?フジロックの底力?Boardwalk Don’t Run Vol.31リポート
6月 4th, 2010
森林の中を車いすでも移動できるバリアフリーの木道として2002年から設置が始まった「苗場インディペンデンス・ボードウォーク」は、フジロック名物であると同時に苗場の観光名所にもなっています。新緑、水芭蕉、紅葉と散策を楽しめますが、冬を越えるたびにカラマツから切り出した板はダメージを受け、老朽化が進んでいます。今年は大雪のせいで傷みがひどく、所々に穴が開き、崩れ落ちている部分も見られました。
傷んだボードウォークを補修するため、2010年最初のキャンプが5/29(土),30(日)に開催されました。新緑と雪が残る尾根が美しく、涼しいと言うよりまだ寒い苗場に、今回は30人程の参加者が集まりました。フジロック開催中はホワイトステージとなる広場にテントを張り、バーベキューや温泉を楽しみながらキャンプをします。補修作業は苗場旅館組合の監督のもとに木材を運搬し、釘を打つといった文字通り地道なもので、柔道で鍛えた鋼の肉体を持つ友人ですら「握力が無くなった…」とつぶやいていました。トンカチの小気味よい音が鳥や蛙の鳴声と共に森にこだまし、祭りが近づいて来る足音のように聞こえます。
ボードウォーク・キャンプは『日高大将&スマッシュのスタッフ』と『旅館組合』と『フジロッカーズ』が一緒に作業し、食事をし、語り合える場でもあります。『主催者』と『会場(苗場)』と『お客様』が一体となり、協力しあうことでフジロックが成り立っている事を実感できる貴重な時間です。
大型フェスのバブルが弾けたと言われる昨今ですが、オーガニックで暖かいフジロックの底力をボードウォーク・キャンプにて感じる事ができますよ!
次回以降の今年の予定は
[第32回 ボードウォーク・キャンプ]and [100万人のキャンドルナイト]
2010年6月26日(土)、27日(日)
内容:補修作業、オレンジコートスロープ
[第33回 ボードウォーク・キャンプ]
2010年7月17日(土)、18日(日)、19日(祝)
内容:みどり橋架け、補修作業、最終チェック
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