ますます楽しみになると同時に、悩ましくもなる第二弾15アーティスト発表!

3月 18th, 2010

ますます楽しみになると同時に、悩ましくもなる第二弾15アーティスト発表!

さて、桜のつぼみも膨らみはじめた今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 第一弾での興奮が冷めやらぬ中、第二弾の発表です。

なお、今後発表されるフジ出演アーティストのいくつかは、姉妹サイト「Smashing Mag」のライター/カメラマン陣による、アメリカはテキサス州のオースティンで開催されている「SXSW2010」のレポートなどでもお届けできるだろう、と思っております。こちらもあわせてチェックしつつ、ニヤニヤしながら夏の到来を待ってみてはいかがでしょうか。

さてさて。まずは、2004年のレッドマーキー、2007年には満を持してのグリーンステージと、弾けるビートで苗場をかき混ぜた!!!が、再び登場です。今年はグリーンの夜か、あるいはホワイトのトリか…、是非とも闇を照らす光と共に見てみたいバンドです。元メンバーの死去というショックなニュースもありましたが、苗場では相も変わらず、見事なダンスフロアを作り上げてくれるはずです。

そして、「踊る」より、「巻き込まれる」という例えがふさわしい、メスティーソ(混血)バンドの筆頭オゾマトリも決定。例のごとく、シッチャカメッチャカになることでしょう。こちらはSXSWに出るそうなので、レポートを楽しみに待ってみたいと思います。今年、新作を発表するそうで、一足先に聴いた人の話によると、「過去の音源とはまるで違うけれども」と断りをいれつつ、「聴けば聴くほどオゾマトリ」とのこと。

最近ではPVでの映像表現も多種多様。ピタゴラ装置や色じかけなど様々なものが話題になっていますが、今回、3年連続の日本フェス出演となるミュートマスも、かつて、”ティピカル”で「長回し、逆再生」のPV撮影に挑んだことがあります。ライヴも相当ヤバいという噂なので、夕暮れ以降の時間帯に割り込んできそう、かぶりだなんだと悩んでしまいそう… 勝手ながらそんなことを思ってしまいます。また、最近いたるところでその名を耳にするMGMTも決定。レッドマーキーがくさい、と思うのですが、そうなると入場規制ともなりそうで、これまたなんとも悩ましいところ…や、想像ですけれど。

2006年、そのレッドマーキーで完全復活をアピールし、翌年はグリーンステージに登場したクーラ・シェイカーが決定。レッドでは過去曲を、グリーンでは当時の新曲を中心としたセットでしたが、今回は新旧織り交ぜたものになるのでしょうか。ともあれ、熱を帯びることは間違いなし。根強いファンはクリスピアン王子の元へ馳せ参じ、その一挙手一投足に惚れ惚れすることでしょう。

騒ぐのもいいけど、たまにはまったりと酔いしれたい、だってフジだもの…。えぇ、えぇ、ご心配なく。ハスキーな声の持ち主、ドノヴァン・フランケンレイターが海辺の景色を連れてきますし、今回が初出演となるコリーヌ・ベイリー・レイもおすすめです。そのコリーヌ、何とグラミー3部門にノミネート、とのこと。ハナレグミも大ファンだと公言しているようなので、要注目です。

また、周知されているバンドとは違う、別プロジェクトでの出演というのもフジの面白いところ。「掘ってるなぁ」という印象を受けますし、セッションや趣味から派生したという意味では、本人たちもいくらか気楽なのではないかと。今回発表された中では、フラテリスのジョン・フラテリこと、ジョン・ロウワーがコデイン・ヴェルヴェット・クラブとして、オールマン・ブラザース・バンドのデレク・トラックスは、奥方をフィーチャーしデレク・トラックス・アンド・スーザン・テデスキ・バンドとして登場します。

親父(フランク・ザッパ)が遺した、パズルのように複雑な音を再現するドゥイージル・ザッパのプロジェクト、ザッパ・プレイズ・ザッパもいよいよフジに登場。偉大すぎる親父の背中を見ながらも、仲間と楽しむ光景が目に浮かびます。

インディ・シーンからは、オアシスのフロントアクトをつとめたこともある、英国はニューカッスル出身のデトロイト・ソーシャル・クラブ、スウェーデンからはマイク・スノウが出演します。マイク・スノウは、ブリトニー・スピアーズやカイリー・ミノーグを手がけたプロデューサー(!!!)の集まりだといいますから、要チェック。

DJ2組も決定。リヴァ・スターがハウスやブレイクビーツを基本としながらジプシー音楽にラテンにと、様々な音をつまみ食いし、ラスコがダヴ・ステップでウーハーをブンブンと鳴らす…両者とも、夜のパーティ空間を盛り上げてくれそうなアクトです。

トロンボーン・ショーティ・アンド・オーリンズ・アヴェニューは必見。4歳からステージに立っていると言う彼は、トップのインタビュー動画にあるとおり、U2、グリーン・デイ、レニー・クラヴィッツと対バンしている強者。去年の朝霧ジャムでヒプノティック・ブラス・アンサンブルを見てホーンにはまりつつある… なんて人には、ステージで威風堂々吹き鳴らすトロンボーン・ショーティを是非。まだ20代半ばらしいですよ。(※「トロンボーン・ショーティ」といっても、ユア・ソング・イズ・グッドではありません。お間違えのないよう。)

最後に、今回発表分のアーティストリストを付けておきます。存分にチェックしてみてください!

!!! / CODEINE VELVET CLUB / CORINNE BAILEY RAE / DEREK TRUCKS & SUSAN TEDESCHI BAND / DETROIT SOCIAL CLUB / DONAVON FRANKENREITER / KULA SHAKER / MGMT / MIIKE SNOW / MUTEMATH / OZOMATLI / RIVA STARR / RUSKO / TROMBONE SHORTY&ORLEANS AVENUE / ZAPPA PLAYS ZAPPA (アルファベット順、敬称略)