• 「Akimama」キャンプよろず相談所の人たちがつくったアウトドアメディア


    あらためて言うまでもなく、インターネットによって情報が届くしくみは大きく変わりました。受け取り手も、また発信する側もどんどんフレキシブルに、自由になってきています。今回はその自由さを体現したサイト、今年春にオープンした日本初アウトドアメディア「Akimama(アキママ)」のご紹介です。

    キャンプ派のフジロッカーズにはお馴染みの「キャンプよろず相談所」。そのメンバーが中心となってオープンし、アウトドアカルチャーの幅広い話題をお届けするニュースサイトがあります。その中身は当然われわれフジロッカーとリンクする話題も多く、見逃せません。今回はアキママを運営する株式会社ヨンロクニの宮川哲さん、福瀧智子さんにインタビュー。その中身についてのお話を伺います。

    Akimama 1─ アウトドアカルチャーのニュースサイト
    Akimama―アウトドアカルチャーのニュースサイト

    アウトドアのプロ達による”気まま”な総合誌

    福瀧:アキママはキャンプよろず相談所のメンバーが母体になっています。メンバーにはカメラマンがいたり編集がいたり、アウトドアのフィールドに強いガイドさんがいたり。みんなフリーランスとして普段は個々で雑誌に書いたり、講演に出たりしています。ボスの滝沢守生さんも今日はUstreamの番組に出ています。

    —「アウトドアカルチャー」という言葉のもと、アウトドアはもちろん登山にフェス、ファッション、ごはん、道具…話題がすごくバラエティに富んでいますね。

    _YK13216宮川:ですね。しかもサイトで山とか言いながら海に行ってみたり…好き勝手やっています(笑)。アキママには海で魚とるのが得意な人もいれば、スノーボードが好きな人もいる。いろんなフィールドの情報を持ったメンバーが集まっているんです。で、そのメンバーが「いつまでも人に雇われているだけなのももったいない、いい加減自分たちのメディアをちゃんと作ろうか」っていうきっかけでサイトがはじまったんです。

    福瀧:専門誌に関わるとその専門のこと以外はできないんですよ。山の雑誌はフェスの話ができないし、フェス雑誌はその逆で…でも私たちからすると、そこは線引きをすることじゃない。全部「遊び」だし、自然の中で楽しいことをするものだし。で、ある時「ニュースサイトが世の中にどんどんできてるけど、アウトドアが空いてるぞ!やるんだったら一番にやらないと!」って私の恩師に言われたんです。そういう後押しやネットに強い方のアドバイスを受けたりしながら、アキママを作りました。

    —サイトを作って一番伝えたいこと、見てほしいものは何ですか?

    宮川:「伝えたい」、というよりも単に「ぼくらが作りたかった」方が大きいかも。自分たちが面白いと思うネタがあったとして、雑誌社に企画を持っていっても「うちはちょっと合わない」「時期じゃない」っていう風にお蔵入りになってた企画がいっぱいある。そういう専門誌では載せられない、でも自分たちが楽しみながらつくったボーダーレスのものが読者にも伝わるんじゃないかなって思うんですね。サイトも便宜上記事をジャンルに区切って掲載していますけど、本来は区切る必要なんてないと思っています。

    試行錯誤しながら、アウトドアを伝える

    —記事はこれまでにどれぐらい集まりましたか?

    福瀧:今は280本くらいですかね。みんな締切りが無いと書かない人たちなので(笑)記事は一応カレンダーを作って今日は誰、みたいな当番制。原稿料は一回あたりいくらの積み立て貯金みたいになっていて、月末に締めてそのお金で飲みに行っています(笑)。記事は1日1〜2本、結構偏りながらも色々な記事をまんべんなく出していますね。あとは季節に合わせてですね。夏はフェスや海ですし、秋は山だったり紅葉歩きとかが増えてくると思う。ていうか最近は海ネタばっかりですよ(笑)。

    —ところでアキママってどういう意味でしょう?

    _YK13229

    福瀧:これ「文字を空けたままで進める」っていう編集用語なんですよ。で、立ち上げ当初サイト名を「アキママ」で進めてたんです。それからずーっとアキママアキママって言ってたら、「アキママ…『あ、気まま』!」って(笑)。オンザロードとかインフィールドとか、それらしいタイトル案も出たんです。でも「ちょっとかっこつけすぎじゃない?よろず相談所やってるのに」みたいな感じで、いつの間にかアキママが定着しました。

    —インターネットに関しては皆さん使ってますか?

    宮川:基本的にみんな必要なときしかネットもテレビも見ないですね。そんな時間あるなら遊びにいこうよっていうメンバーなので(笑)。でも紙ではできないことができるという可能性は、すごく感じているんですね。音楽配信や映像を入れられるとか。紙出身だからこそ、ネットでこういうことができるっていう発見があります。

    宮川:本当に自分たちがやりたいのは連載なんです。ニュースは見てくださる方を引き寄せるための第一段階の手段で、やっぱり雑誌をやっているので、読ませたいとか写真を見せたいとかっていう想いを、この連載で具現化しているって感じですね。

    Akimama1 ─ アウトドアカルチャーのニュースサイト福瀧:最初は「ニュースサイトってそもそもなんなんだ」って感じだったんです。最新情報だけがニュースか、古い山小屋の話を出してくるのがニュースなのか、みたいな。それが最近だんだん慣れてきて、アキママの記事はこう、って感じのスイッチが入ってきたなっていう。今は月2回、アキママに関わっている人たち自由参加で企画会議をやっているんです。あんまり徒党を組まずいろんな人に関わってもらって、面白いアイデアがたくさん入ってくるような。

    —記事の中でヒット記事ってなんですか?

    福瀧:やっぱり一番人気があるのは登山。そしてアウトドア、道具…フェスは5番目かな。

    宮川:今まで興味なかったはずの友達が「やりたい」って言ってくるようになりましたね。そのきっかけがフェスだったのかなと思います。山ガールが爆発的に伸びたのも、やっぱりフェスっていう土壌がもともとあって、フェスの次のステップとして、買いそろえた道具をどこで使うかって思ってる人達がたくさんいたんだと思いますし。実際テントもずいぶん変わりましたよね。昔はもうほとんど安いものばっかりだったんですけど、今やもうハイグレードなテントがバカ売れなんですって。この時期。けっこうお金をみなさんかけてる印象ですね。フジロックがなければここまでなかったかもしれない。フジロックがもっと平和な環境で開催されるフェスだったら、こんなに道具の充実はなかったと思いますよ(笑)。

     

    アキママではこれからフジロックのお役立ちインフォメーションが載るかも?ということで、皆さんもぜひ期待しながらチェックしてみてください。次回記事ではアキママそしてアウトドアのプロであるよろず相談所のおふたりからフジロックアウトドアサバイバルガイドをお届けします!

    ■INFO
    Akimama アウトドアカルチャーのニュースサイト
    Facebookページ
    公式Twitter

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