• Räfven(レーヴェン)同行紀・前編


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    1日目:チャラン・ポ・ランタンとの共演〜クリスタル・パレス

    いよいよフジロック本祭が始まり、レーヴェンの最初の動きは、チャラン・ポ・ランタン@フィールド・オブ・ヘブンへのゲスト出演からだった。全員ではないが、メンバーがチャランポのマイクロバスに相乗りする形で出発した。

    この共演のきっかけは、まだチャランポが駆け出しだった頃にさかのぼる。小春は、日替わりママをつとめていた店でレーヴェンを流し、たびたび「共演したい、前座をやりたい」と漏らしており、日本でのセカンドアルバム『スウェーデンの物語〜Svensk Kultur』発売時に、妹のももをタワーレコード渋谷店のサイン会へと派遣した。そして、音源と、「同じステージに立ちたい」旨を記した手紙を渡していた。

    4年間で力をつけたチャランポはメジャー・レーベル、エイベックスへと移籍。アンクルオーウェンそのものはインディーズ・レーベルだけれども、流通に関してはエイベックスの扱いとなっている。今回の共演はレーベルメイトということで、トントン拍子で進んだのだった。そして、レーヴェンの側も、当時の手紙を大切に保管していた。

    大盛り上がりで終わったヘブンでのコラボののち、スペースシャワーTVの取材対応にあてられ、18時30分からはクリスタル・パレスへ出向いてリハーサルを行った。このステージは、ライヴの前後にDJが出演するため、開演してからは音が途切れることがない。つまりは、出番直前のサウンドチェックが一切できないため、タイトなスケジュールだろうが、どうしても外すことができないものとなる。これは、レーヴェンを超える6ステージの出演をこなしたペロスキーとて同じだ。みっちり2時間弱、テントの特殊な響きを確認してホテルへと戻るが、40分後には苗場食堂へと向けて出発するスケジュールとなっており、かなり慌ただしい。アンクルオーウェンが昨年に呼んだバーバレラス・バン・バンのヴォーカル、バーバラは、1時間足らずの間に衣装だけでなくメイクまで変えていたが、それに比べれば、まだ楽なのかもしれない。

    レーヴェンにとっては、苗場食堂が最初の公式ステージとなる。6年ぶりのカムバックは満員御礼、大歓迎といっても良いもので、ワールドレストランのゲートの奥まで人だかりが続いていた。苗場食堂を発ったのは24時ごろ、徒歩で直接パレスへと向かった。クリスタル・パレスのライヴは、マーティンが床板を踏み抜いたりと大騒ぎのうちに終了。出番を終えてもなお、メンバーはパレス・オブ・ワンダーに残り、苗場の夜を満喫していた。スタッフとて、「いつ寝ているのかわからない」という連日連夜の飲み会が幕を開けたのだった。

    ※Räfven(レーヴェン)同行紀・後編


    公演詳細

    ■東京
    2015/10/8 (Thu) Shibuya CLUB QUATTRO
    OPEN 18:30 START 19:30
    前売り:¥5,800

    お問い合わせ
    SMASH 03-3444-6751
    HOT STUFF 03-5720-9999

    ■大阪
    2015/10/9 (Fri) Umeda CLUB QUATTRO
    OPEN 18:30 START 19:30
    前売り:¥5,800

    お問い合わせ
    SMASH WEST 06-6535-5569


    ライブ写真:MITCH IKEDA
    その他写真・文:西野タイキ

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