• BLOODEST SAXOPHONE x T字路s x BIGBOB AMEMIYAインタビュー


    フジロックは、多くのアーティストが出演するために、見逃してしまうことも。巷の評判を目にして、「見ればよかった」、「そんな人たちが出ていたの?」なんてことも決して少なくはありません。今回のインタビューは、ジュウェル・ブラウンをヴォーカルに迎え、「BLOODEST SAXOPHONE feat. JEWEL BROWN」名義で参加する、「ブラサキ」ことブラッデスト・サキソフォンに、今年で3回目の出演となるT字路s、さらには、ギャズ・メイオールの本拠地、ロンドンのソーホーにて、長年DJをしていたビッグボブ・アメミヤ氏にも同席していただきました。

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    周りの反応がひと味もふた味も違うのがフジロック

     

    ─まず、フジロックには、どのような印象を持たれていますか?まずはボブさんからお願いします。

    BIGBOB AMEMIYA:フジロックは、「山登り」のイメージが強いから、行きたいステージまでたどり着けるのかな?っていう部分はあります。会場内の距離だとかがわからないので、今のところは手探りで。フジではないけれども、グラストン(バリー)のことはギャズ(・メイオール)だったり、一昨年くらいに亡くなったエル・ニーノというDJがいたんだけれども、彼からもたびたび話を聞いていました。会場内が沼のようになるという噂で、フジロックにおいても同様のことがあると聞いているので、しっかりと雨具などを揃えようと思っています。

    ─ステージ間の距離はけっこうありますし、雨が降ればぬかるみます。アップダウンもありますからね。ブラサキ甲田さんもフジロックは初めてですが、フジロックの印象がどうというよりも、「バンドマンとして」意識する対象だったのではないかと。

    甲田”ヤングコーン”伸太郎(Bloodest Saxophone):意識はしてましたねー。昔は(主催者に)音源を送ったりもしてて。でも、あんまりがっついてもしょうがないかなーと思って、それ以降は音源も送らずに、自分たちのペースでライヴを重ねつつ、向こうから声がかかるのを待つことにしまして。

    IMG_9848─それが去年だった、と。

    甲田:そうですね。去年、ジュウェル・ブラウンとのプロジェクトが立ち上がって、彼女をゲストに迎えて、ここ(@下北沢440)で共演した時にフジロック関係者の方が見に来てくださってて、ようやく出演が決まったという感じですね。本当に嬉しいですね。

    ─続いては、3回の出演経験があるT字路sですが、以前のインタビューでは、動きだしのきっかけという印象があるとおっしゃっていましたね。

    伊東妙子(T字路s):そうですね。決まった時とか、現地にいる時は意識していないんですけど、毎年、フジが終わってみたらば、あそこから始まったことだとか、繋がってくるものが多くて。1年おきではありますが、一周して3たび、フジロックへと戻ってこれるということもありまして、「また幸せの種が蒔かれるぞ」という感じですね。

    ─なるほど。出演すると、周りの印象は変わりますか?

    伊東:我々が出演したのは、苗場食堂(’11)とジプシー・アヴァロン(’13)で、どちらもこぢんまりとしたステージだったんですけど、それでも反響が驚くほど大きくて。単純に、「知ってる、知ってる!」と言ってくださる方々が増えたといいますか。やっぱり、バンドの環境は変わったよね?

    篠田智仁(T字路s):そうだね、変わったねー。

    甲田:フジロックというのは、名前もロゴも、すげぇブランドだよね。あのロゴをSNSで出したら、食いつきが全然違った。もう、「んんッ?」っていう反応が、「ドオオオオッ!」ってきた。うちのお母さんまで知ってるくらいで、「あれって、フジロックでしょう?」って、いきなり連絡がきて。さすがにそれは、「まさか?」と思ったけど、改めて凄いと感じさせられましたね(笑)

    ─お母さんも知ってるとは凄いですね。ひょっとして、来られるんですか?

