さあ、いよいよもうすぐフジロックが始まります！今年は誰を見ようか、皆さんのマイタイムテーブルもほぼ決まってきている頃でしょうか。今回は、音楽はもちろんのこと、色々な場所に出かけて、その時ならではの想定外を楽しんでもらえたらと思い、フジロックのエリアをピックアップしてご紹介します。

■祭りは続くよ、ヘッドライナー後も

22時半からオープンする場外エリア、パレス・オブ・ワンダー。ヘッドライナーが終わったからといって宿に真っ直ぐ帰るなんてもったいない！ロンドンを始めとする海外のアーティスト達が創り上げる異空間、フジロックに来たからにはぜひとも訪れたいエリア。グラストンバリー・フェスティバルで毎年活躍しているミュートイド・ウェイスト・カンパニーの作品は、アートを勉強している人にも体験してもらえたら面白いのではないかと。日本ではフジロック以外で中々お目にかかれないはず。

また、毎年変わるパレス・アリーナのショーも見逃せません。今年は、イギリスからザ・サーカス・オヴ・ホラーズがやってきます。思わず目をつむりそうになったり、息をのんでしまうことでしょう。遊び足りない人は、朝までライブが楽しめるクリスタル・パレス・テントへ。

▼深夜のTHE PALACE OF WONDER
http://fujirockexpress.net/13/?p=5898

▼ザ・サーカス・オヴ・ホラーズ

■フジへ行ったら川遊び

ホワイトステージ手前にあるところ天国は、大人気の涼みスポット。前を流れる川には、愛くるしい表情をしたゴンちゃんが生息し、子供から大人まで虜にしています。川べりで休憩しながら、ホワイトステージから流れてくる音を楽しむのも良し。ちなみに毎年大人気のところ天国バーガーは、お昼前に行くと比較的空いていてオススメです。過去に電気ブランも登場するなど、飲んべぇにうれしいメニューも用意されているので該当者の皆さんは要チェック！また、夜になるとスクリーンが登場し、野外の映画館に変身します。まったり過ごしたくなったら、深夜のところ天国へ。

▼今年の富士映劇ラインナップ
http://www.fujirockfestival.com/news/index.asp?id=2612

■お楽しみは、奥地にアリ！？

広い広い会場ですが、フジロックに来たからには最奥地まで行ってみるべし！色んな音楽に感化され、時には自分でもリズムを刻みたくなってしまうフジロック。ストーンド・サークルでは、打楽器でのジャム・セッション体験が待っています。楽器をやったこと有る無いに関係なく、楽しみたい気持ちだけ持っていけばOK！もちろん誰でも参加できます。ジャム・セッションの一体感をフジロックでぜひとも味わってください。

また、隣のバスカー・ストップでは、オープンマイクあり！キャンプサイトで楽器を持ち込んでいる皆さん、奥地でフジロック出演を果たしてみませんか？アコースティックギターは用意されているので、フジロック飛び入りオールスターズなんていうのを結成してみるのも面白いですね。もちろん音楽以外でも出演できるので、パフォーマーの皆さま、フジロック記念にチャレンジしてみてはいかが？

そして今年は、2012年だけに登場した幻のフジボウルが帰ってきます！フジロックでボウリング（笑）。ピラミッドガーデンにサウナもあることだし、会場にボウリングがあっても全く違和感ありません。高得点者には賞品もあり。フジボウルに名前を残すのも良い思い出ですね。

▼フジボウル2012年の様子
http://fujirockexpress.net/12/17854.html

悩んだ末に完成したマイタイムテーブルを狂わせる要素が詰まった奥地。でも、どれだけ予定通りにいかなかったか＝どれだけ面白かったか、ということではないでしょうか。これも見たい、あそこにも行きたい、でも身体はひとつ。楽しいことがありすぎて選べない！そんな贅沢を味わえるのが年に一度のフジロック。今年も皆さんにとって、最高の夏になりますように！

写真：近澤幸司
文：近藤英梨子