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    040622ben8453.jpg  ベン・ハーパーが「Welcome to the Cruel World」でデビューしてからすでに10年がすぎた。当初は、「なんで今頃、こんなブルースを...」と、「昔のブルースを演奏する奇妙な若者」といった見られ方をしていたものだ。実際、初来日をした95年1月も、同じようにデビューしたKeb Mo (最新作は『Keep It Simple』)とステージを分けるといったもの。Keb Moも素晴らしいアーティストで、フジ・ロックへの出演が待たれるが、Kebがとっぷりとブルースの世界に身を浸して進化しているのと比べて、ベンはあの当時から、レゲエやファンク、ソウル、ゴスペルといったルーツ指向のブラック・ミュージックだけではなく、フォークからカントリー、ヒップホップからスラッシュまでを飲み込んで独自の世界を作り出していた。

     それは、ライヴを体験すれば一目瞭然で、彼のロンドン・デビューを見た英国の雑誌、Straight No Chaserの編集長、ポール・ブラッドショウ氏はベンを『なにやらピーター・トッシュのような...』と描いていたものだ。が、あまりに偉大なアーティストを引き出すのに抵抗はあっても、どこかにピーターを遙かに超えたボブ・マーリーのイメージが重なっていたようにも思えていたものだ。

     それから幾度となくベンと罪なき犯罪者たちのライヴを見ているのだが、その時々にとんでもない感動を与えながら、彼が進化しているのがわかる。あれから1〜2年後、Gang StarrのGuruによるプロジェクト、Jazzmatazzの前座でロンドンのショーをやったときも、まだ無名の彼らをを前にざわめきが消えなかったのが演奏を始めたときのオーディエンス。演奏が進むにつれてそのざわめきが徐々に消えていったのだが、ベンがマイクを手放して、ステージのエッジから地声で歌い出したときの光景は今もで忘れられない。おそらく、3000人はいただろう、ホールが完全な静寂に包まれ、歌い終えるやいなやそれとは逆の割れんばかりの拍手と歓声が吹き出し、スタンディング・オヴェイションを受けていた。

     実をいえば、それと同じような光景を体験したのがこの6月23日のロンドン公演。いつにも増して気分が良かったのか、アコースティック・セットも多めに演奏し、最後の最後に名曲「Like A King/I'll Rise」(Welcome to the Cruel Worldに収録)を歌い出したとき、あの感動が再びここで繰り返されることになった。メディアや宣伝の力ではなく、ヘビーなツアーとライヴを繰り返すことで熱狂的なオーディエンスを獲得してきたのが彼ら。この会場に集まってきたファンの反応はすさまじかった。オーディエンスの歓声と叫び声と足踏みと拍手で耳が痛くなる体験なんてざらにできることではない。それが、起きたのだ。

     おそらく、デビュー10年にして、とんでもない領域に足を踏み込んだのがベン・ハーパー。今年のフジ・ロックで彼を見逃すなんて野暮なことはしないでしょう?真っ昼間の演奏だということで、どんな感じになるかは想像できないけど、ここでなにが起こるか興味津々だ。なにせ、同じく今年出演するThe Blind Boys Of Alabamaのアルバム「Higher Ground」にも姿を見せているのがベン。しかも、ここでは彼の曲がカバーされているのだ。ひょっとしてひょっとすると、彼らの共演が実現するんじゃないだろうか... なんて思ってしまうのだ。ま、大将曰く、「そんなの来てからじゃないとわからん」とは言ってるけど、お願いはしてくれるかもしれないみたいだし...

     ちなみに、もし、チャンスがあったらぜひチェックしてもらいたいのが「Live at the Hollywood Bowl」。これはファン必見よ。

    written by hanasan


    album info :

    『Welcome to the Cruel World"
    "US import / 国内盤
    "Fight For Your Mind"
    US import / 国内盤
    "The Will to Live"
    US import / 国内盤
    "Burn To Shine"
    US import / 国内盤
    "Live From Mars"
    US import with 『Diamonds on the Inside』 / UK import / domestic
    "CD Box Collection" (collection of the first 3 albums)
    US import

    DVD info

    『Live at the Hollywood Bowl』
    US import / 国内盤
    (US importも国内のDVDプレイヤーで再生可能です。日本語の字幕もついています)
    "Plesure and Pain"
    国内盤 / US import)
    "270 Miles From Graceland
    to Bonnaroo 2003
    "(US import)
    "2to Bonnaroo 2002"(US import)
    "Standing in the Shadows of Motown"(US import)
    (なお、この輸入盤は日本のDVDプレイヤーでは再生不可能です)
    "One Love: Bob Marley All-Star Tribute"(US import)

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