、中山美穂、野宮真貴など、80年代に少年だったおっさんホイホイなゲストヴォーカルを迎えている作品なんで、朝霧JAMでその中の誰かが観られたら去年の満島ひかり並みに盛り上がってしまうだろ! と思ってます。

    OMSB(オムスビ)

    SIMI LABのメンバーであり、レーベルSUMMITに所属しているOMSB(オムスビ)。2021年は大ヒットしたテレビアニメ『オッドタクシー』の劇伴に、昨年7年ビルにリリースされた待望のアルバム『ALONE』は大好評!プロデュース業や客演などで長いキャリアを築いてきましたが、ここにきてようやっと頭角を現したように思います。
    感情を根底から揺さぶり、日常の何気ない生活から溢れ出る焦燥感や愛情に満ちたリリック。どこか孤独でありながらそっと優しく寄り添うようなメロディには、心をグッと鷲掴みにされます。朝霧JAMのステージを、心地のよい空間にしてくれるのは間違いないでしょう。客演もきっとあるはず……!誰が登場するのか、当日まで予想しながら楽しみにしていたい!

    くるり

    最近の彼らのトピックといえば、オリジナルメンバーの森信行が復帰して新しいアルバムを作っているということだ。森が脱退してから数多のドラマーがくるりの曲を叩いていたけど、約20年経て森がドラマーを務めることが感慨深い。先行して発表されたシングル”California coconuts”では原点に戻ったようなシンプルな編成でありながら細かい音が重ねられて、くるりらしい言葉と連動したメロディが味わえるものとなっている。

    10月に入ると、アルバム『感覚は道標』、その制作過程を記録した『くるりのえいが』と次々と発表があり、そのタイミングで朝霧JAM出演となる。前回出演は2006年であり、台風接近で中止となった2019年も出演者に名を連ねていた。そのときの無念の思いを払拭するようなライヴを期待したい。

    さらさ

    湘南出身、今注目の若手シンガーソングライター、さらさ。人間が持つ苦しく切ない心の叫びが生み出す音楽ジャンル“ブルース”の概念に影響を受けた彼女。自身が掲げた「ブルージーに生きろ」というワードをテーマにして、ネガティブな感情や事象を楽曲に落とし込むことでポジティブな感情へと転換している。
    彼女の音楽は、スモーキーなヴォーカルと哀愁漂うメロディが印象的で、ブルージーな香りは漂わせつつも、ソウル、R&B、ロック、ポップスなど、幅広いジャンルを内包し、彼女独自の世界観を作り上げていて、そんな彼女の魅力が、松尾レミ(GLIM SPANKY)をはじめ、さかいゆう、Michael Kaneko、dawgss、voquote他、数多くのアーティストを惹きつけ、ライブでの共演だったり、楽曲でのコラボレーションへと繋がっている。

    今回のステージは、おそらくシンプルなバンドセットでのライブになると思われるが、純度100%さらさのオーガニックな香り漂う彼女の楽曲は朝霧の空間に合うこと間違いない。思う存分、彼女の音に身を委ねて欲しい。

    sunking(サンキング)

    シアトルで結成し、現在はLAを拠点に活動するエクスペリメンタル・ジャズバンドのHigh Pulp。ファンク、ジャズ、フュージョン、R&Bをニュアンス豊かに融合する大所帯バンドならではのダイナミズムと先進性でSpotifyの人気プレイリスト「X-OVER JAZZ」のカバーを飾ったりしているので、アップリフティングなジャズを日常的に聴いているリスナーにはお馴染みでしょう。今回、朝霧に登場するのはこのバンドのボビー・グランフェルトとアントワーヌ・マーテルによる二人組ユニットsunkingです。現代ジャズの先鋭性を備えつつ、バンドもこのユニットも「ANTI-Records」からのリリースで、アティチュードにパンクを感じるあたり、腑に落ちます。

    バンドに比べ、よりジャンルの混交は自由度が高く、プログレッシヴ・ジャズ、アンダーグラウンド・エレクトロニック・ミュージック、そしてレゲエやダブをも、どこかデヴィッド・リンチを彷彿させるような悪夢や酩酊感の材料にしています。ガッツリ、演奏に集中するもよし、半覚醒で音に包まれるのもよし。ハマれるシチュエーションを確保して楽しんでみては。


    今回ご紹介しきれなかったアーティストの他にも、「音楽」×「ロケーション」による化学変化が起こり得るアーティストはまだまだいます。もし、あなたの中にそういった「化学変化を探す」楽しさが加われば、ますます朝霧JAMの虜になること間違いなしです!

    text by イケダノブユキ、石角友香、あたそ、若林修平

    イベント公演概要

    朝霧JAM ’23
    富士山麓 朝霧アリーナ・ふもとっぱら
    2023年10月21日(土)〜22日(日)

    <チケット券種(詳細はこちら)>

    入場券

    2日通し券 ¥19,800 (お1人様/税込)
    ※キャンプ利用を含む

    1日券 ¥13,000 (お1人様/税込)
    ※一般発売から販売開始となります
    ※キャンプ利用はできません
    ※駐車場は「場外駐車場」となります

    NFT(朝霧JAMのデジタルアート)特典付き入場券(2日通し券)
    ¥21,000 (お1人様/税込)
    ※キャンプ利用を含む
    ※NFT特典付き入場券とは
    NFT(Non-Fungible Token)を活用することで唯一無二の価値をもった朝霧JAMのデジタルアート(アートワーク、ロゴ、フォト)特典がついた入場券です。特典は本番開催後に送付予定です。また、取り扱いは ローソンチケット のみとなります。

    駐車券

    場内駐車券 - SOLD OUT
    ¥10,000 (1台/税込)
    ※2名様より受付

    ふもとっぱらオートキャンプ駐車券
    ¥12,000 (1台/税込)
    ※2名様より受付

    ふもとっぱらパーク&キャンプ駐車券(場外駐車場)
    ¥8,000 (1台/税込)
    ※2名様より受付

    場外駐車券(2日通し券)
    ¥5,000 (1台/税込)
    ※2名様より受付

    場外駐車券(1日券)
    ¥5,000 (1台/税込)
    ※2名様より受付
    ※キャンプ利用はできません

    <購入方法(詳細はこちら)>

    一般販売 (先着順)
    9月15日(金) 12:00 〜 開始
    (※売り切れ次第販売終了)
    イープラス
    岩盤
    チケットぴあ
    ローソンチケット
    楽天チケット

    ふるさと納税 (先着順)
    8月4日(金) 18:00 〜 9月30日(土) 23:59
    ふるさとチョイス

    入場券付きバスプランWEB販売
    8月4日(金) 18:00 〜
    朝霧JAM オフィシャルツアーセンター(コラボレーション)

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