この記事を、「初めてフジロックに行くけど、何を準備すればいいの？気を付けることある？」と思っている全ての皆さまに捧げます！

フジロッカーズ・オルグにて、これまで発信してきた記事を紹介する形で、持ち物（マジで大切）、会場での過ごし方（休憩はこまめに）、キャンプのHow to（初心者必読）といった基本情報を紹介します。さらに、例年とは異なる今年独自のガイドラインの中から、特に気を付けたい点をピックアップしてお届けします。

服装や持ち物に関する準備は、会場での体調管理にも大きく影響するので、ぜひ最後までチェックよろしくお願いします！そして先輩フジロッカーの皆さま、2021年にフジロックデビューする皆さまに、1人でも多くこの情報が届くよう拡散のご協力を何卒よろしくお願いいたします！

※フジロック公式サイトの「8月の苗場の環境について」もぜひ確認を。持ち物FAQも載っています。

Photo by Munekawa Masami

【持ち物編】

ぶっちゃけ、準備するものは色々あります。多少お金はかかります。でも、ここをケチると痛い目をみる可能性大。会場となるのは、寒暖差のある標高約1,000mの山です！「フェスに行く」以前に、まずは「山に行く」という自覚を。日中は暑いし、朝夜は寒いし、どしゃぶりの雨も降るし、刺されると大変なことになる虫もいます。こうして書いてみると、フジロッカーって何てタフなんでしょう。

■ 60代からのフジロック～初参加で気をつけたい持ち物＆過ごし方～
初参加に年齢は関係なし！実体験の感想も参考に。おすすめ休憩スポット情報は、熱中症対策としても役立ちます。

■ フジロックマストアイテム！？　個人的にもっていってよかったもの10選
フジロッカーの貴重なリアルレポ！あると助かるプラスアルファの持ち物として参考にしてみてください。ちなみに、アウトドアチェアについて、組み立て式タイプは持込み禁止に。フジロック公式サイト「会場内持ち込み禁止物」もチェックを。

■ フジロックをもっと楽しもう！モアファン座談会 初めてのフジロック編
初参加の失敗談は勉強になりますね。初めて参加する皆さま、防水の靴や長靴の準備を！強めの雨とフジロックは基本セットで考えて準備を。

Photo by Munekawa Masami

【キャンプ編】

袋から出してみたら、テントじゃなかった！（人はそれをタープと呼ぶ）。そんなニアミスを避けるためにも、必ず最低1回は、フジロック前にお試しテント設営を。寝床、タイセツ。フジロックもキャンプも初！という華麗なWデビューを果たす方も、そうじゃない方も、キャンプinフジロックを楽しく快適に過ごすポイントを事前にチェックしておきましょう。

■ CAMPERへの道
テントを上手く張るコツを写真付きで丁寧に解説。また、キャンプサイトで、どんな場所に張るのが良いか紹介しています。初心者必見！

■ キャンプよろず相談所から見たフジロック
自分のテントがどこかワカラナイ！？初めてのキャプサイトは土地勘がないので余計にテント迷子になりがち。その回避策も載っています。

Photo by Munekawa Masami

【会場編】

今年は、無理をせずこまめに十分な休憩を取りながら楽しみましょう。自然に囲まれた会場内には、川や森があり、休憩できる場所が点在しています。ぜひ、会場の予習をして、快適に、そして健康的に楽しく過ごせるよう心がけてください。尚、今年はエリアやステージの場所が例年と一部異なるため、フジロック公式サイト「今年のステージ・施設ガイド」も合わせてチェックを。

■ FUJIROCK　EXPRESS 19 （エリアレポート）
毎年フジロック会場から最新レポートを届けているサイト。前回2019年の「エリアレポート」のページには、会場の写真が満載。サイト内検索もできるので、気になるキーワードを入れて準備に役立ててください。

＜例えば＞
・グリーンステージ後方の木陰エリアの様子はこちら。
・ドラゴンドラ（日本最長のゴンドラ）に乗って行く天空エリア、デイドリーミングの様子はこちら。
・豪雨の翌日の会場の様子はこちら。

