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  • 感動したよ、アーティスト紹介:GRAHAM COXON

    「オルグスタッフのみなさま、おつかれさまです! フジロックの会場ではインタヴューも頂きまして、とても良い思い出が作れました。ありがとうございます。偏った内容ではありますが、拙いレポートをお送りします。お時間がありましたらお読みになってください。どうぞ宜しくお願い申し上げます」

     と、嬉しいメールを受け取ったのはかなり以前のこと。発表が遅れてすいません。でも、嬉しかったです。ということで、「感動したよ、アーティスト紹介」bleberry編です。


    frf04_graham_kuma1.jpg  忘れもしない1999年の夏。新卒で就職した年のフジロックに、私が心から愛するアーティスト=blurがグリーンの大トリを務めたのですが、金曜日の為に泣く泣く断念…。スキーをやらない私には苗場は未踏の地であり、確か(定かではないのですが)その頃の宿泊手段はテントのみだったのではないかと思います。

    (*注 : そんなことないですよ。民宿やホテルも取れました)

     アウトドアにも縁のない私は、結局その年は一人でフジロックを訪れる決心もつかず「今夜は苗場でblurのライヴかぁ…」とイジけて昼休みにぽそっと同期につぶやきました。そのときの同期の応えは「そういうコトはガマンしない方がイイよ!」という温かいコトバで、今もずーっと忘れられずにいます。それから5年後。数年前に転職で職場環境が変わった今も、残業アリが当然の日々で、フジロックは「仕事が休みずらい」という理由で毎年行くのを諦めていました。

     それだけにフジロックは私にとって憧れのフェスでもありました。

     今年は8年近く前にクアトロでライヴを観たSUPER FURRY ANIMALSやMorrisseyに魅力を感じつつ(いずれもキャンセルになってしまいましたが…)今回私が初参加をする決定打となったのは、その1999年のフジロック以来の来日でソロとしては初来日公演となるGRAHAM COXONでした。

     他にも魅力のアーティストが数えきれない程の出演で、友人とも話が進み、会社の先輩の理解も頂け、晴れてようやく夢のフェスへ足を踏み入れるコトが出来ました。(初日、2日めと楽しい時間を送り、その思い出も書きたい気持ちを抑えつつ、あえて今回はGRAHAM COXONに絞ったレポートをさせて頂きます)

    〜GRAHAM COXON @WHITE STAGE 1st August, 2004〜

    frf04_graham_kuma2.jpg  最終日のWHITE STAGEでは、GRAHAMのライヴの時間が近づくに連れ「この日をどれだけ楽しみにしていたか…あぁ〜早く観たい!」という気持ちに拍車がかかり、タイムテーブル通りにキチンと開演するフジロックの素晴らしい流れに感謝しつつ、登場までの間も期待で胸が膨らみドキドキして無意識に何度も時計をみてはスタートまでのカウントダウンを心の中で続けていました。

     私は下手側にいた為「いよいよ登場?!」というときにステージ袖でいきなりコードのようなモノにつまずく“ボーダー柄のTシャツと、ステージ名に相応しくホワイトのLeeのボトム”のGRAHAMが見え、思わず「うわぁ〜…GRAHAMっ!ホンモノだぁ…!」とGRAHAM再来日が実現したコトの喜びを噛み締めました。

     トレードマークであるメガネも健在で、どこか照れたような仕草と笑顔、優しい声と温かくチャーミングな雰囲気は、まさに今までのイメージ通り、変わらず彼そのもので、1曲めが終わるとメガネを機材の上に置きに行き、ソロアーティストとしてのGRAHAM COXONのライヴらしさが更に増しました。

    frf04_graham_kuma3.jpg  ステージのセンターにいる彼は水を得た魚のごとく、実にイキイキとギターを弾きまくり、唄い、勢い良く何度もジャンプを魅せ、30代半ばという年齢を全く感じさせず、むしろどんどん若くなっているのではないかと思わせるエネルギーを感じました。

