2010年締めくくりのレベル・ミュージック2発!
12月 1st, 2010

2010年もあとわずかとなり、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年の師走は、カタルニアのレベル・ロックの雄、オブリント・パス、さらには、フジロックでもその独特な節回しで、オレンジコートやパレス・オブ・ワンダーをかき回したルーデ・ハイファイ・バリオ・ビートが来日します。フジロックで、エスネ・ベルサと動いていた「番長」とでも言っておきましょうか。
まずはオブリント・パス。彼らは1993年にバレンシアで結成され、カタルニア地方の吹奏楽器「ドルカイナ」を世界で初めてロックに持ち込んだバンドであり、歌詞もカタルニア語となっています。このドルカイナ、どことなくバクパイプに似た音が鳴ります。土地の伝統とロックのみならず、スカ、レゲエ、パンク、果てはゴーゴル・ボーデロが巻き起こしたバルカン系のアプローチをもとりいれるバンドです。
バンダ・バソッティのストリート・ビート・フェスティヴァルへの参加や、ヴィーニャ・ロック・フェスティヴァルの歴史にもその名を連ね、ヨーロッパのみならず、サハラやキューバもツアーしているとのこと。10月のマヌ・チャオにひけをとらないライヴとなることは確実でしょう。
また、オブリント・パスの最終日となる7日より、入れ替わりの形で日本ツアーを開始するのがルーデ・ハイファイ・バリオ・ビート。今回のツアーではマイクを握ってのディージェイとなりそうですが、ラ・キンキー・ビートや、ラ・マキナのメンバーでもあり、ルーデ名義ではマヌ・チャオのリミックスに参加したりと、様々なプロジェクトに参加しています。
両者は、金沢や新潟といった日本海側も巡りますし、ルーデは秋田や仙台など、東北にも行きます。今年の師走も騒がしくなりそうですよ!
■ Obrint Pas – La Flama
■ Rude Hi-Fi feat. Che Sudaka – Evolution Rock (The Clash)
【info】
■ OBRINT PAS JAPAN TOUR 2010
■RUDE Hi-Fi aka BARRIOBEAT JAPAN TOUR 2010