リキッドへブンに行ってきました。

5月 10th, 2010

リキッドへブンに行ってきました。

去る4月29日に行われたリキッドへブンにて、一足お先にフジロック気分を味わってきました。
この日のリキッドルームは、会場内は至るところにフィールド・オブ・ヘブンの要素が散りばめられ、ライブはもちろん食事やお酒、買い物などもできる楽しいイベントになっていました。まず最初に足を踏み入れたのは、2階のリキッドロフト。この日はトウキョウ・ヘンプ・コネクションやスロウ・タートルなどが出店し、いつもとは違った雰囲気。ホールのある1階との行き来が自由だったため、ライブの合間にひと休みしにくるお客さんで賑わっていました。

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そして1階に降りると、バーラウンジ。ドリンクメニューには東京エールが入っており、まずは味わい深いビールで喉を潤します。そして振り返るとフィールド・オブ・ヘブンでもおなじみのルヴァンと東山食堂が並び食欲をかき立てます。東山食堂では、黒豚を使用した角煮丼とひよこ豆と牛ハチノスが入ったイタリア丼の2種類があり、迷った人にはハーフ&ハーフ(どっちも!)を選ぶこともできるようでした。

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ホールに入ると、天井にはいくつかのミラーボールを中心に白い布がゆらゆらと揺れ動いており、照明の色や効果によって様々な表情を見せてくれました。1発目の名古屋発のエーファンク・シンジケートは2つのギターのハーモニクスが印象的なバンドで、のっけから波紋のように広がる音で会場を包みました。続いてらぞくは、今年のフジロックが晴れるようにと想いを込めてと”祈り”を演奏、ボーカル竜太の澄んだ歌声が苗場の青空をイメージさせてくれました。また、ライブペインターのグラビティ・フリーは演奏中にもくもくと絵を描き続け、彼らの独特なセンスで、次々に会場に放たれていく音を神秘的な絵に変えていました。

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そしてオーガニック系イベントでは欠かすことのできない存在であるダチャンボの盛り上がりは最高潮で 、気持ち良さそうに音に酔いしれて踊る人たちの笑顔が印象的でした。そして、2年半ぶりに復活を遂げたシアターブルックの登場。代表曲の”ありったけの愛”では、のびのびと演奏をする佐藤タイジの姿から高まるエネルギーが感じられ、フジロックでの演奏も期待できそうです。(尚、Smashing Magではダチャンボとシアターブルックのフォトレポートが見られます。)トリである大御所、マジェスティック・サーカスは雄大でかつ宇宙的なサウンドで、最後までどっぷりと音に浸かることのできるアクトで私たちを楽しませてくれました。「このまま野外に連れ出して欲しい!」そんな思いを残しながら、残り3ヶ月を切ったフジロックへの思いが高まるイベントでした。

text by org-tammy photo by org-naoaki