今年で40周年!グラストンバリーフェスティバルってどんなところ?

4月 8th, 2010

今年で40周年!グラストンバリーフェスティバルってどんなところ?

フジロックのモデルになっていることで知られるイギリスのグラストンバリーフェスティバル(以下、グラスト)が、今年で40周年を迎えます。今年のヘッドライナーは、U2、MUSE、Stevie Wonderなのだとか。フジロッカーとしては非常に気になる海外フェスですが、イギリスということもあり、興味があっても中々足を運ぶにはハードルが高いのが事実。でも、フジロックを愛する人には、ぜひとも体験していただきたい! というわけで、グラストについて紹介していきたいと思います。

【フジロックと比べて一番違うと感じたこと】

お客さんの楽しみ方ですね。一昨年に初めて行った時は、仮装している人の多さにびっくり。フェスティバルを思いっきり楽しんでいる姿を目にして、会場を歩きながらお客さんを見てるだけでも十分楽しめます。面白いコスチュームの人を見つけては、写真を撮るのがクセになってしまうほど。カメラを向ければ何も言わなくてもポーズをとってくれるのが当たり前だったり、すれ違う時にハイタッチしたりと、そんなフレンドリーな部分もまた行きたくなってしまう理由の一つ。

去年はブルース・スプリングスティーンをその場にいたおばさまと見ることになったのですが、始まる前に、「来年は40周年だから、ぜひ来なさいよ」と教えてもらったり、「あれはフローティングランタンて言うのよ」と、暗くなると空に向かってお客さんが飛ばす光る物体を指して教えてくれたりしました。ぜひまたあの場所で再会できることを願っています。

【とにかく、広い】

グラストを経験した後は、フジロックでゲートからムーンキャラバンまでを、さほど遠いと感じなくなりました。なぜなら、グラストでは隣のステージへ行くのに同じかもしくはそれ以上歩く場合もあるから。去年の夜、朝までやっているエリアにテントから歩いていった時は1時間以上かかりました。初めて行く時に、行ったことのあるスタッフにどれくらい広いのか聞いたところ、「フジロックの10倍くらい」と言われ、実際に行ってみると、確かに…!? もしかするともっと広いのかも。

また、ざっくりとした地図しかないので、地図を見ているのにどっちの方向に行けばいいのかわからなくなることもしばしば。ようやく慣れてきた最終日に、地図を見るより道の分かれ目にある矢印に沿って歩いていったほうがわかりやすいと気づきました(笑)。

ちなみにタイムテーブルには12ステージしか書かれていけど実際にはもっとありますし、たくさんあるカフェでは、よくライブをやっています。去年は、なんとジョニー・デップが飛び入りで小さなカフェにてライブを披露したのだとか。うーん、さすが世界最大規模のフェス。

【衝撃のゴミ】

フジロッカーとしては、衝撃でしたね。食べ終わった後の食器をその場に置いていく姿に驚きました。そういうわけで、フェスが本格的に始まるのは金曜日ですが木曜日の時点でフジロックの最終日に勝る量のゴミが落ちています(笑)。最終日、ヘッドライナーが終わったメインステージはまるでゴミの絨毯。後から友達に聞いた話では、月曜日の午前中にはメインステージからゴミが綺麗に消えていたのだとか。

トイレが水洗じゃなかったり(女性用の立ちスタイルのトイレもあります)、お風呂に入れなかったりと(頭は水場で洗います)、ちょっと過酷な面もあるけれど、それを差しひいてもまた行きたくなる場所です。今年のチケットはソールドアウトしていますが、キャンセル分が4月11日のAM9:00から発売されるようです。詳しくはオフィシャルサイトでご確認を。