     ジャンプの着地はと言うと、バランスを崩し本当に転んでしまっているのか、勢いのあまりステージ上に寝転がってしまい、そのまま引き続きギターをかき鳴らしているのか…とにもかくにもパワフルで魅力的、改めて「世界レベルの素晴らしいギターリスト」だと感じました。

     その魅力に釘付けで聴き入り夢中になっていたのは、私を含むオーディエンスのみならず(唯一雨に降られなかった日というコトもあるのか)GRAHAMは大の苦手とする虫たちからも多いに好かれてしまい、ステージ上で首の周りにしつこく集られ困りながら手で追い払いつつMCをするという野外の夜ならではの出来事が目の前で起きていました。

     いざパフォーマンスが始まると、そのようなコトも忘れ、カッコ良く曲をこなしていきます。オーディエンスからの呼びかけに「イエス!」と明るい笑顔で丁寧に応えてくれたり、「(日本のみなさん)どうですか?」といった内容で声を何回もかけてくれるやさしさと、アグレッシヴでエネルギッシュなプレイとのギャップにも、ぎゅっと心をつかまれました。

     パフォーマンス以外では、照れ隠しのように足下に置かれている赤い缶コークを手に取り、ぐいっとノドを気持ち良さそうに潤したり、楽しそうな笑みを浮かべながらメンバー同士と自然にアイコンタクトを取り合うGRAHAMの姿からも「(blurに)戻る必要性があるとは思えない。(戻っても)意味がないだろうし。僕はもう今は、新たな段階にいるんだよ」という彼自身のコトバがまさにしっくりとくる素晴らしいステージを目の当たりにし、いつまでも私の中に付きまとっていた「いつかまた(GRAHAMに)blurに戻ってほしい」という想いが、瞬時に払拭されました。

    frf04_graham_kuma4.jpg  ソロとしての初来日ライヴの成功を無事おさめると、温かいオーディエンスからの惜しみない拍手の中、清々しい表情を魅せつつステージを後にするGRAHAMでしたが、間もなく再びステージに登場。機材の上に置き忘れてしまったメガネを思い出したかのように取りに戻り、そして何事もなかったかのように、さっとメガネをかけてステージを後にした姿も彼らしく印象的でした。

    「いつまでもこうして苗場の夜の風に吹かれながら、音を楽しんでいたいなぁ」と感じたGRAHAMのライヴを、憧れのフジロックの空間で観られたコトが嬉しく、また再来日の訪れが早くも今から待ち遠しくなったのでした。

    by. blurberry

    感動したよ、アーティスト紹介」というコンセプトで細々と続いているこのセクション、いつもみなさんの原稿を待っています。すでに今年のフジ・ロックを振り返るよりも、来年のことを思い描いているような人も多いかもしれないけど、それでも今年の感動を語りたい人だっているはずです。ということで、単独のアーティストに関してはartists@fujirockers.orgまで、Subjectに「感動したよ、アーティスト紹介」と書いて、そして、今年のtop5に関してはtop5@fujirockers.orgまでSubjectに「今年のtop5はこれだ!」と書いて、最低600文字ぐらい目安で原稿を書いてメールで送ってください。さてさて、みなさんは誰に感動しました?
    The official site of

    GRAHAM COXON is;

    http://www.grahamcoxon.co.uk/

    unofficial sites...

    http://www.grahamcoxon.com/



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    " Spectacular, Pt. 2 [LIMITED EDITION]"



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    "Happiness in Magazines"
    (UK import / 国内盤(CCCD))




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    『Bittersweet Bundle of Misery, Pt. 2 [MAXI]』(US import)
    『Crow Sit on Blood Tree』(US import / 国内盤 / UK import)
    『ザ・キス・オブ・モーニング』(国内盤 / UkK import)
    『Golden D』(US import / 国内盤)
    『The Sky Is Too High』(US import / 国内盤 / UK import)


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