■ ある日のフジロック
事前に脳内シュミレーション！ライブ以外にも、楽しみは色々。フジロックでの過ごし方の参考にしてみてください。

■ 【コラム】4つのメインステージ
それぞれ異なる個性を持つフジロックの各ステージ。ぜひ会場の奥まで足を運んで、フジロックの様々な顔を楽しんでください。

■ 2021年のフジロック、8月の苗場ってどうなんですか？ 気温調査編（再掲載）
全員必読！

フジロック公式サイトより

【気を付けたい今年のガイドライン】

フジロックフェスティバル「感染防止対策ガイドライン」の内容は、もう確認しましたか？まだの人は、今すぐチェックを！必ず、事前に内容を確認してから来場をお願いします。ここでは、このガイドラインの中からいくつかピックアップして、気を付けたいポイントと共にご紹介します。

■キャンプサイト含め全エリアお酒持込みNG
日高大将から禁酒のお達しがあった通り、キャンプサイトを含め、全エリアにお酒を持ち込むことはできません。今年は、全員で我慢です。断酒＆ダンス──おそらく最初で最後となる（なって欲しい！）この激レアな体験を、逆に楽しみましょう！
ちなみに、各ステージエリアに持ち込める飲食物は「水分補給用のペットボトル飲料のみ」です！

■各所で検温あり＆37.5度以上は入場不可
入場ゲート以外にも、シャトルバスの乗車時やキャンプサイトゲート等にて検温が実施されます。発熱する要因は様々ですが、37.5度以上ある場合や検温を拒否した場合、会場に入ることはできません。体温計を持参して、自分でチェックできるようにしておくと安心ですね。

■体調管理は万全に！
疲労や熱中症が原因で熱が出る場合もあります。体調を崩さないためにも、疲れたなと思ったらすぐ休憩して、無理をせず過ごすことも大切。日よけの帽子や携帯扇風機、ネッククーラーなど熱中症対策も万全に。また、免疫力が下がってしまう状況に極力ならないよう、体温低下も絶対に避けたいところです。身体が冷えないように、寒暖差に対応できる服装や、本格的な雨具を準備することも非常に大切。汗や雨で濡れた際の着替えも十分に用意しておきましょう。

■常時マスク着用は必須
不織布マスクが推奨されています。炎天下で長時間着用することも想定して、形状等、少しでも楽に着用できるものを事前に試しておくと良いでしょう。汗をかくだけじゃなく、雨で濡れてしまうことも考慮して用意する数には余裕を。また、使用済みマスクは密封できる袋に入れて廃棄してください。感染防止対策グッズとして、袋も十分な量を準備しておきましょう。

■今年の主な変更点
フジロック公式サイトにて、例年と異なる主な変更点をチェックできます。開催にあたってのメッセージも、一読を。

以上となります。

初めてのフジロックで、何を準備すればいいか、どう過ごせばいいか、イメージできましたでしょうか。予想していたより色々と大変だな、と思った方もいるかもしれません。でも、感染のリスクを回避して、安心・安全にフジロックを過ごすためには、お互いを思いやる一人ひとりの意識・行動が本当に大切だし、不可欠だと思います。

感染症防止対策ガイドラインを読むと、どうすればフジロックに携わる方々の安全を確保して開催することができるのか、実現に向けて徹底的に追求し続けた結果を感じとることができます。2021年の特別なフジロックを創り上げる一員として、ガイドラインの遵守に、ぜひご協力をお願いします。

今年、苗場でフジロックが開催できるのは奇跡に近いことなのかもしれない、、、開催の発表から何度もそう思ってきました。この状況の中で開催を決定し、実現に向かっていることに、フジロッカーのひとりとして感謝しかありません。

NO FUJI ROCK, NO LIFE.
皆さんと苗場で会えることを心から楽しみにしています！

Text by Eriko Kondo