ROOKIE A GO-GO経験バンドに訊く「フジロックってなんだ?」Vol.6: SABANNAMAN
- 2016/07/11 ● Interview
20回目の開催を機に、ROOKIE A GO-GO出演経験バンドに「自分にとってのフジロック」「フジロックが果たした役割」「これからのフジロック」etc…について訊くシリーズ企画。ゲートをくぐりグリーンステージ制覇に到ったバンドもいれば、去年のROOKIEに出たばかりのニューカマー、そして今は音楽活動とは別の道に進んだバンドも存在する。彼らの言葉を通して見えてくるフジロックの20年、そしてこれからとは?
6回目は去年、ROOKIE A GO-GOに出演し、メインゲートをくぐる権利を投票で勝ち取ったSABANNAMAN。1stシングルを4月にリリースしたばかりの20代前半、新世代ミクスチャーロックバンドです。あまりにも初々しいコメントからは、若さとレッチリ愛溢れる興奮具合が伝わってきます。
SABANNAMAN
Vo 吉田涼
Gt 上田雄
Ba 糸数航平
Dr 与那城直己
Q1:ROOKIE A GO-GOでのステージの思い出をなるべく具体的にお願いします。
吉田(Vo):かなり緊張してたと思います。ステージに出た瞬間、山の空気と夜風が気持ちよくてこれがフジロックのステージか、めちゃくちゃ最高じゃんって気持ちになったのを覚えてますね。あと、どんどんお客さんが増えてく景色にとても興奮したのが印象的でした!みんな自分達の事を知らないのに楽しんでくれていて純粋に嬉しかったです。
上田(Gt):風が気持ちよくて、ライブハウスとはまた違った音でとても楽しかったです。
糸数(Bs):出番が1番目ということもあってフロアの様子が全く分からず、かなり緊張して出ていったときに、昔からいっしょに対バンしていた先輩たちや、お客さんの顔が見えて、びっくりしながらも安心しました。演奏が始まる前は少し肌寒いくらいだったのですが、演奏が始まってからは良い意味で熱くなってきて、とにかく気持ちいいステージでした。
与那城(Dr):今まで経験したことのない環境でした。緊張もしていたんですが、とにかく夜風が気持ちよかったのと、お客さんが原っぱに椅子だったりをもって来てゆっくり見てたり、最前で盛り上がっていたりと自由で、とても気持ちよかったです!
Q2:ROOKIE出演前・後にフジロックに参加していますか?参加、出演した時の自分のライブの思い出や他アーティストのライブで強烈に記憶に刻まれたものを教えてください。また、それはどんな理由でしょうか。
吉田:自分達の出番前にフー・ファイターズを観にグリーンへ行ったのですが、なんだかよくわからないけどすげぇーってなってました。凄い空間でした。
上田:みんな楽しそうで、デカイ祭りみたいな雰囲気が楽しかったです。
糸数:ROOKIE出演前後はスケジュールの関係で他のアーティストのライブは見れなかったです。でも、グリーンから聞こえるフー・ファイターズの演奏の音を聞いて本当に自分はFUJI ROCKに来ているんだと、感動しました(笑)
与那城:まだ参加していません。
Q3:20年間のフジロックでいい変化、これはどうなのかな?と疑問に思う変化はありますか?
吉田:あまりわからないです。全てが最高だと思います!
上田:特にないです。フジロックってだけでサイコーですし、見たいバンドも沢山あるのでサイコーです。
糸数:正直のところそこまではわからないです。ただ音楽を好きになってから1997年のレッチリの映像は何回も見ました(笑) 20年たってもまたフジロックでレッチリを見られることは感慨深いです。
与那城:とくにわからないです。
Q4:フジロックを含め、日本に音楽フェスは根付いたと思いますか?
吉田:根付いてると思います。その中でもやっぱりフジロックは、音楽が好きな人が多いので凄いと思います!フェスも沢山増えましたけど、それだけライブが好きな人が多くなってきていい事だと思います!
上田:根付いてると思います。
糸数:根付いたと思います。どんな音楽を聞いている人もフジロックは知っていますし、それ以外の音楽フェスにも興味を持っている人は多いと思います。
与那城:ワンマンのライブだったりそれ以外の通常のライブよりフェスの方が盛り上がっている。注目が高くなっていると思います。
Q5:リスナー目線で現在のところ、今年のフジロックは魅力的ですか?もっとこんなアーティストが出演してほしいという要望はありますか?
吉田:魅力的だと思います!
上田:今年もやっぱり最高です。
糸数:魅力的です。大好きなレッチリも来ますし、在日ファンクやエゴラッピンなども個人的魅力です。完全に趣味だとJamiroquai、スティーヴィー・ワンダーが見てみたいです。
与那城:とても魅力的です。
Q6:20年目のフジロックに期待するアクト、ステージ、それら以外のアプローチなどの提案があればぜひ聞かせてください。
吉田:レッチリ見たいですねー!!
上田:レッチリとか、他にもめちゃくちゃ楽しみです。
糸数:フジロック自体を自分がまだ存分に体験できていないので、あまりわからないのです。
与那城:まだ純粋にフェスを楽しんだことがないのでわからないです。
Q7:フジロックがこれまで果たしてきたものとは?個人的にでもバンド的にでも、音楽文化的にでも構いません。
吉田:俺らみたいな若いバンドとかはいつかフジロック出演したいなーとか漠然と思っていて、そういう一つの夢として、デカイ存在としてフジロックがあると思います!
上田:日本にフェス文化を作ったってところだと思います。
糸数:音楽フェスというものを日本に根付かせたことだと思います。そして、フジロックという舞台が音楽をやっている人たちが憧れる舞台になっていると思います。
与那城:初めて会場に行った時、あれだけの規模の音楽フェスが日本にあるなんて信じられないってなるくらいとてもワクワクしました。個人的にはバンドをしていて、「いつかフジに出たい!」という目標、夢ができたと思います。
Q8:最後に投票によって今年のメインステージへの出場権を獲得した今の抱負を!
吉田:2015年のルーキーステージから僕達、SABANNAMANを選んで投票して頂いた皆さん!誠にありがとうございます!
たくさんの音楽好きな人達の気持ちで頂いたこのチャンス。しっかりフジロックのステージで返したいと思います!
3日目レッドマーキーで待ってます!
[過去記事はこちら]
• ROOKIE A GO-GO経験バンドに訊く「フジロックってなんだ?」Vol.1: told
• ROOKIE A GO-GO経験バンドに訊く「フジロックってなんだ?」Vol.2: Tempalay × Walkings対談
• ROOKIE A GO-GO経験バンドに訊く「フジロックってなんだ?」Vol.3: オレスカバンド
• ROOKIE A GO-GO経験バンドに訊く「フジロックってなんだ?」Vol.4: ダニー(ザ50回転ズ)
• ROOKIE A GO-GO経験バンドに訊く「フジロックってなんだ?」Vol.5: 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION/Gotch & The Good New Times)
取材・文:フジロッカーズ・オルグ
LIVE
7月13日(水)横浜F.A.D
7月16日(土)千葉LOOK
7月17日(日)大阪アメ村DROP
7月19日(火)静岡UMBER
7月21日(木)下北沢SHELTER
いずれも対バンあり。詳しくはオフィシャルサイトにて
http://sabannaman.com