フジロックまであと48日！第66回ボードウォーク・キャンプレポート

2021/07/08 ● Report

フジロックまでもう少し！みなさん準備はすすんでいますか？苗場も少しずつ、会場の整備が始まっています。2年ぶりのフジロックが近づいてきているんですね！そんな中、7月3日に毎年恒例のボードウォーク・キャンプ（以下、BWC）が開催されました。BWCとはフジロックの森の中にあるボードウォークを地元の方、ボランティアの皆さんで修繕、補修しながら自然を楽しむキャンプのこと。66回目となったこのイベントをレポートします。

晴天の空のもと、今回は約70名のボランティアのみなさんが集まりました。朝、苗場に着くと既にいくつかテントが建てられていて、前日（金曜日）からキャンプをしていた人もいたようです。前泊していた方は「昨晩は雨がひどくてね〜」と話していました。

朝礼では苗場観光協会の佐藤さんが挨拶をしたあと、安全に作業をすすめられるように説明が行われました。そして、なんと「明日の朝、ゴンちゃんをペイントするための石を拾いにいきますので手伝っていただける方はご協力お願いします」というアナウンスがありました。長年、BWCに参加している筆者ですが、ゴンちゃんを作るための石拾いをみんなで、と聞いたのは初めてのこと。

さて、今回の作業は「ボードウォークの板貼り」「廃材運び」「廃材の釘抜き」「ボードウォークの清掃」。4つの班で作業がすすめられました。作業をした場所は主にホワイトステージからグリーンステージ方面のボードウォークです。

川のせせらぎの音とトンカチで釘を叩く音を聞きながら、軽快に…　とお伝えしたいところですが、この日は地元の方が「ここ最近で一番暑いんじゃない？」というくらいの晴天。みなさん、大粒の汗をかきながら作業を進めました。

それでも、休憩のために木陰に入ると、とても涼しく快適に過ごすことができます。初めて参加した人は「フジロック期間中は（ステージ移動のために）ゆっくりボードウォークの景色を見ていなかったけど、こうやって歩くとまた違って見えますね」と話していました。

その後も作業が進められ、ようやくお昼休憩の時間。待ってました、お昼ごはん！今回は「たけのこごはん」と「たけのこ汁」と「お漬物」という苗場らしい献立。ちなみに苗場で取れるたけのこは、一般的なたけのこ（孟宗竹）ではなくネマガリタケという細長い種類のものなんですよ（苗場たけのこ・山菜採りレポート参照）。

また、今回はフジロックの森プロジェクトのオフィシャル・サポーターでもあるJeepから電池式ランタンのプレゼントがありました。フジロックでも活躍してくれそうです。

お昼休憩中、参加者のみなさんは各自のテントで食事をしたり、苗場食堂ステージの上でごろんと昼寝（贅沢！）をしたりしています。こんな体験ができるのもBWCの楽しいところです。

休憩を挟んだ午後からも作業は続き、たくさんの廃材が運び出され、釘抜きを行い、ボードウォークが整備されていきました。フジロック本番に近づいてきていることを肌で感じることができました。

なお、ボードウォークの廃材は綺麗な状態のものと、そうでないものに分けられ、状態の良いものは再利用されます。再利用される場所はフジロックで一番のんびりキャンプをすることができるピラミッド・ガーデンです。この日はキャンドル・ジュンさん率いるピラミッド・ガーデンのチームも来ており、みなさんと一緒に食事をしたり、作業を行っていました。

作業終了後は、100%源泉かけ流し、苗場の名湯「雪ささの湯」で汗を流します。BWCにエントリーした人は入浴券をもらうことができるのです。フジロック期間中は大混雑ですが、のんびりと温泉に入ることができます。ゆっくり温泉に入りながら参加者のみなさんとフジロックのことを話していると、ついつい長湯になってしまいます。

湯上がり後、参加者のみなさんはキャンプに戻って思い思いの時間を過ごします。焚き火をしたり、バーベキューをしたり。この日は夜も晴れていたので過ごしやすかったです。フジロック本番の日もこんな天気だったらいいなぁ、と夜空を見上げるのでした。