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失意と混乱と... 雨と風と... [1997.7.27/12:00]
失意と混乱と... 雨と風と... なにもかもがごっちゃになっている。フェスティヴァルが中止と決定されてから、いく人もの赤リボン軍団に出会った。miffy、治男、あきら... 全ての人の名前はチェックできてはいないが、彼らと記念の写真を撮影しているので、その辺は写真でチェックして下さい。
なんでも河口湖あたりでは天気が良くて、未だに中止が信じられないといって会場を目指している人がいるという噂も耳に入ってくる。が、残念ながら、中止はどうしようもない。会場にやってきたシーナ&ロケッツの二人、鮎川誠&シーナも残念でたまらないと語っていた。なんでもSCOTSと今日は一緒に演奏する話が決まっていたということで、曲名もコードもチェックして楽しみにして会場にやってきたというのだ。また、シーホーシーズのメンバーも会場をうろついている。諦めきれないのだろう。26日から取材をすすめていた今井智子さんも残念でたまらない様子で、悔しがっている。それはこのウェッブを制作している僕らだって変わらない。誰もが会場を後にするのを躊躇しているのだ。
今、大将がここに来ているんだが、彼に今井さんがこういっていたのが印象に残る。
「とにもかくにも、フェスティヴァルをやろうとしたこと、そして、中止の決断をしたことを賞賛します」
ありがたいお言葉だ。反省すべきことは多々あるだろう。でも、今はそれを検証するよりも、会場にやってきた人たちを安全に送り返さなければいけない。まだ、誰にとってもフェスティヴァルは終わっていない。
また、このときになってやっと会えた赤リボン軍団もいた。ちょっとした記念撮影の後に、またレポートを送らなければとコンピュータにしがみついている。ひょっとしてこれが会場から送るレポートの最後となるかもしれないが... まだまだこのページは終わらない。
そう思いながら、状況をチェックしようと外に出るとまた見つけたのが赤リボン軍団。同時に、今回のダンス・テントでDJをするためにやってきた○秘ゲストのジョー・ストラマー(知らない人はいないと思うけど、the ClashのJoe Strummer)が歩いてきた。そして、"Let's Get Together" Boardに書き込みたいからと、hana&yukiが働く電脳部隊オフィスに参上。メッセージを書き込んでくれた。その時、赤いリボンのことを説明すると、彼はすばらしいアイデアだと絶賛してくれたのが嬉しい。赤リボン軍団の人たちはぜひ彼のメッセージをチェックしてほしい。まだどうなるのかもしれないのに、彼は新しいバンドと来年のフジ・ロック・フェスティヴァルにやってくると語っているのも限りなく嬉しい。富士は今もロックしている!彼の言葉からそれを感じたものだ。そう、フジはこれからもロックし続ける。また、会おう。
※原稿本文中、(7月27日の原稿アップ時に)今井智子さんがあたかも27日に現地入りしたかのような記述がありましたが、それはウェッブ・ディレクター&ライター、花房浩一の間違いでした。今井智子さんには深くお詫びいたします。また、そのご指摘により、「今日取材を予定して現地入りした今井智子さんも」を「26日から取材をすすめていた今井智子さんも」という風に書き換えましたことを、ここにご報告いたします。
1997.7.27 Reported by hana
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