    甲田:来ないね、きっと!(笑)

    ─どうでしょう。そのあたりの事後報告も、ちょっとだけ期待してます(笑)

     

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    「レジェンド」との共演はミラクルがある、ワクワクがある

    ─今回のブラサキは、ジュウェル・ブラウンとのスペシャル・セットで出演されますが、彼女を迎えるホストとしての側面もあると思うんです。ジュウェルが気持ちよく出てこられるような道をつくるというか。

    甲田:そうだね、最初にブラサキで数曲やって、会場を暖めた状態で、いよいよ彼女を迎える形になりますね。

    ─レジェンドとの共演は緊張しますか? それとも楽しみが大きいですか?

    甲田:緊張というよりもワクワクだよね。楽しみで仕方がない。本当に刺激があるからね。

    ─なるほど。かたや篠田さんも、クール・ワイズ・マンではリコ・ロドリゲスやエディ・”タンタン”・ソーントンなど、スカのレジェンドたちとたびたび共演されてますよね。

    IMG_9342篠田:そうだね、少しは緊張はするんだけども、よい意味で思いがけないことが起きたりして、得られるものや勉強になることが多いから、緊張は吹き飛びますね。やっぱり楽しいよね。必ずミラクルがくっついてくるし。

    甲田:こっちがビビってると向こうも遠慮するよね。

    篠田:そうですね。

    甲田:こっちから「ドカン!」とやって、お互いに「ボカーン!」とやりあうことでどんどんいいライヴができあがってくる気はしますね。

    篠田:(深く頷く)

    ─ビッグ・ジェイ・マクニーリー(※)という、とんでもない人とも共演されていますが、その時はどうだったんですか?

    甲田:あの時はね、しのぎの削り合いって感じだったね。ビッグ・ジェイは本当に何をするかわからない人なんで、常に彼を見て、追いかけないといけなかった。前もって、「セットリストはないから、とにかく俺を見ておけ」って言われてたんですよ。例えば、自分できっかけとなるフレーズを吹いて、それが盛り上がるともう一回繰り返してみたりとか。

    BOB:やってたね。

    甲田:3回くらい同じフレーズを回して。ビッグ・ジェイにはルールなんてまったくないんです。それがけっこうハードな曲だったりもするんだけど、お構いなしで。そこから、俺たちに演奏させて、自分は演奏しないっていう(笑)

    ─すごいですね…。CWMのリコとのステージも、同じような状況だった気がします。

    篠田:リコもそうだね。セットリストもなかったし。

    甲田:だいたいの流れはあるにしても、ほとんど事前に決めないで、その場の雰囲気に合わせてオーディエンスと一緒に作り上げていく、盛り上げていくっていうのは勉強になりましたね。

    ※ビッグ・ジェイ・マクニーリーは、ジャズのサックス奏者。思い切り吹きあげ、痺れたような音を出す者を指す「ホンカー」という呼称を知らしめた。若いころはステージに寝ながらサックスを吹いたりしていた。甲田氏曰く、渋谷クアトロの楽屋からステージの間には階段があり、サックスを杖の代わりにして登っていたという。

    ただカバーをやればいいってもんじゃない

    ─今回のブラサキは、ジュウェルとの共作アルバムを発表されました。どのようなセットで当日に望むんですか?

