• BLOODEST SAXOPHONE x T字路s x BIGBOB AMEMIYAインタビュー


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    ブラッデスト・サキソフォン x T字路s、それぞれのライヴ評

    ─甲田さんにお訊きします。初めてご覧になられた、T字路sのライヴはどうでした?

    IMG_9369甲田:最高っすね! 音源や映像では知っていたんですけど、共通の知り合いがいっぱいいるんですよね。近所の居酒屋で飲んでいたんだけれど、そこの方がT字路sのことがほんとに好きで、BGMでずーっとかけててくれて。「ああ、いいなぁ、まさかこんな所で聞けるなんてなー」とは思ってて。

    ─居酒屋は似合いそう。(※)

    ※フジロック・エクスプレス英語版におけるT字路sのレポートでは、初見の外国人ライターが、演奏を「バリトンのようなギター、ポール・マッカートニーのようなベース」、伊東妙子氏の声を「200ガロンのウイスキーを飲んで、2000箱のタバコを吸ってできあがった声」と評し、バンド関係者の中で大いに話題となった。

    甲田:あとね、T字路sが凄いと思うのは、ヴォーカルとギターとベース、基本はこの3つだけじゃないですか。ドラムが入ったり、トランペットが入った形は相乗効果が生まれてて、それはそれで凄く良いんですけど、二人だけで演奏していても、音が寂しくないんですよね。まったく物足りなさを感じない。二人の呼吸と、唄の存在感が本当に凄いですよね。堪能しました。

    伊東:嬉しいです!

    篠田:ありがとうございます。

    ─T字路sのお二人から見たブラサキはどうでした?

    篠田:素晴らしいですよね。僕は、以前に同じイベントに出た時に見たことがあって。クールで、ある意味怖いイメージもあったんですけど、でも、今日の自主イベントは笑わせたり料理を作っていたりと面白い一面も見れて(※)、とても親近感が湧きました。

    伊東:もう最高でした。かっこいいし、篠ちゃんが言うように親近感も湧いたし、なにより凄い演奏力だよね。

    篠田:本当に凄い。

    甲田:ありがとうございます!

    ※ブラッデスト・サキソフォン主催の「Snuck宇宙」は、笑いのためのワンコーナーがある。主役は例外なく、バリトン・サックス担当のユキサマ。彼は一般応募で「NHKのど自慢」に出演し、鳥羽一郎の”兄弟船”を熱唱したことも。「のど自慢」と「フジロック」両方のステージに立つのは、鳥羽一郎に続いて2人目だと思われる。

    フジロックは楽しむところ

    ─今年のフジ出演に向けて、意気込みをお聞かせください。

    IMG_1242BOB:クリスタルパレスは、写真などではよく見ていて、雰囲気がとても魅力ありますよね。そんなところでできるというのは、ものすごく楽しみです。趣味もバラバラなお客さんがいっぱいいるだろうし、だからこそ、いつも通り、昔からやっているスタイルでいきます。どんな反応が帰ってくるのかも楽しみですね。いい酒の肴になって、皆さんがニンマリできるような流れを創れたらいいと思ってます。ただ、ブラサキとジュウェル・ブラウンの後だから、その余韻を壊さないようにやらなきゃいけないな、という部分はありますね。

    甲田:そんなこと言ってぶち壊すかもしれない(笑)

    BOB:あるかもしれない(笑) まあね、DJが先にいろいろと仕込んでるなんて、そんなかっこ悪いことはないから。現場で考えて曲を選ぶものだからね。

    ─ありがとうございます。T字路sのお二人は、今年のフジをどんな形で迎えようと思っていますか?

    伊東:全力で演奏すれば、いろいろな物語が生まれてくるのがフジロックですよね。

    篠田:特別なことはやろうと思ってなくて、フジロックということで、どうしても意識してしまう部分はあるんですけど。

    伊東:意気込んじゃうよね。

    篠田:でもね、それで舞い上がったってしょうがない。意気込みすぎて良い方向に転がるか、悪い方向に転がるかというのは良くないよね。やっぱり、いつも通りのライヴをやって、またミラクルのようなものが生まれてくれればいいな、と思ってます。

    伊東:今年に限らず毎回ですけど、それ(ミラクル)が楽しみだなぁ、どんなことになるんだろうなぁ、って感じですね。

    ─なるほど。一方の甲田さん。ブラサキは、日々メンバーの方々がチラシを配ったり、相当な気合いが入っていると思いますが。

    IMG_9896甲田:はい、気合い入ってます!7月の終盤の夏ってすげぇいいじゃないですか。泣ける映画とか、甲子園とか、キャンプファイアーとか、夏にはいろんなイベントがあると思いますけど、それらをすべてひっくるめた中でも、自分たちのライヴを一番印象に残るものにしたいですね。ただ、そうなるには自分たちが楽しまなきゃいけないんですけど、楽しむためには、心構えや下準備をがっつりしておかなきゃいけない。だから今、頑張ってます。

    ─なにやら料理の仕込みみたいですね。

    甲田:料理の仕込みね、これは難しいよねー!(※)

    ─(フジロックは)屋台がいっぱいありますから、作ろうと思えばできそうですよ?

    甲田:「やれ!」っつぅんだったら俺、まんざらでもないですよ?(フライパンを振る動きをしながら)

    一同:(笑)

    ※ブラッデスト・サキソフォン主催の隔月イベント、「Snuck宇宙」では甲田”ヤングコーン”伸太郎自らが、素材からこだわったオリジナルの料理「宇宙食」を提供する。ライヴのリハが終われば、彼は一目散に厨房へと向かい、開場ギリギリまで味の調整をする気合いの入りようだ。

    ─では皆さん、それぞれが、「この夏のナンバーワン」となりますように。ありがとうございました!

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    bloodest【Bloodest Saxophone】
    〜ワンマンライヴ情報〜
    2015/07/28 (火)
    ”ROLLER COASTER BOOGIE ” in SHIBUYA
    BLOODEST SAXOPHONE feat. JEWEL BROWN
    @渋谷CLUB QUATTRO
    開場 / 開演 19:00 / 20:00
    前売 / 当日 ¥5,500 / ¥6,000

    HP:http://bloodsax.main.jp/bloodsax/top/top.html
    Facebook:https://www.facebook.com/BloodestSaxophone


    T字路s】
    〜ワンマンライヴ情報〜
    2015/10/19 (月)
    T字路s@渋谷CLUB QUATTRO
    開場 / 開演 19:00 / 20:00
    前売 / 当日 ¥3,000 / ¥3,500

    HP:http://tjiros.galactic-label.jp/
    Facebook:https://www.facebook.com/tjiros


    【BIGBOB AMEMIYA】
    HP:http://boogieshack.net/


    Text and photos by 西野太生輝

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