    IMG_9873甲田:改めて一緒につくった曲を総ざらいして、という感じですかね。音源にしなかった曲もあるので、それも含めてフジロックの2ステージと渋谷クアトロのセットをそれぞれ組んで、「どーよ?」って感じでジュウェル側に送って。一ヶ月くらい前に送っているんだけれども、まだ返事は来てないね。多分、送ったやつでいいんじゃないかな。

    一同:(笑)

    ─今回のアルバムでは、笠置シヅ子の”買物ブギー”が日本語で収録されていますが、これにはさすがに驚きました。

    甲田:ジュウェルが笠置シヅ子の存在を知っているのかはわからないんだけれども、今回のプロジェクトの仕掛人の方から、”買物ブギー”の音源を企画していると聞いた時は難しそうだと思いました。関西弁でまくしたてる曲だから、色物になる可能性がある。それは嫌だな、と思っていたんですけど、そんな時に、うちのアレンジ担当のCoh(トロンボーン担当)ちゃんが抜群のアレンジを持ってきてくれて、あとはジュウェルだけ、という状況で。そのうち、「どうやらけっこう覚えているみたいだ」なんて話が飛び込んできて。ただ、「日本語OK!」というジャッジをしたのは、向こうの人らしくって、何でだろうなぁって(笑)

    ─向こうの方が? それにしても、日本語の発音は上手いですよね。難しいはずなのに、ストレスなく歌詞が頭に入ってきます。

    甲田:上手いよねぇ。ジュウェルも気に入ってるんじゃないかな。本人の中では「これはサプライズだ!」っていう頭があって、お披露目ライヴで歌った時なんて、ニンマリしてて。してやったりだったよね。

    ─どうだ!という感じだったと。”買物ブギー”といえば、妙子さんが大きな影響を受けたと公言しているダウン・タウン・ブギウギ・バンドもカバーしてますね。

    伊東:オリジナルともまたちょっと違うテイストですけど、大好きですね。

    ─新作となるカバー・アルバム、『Tの讃歌』にも、いよいよといった感じでブギウギ・バンドの、”あいつの好きそなブルース”が収録されていますね。こちらのアルバムに収録された曲たちは、どういった経緯で選ばれたのですか?

    IMG_9657伊東:影響を受けたものもありますけど、ボ・ガンボスの”トンネル抜けて”は、お客さんからのリクエストを受けて歌いだしたものなんです。好きなバンドだったし、なるほど、と思って試しに歌ってみたらしっくりきたといいますか。アルバムは、今までライヴをしてきた中で、だんだんと、カバー曲のレパートリーも増えてきたので、ここらで一枚の作品にしてみようか、という流れで作りました。お馴染みの曲ばかりではつまらないから、吟味して、意外な一面という意味で森進一さんの”襟裳岬”なども選んで、バラエティ豊かなアルバムになるように心がけてみました。

    ─カバーというのは、それなりに構えてしまうものですか?

    甲田:どの曲をカバーするかというのは難しいですよね。ただやればいいってものでもないし。

    伊東:そうですよね。カバーしたいと思って演奏してみても、しっくりこないのもあるし。やってみて、収録しなかった曲たちもたくさんあるんです。思い入れさえあれば、メジャーな曲でなくてもいいと思うんですよ。中島みゆきさんの”ホームにて”とか、浅川マキさんの”少年”とか、思い入れがある曲はそんなにメジャーじゃないかもしれません。

    ─思い入れさえあれば、ハマると。

    甲田:それは俺もすげぇ思ってて、有名な曲よりも、自分のハートが入る曲を選ぶべきだし、たまたまその曲が有名だったら、「ラッキー!」みたいなもんで。

    ─曲選びといえばDJの専門ですが、バンドの目線とはまた違ったものがあるかと思います。

    IMG_1242BOB:自分は、レコード屋さんに行ったらセールのコーナーから攻めるんです。へたをすれば外袋がついていないような、100円や300円のやつです。ちゃんと聴かせてもらえる店ならば、自分の耳を頼りに、「なんだこれ?」って思いつつ、とりあえず買って帰るんですね。もちろん、家から出たことの無いレコードなんていっぱいあるんだけども、「これはどうなのかなー?」なんて思いながら外でかけてみたら、思わぬクラブヒットになったりするんです。コレクターではなくてDJとしてのプライドがあるので、人に聴かせて、曲を繋いでいくことによって、なにか面白い雰囲気を作れたらなとは思っていますね。

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