• フジロックで絶景写真を撮ろう!


    簡単テクニックでポイントを押さえて狙おう

    ポイント1:ホワイトバランス

    「自分がイメージした色とは違う写真になってしまう……」そんなお悩みの為に、知っておいて欲しいカメラの設定、それがホワイトバランス(WB)です。最近の一眼レフやミラーレスカメラはなんでもオートでキレイに撮れるようになりましたが、自分のイメージ通りの色で撮影するためには、ホワイトバランスの設定が不可欠。これを覚えると、一気に写真の楽しみが広がりますよ。

    下記イメージは左から「白熱電灯」、「蛍光灯」、「太陽光」、「曇り」、「日陰」。実は、それぞれの状況下の光の色合いを想定し、自動的に白いものを白に近い色で撮影するようプログラムされています。ホワイトバランスの設定を変えると、下の写真のように色味を変化させることができます。例えば、夕景は日陰モード(7000K)でわざと赤みを強くて撮影してみたり、夜のミラーボールは白熱電灯で少し青みを強くして撮影してみたり、ホワイトバランスを上手く調整し、自分ならではの絶景写真を目指しましょう。

    whiteBalance

    ポイント2:明るさを操ろう!(シャッタースピード、絞り、ISO感度)

    photography

    ・シャッタースピード「光を通す時間」
    シャッタースピードが遅くなると、写真に光がたっぷり入る代わりに被写体がブレやすくなります。(例、1/4)
    シャッタースピードが1/60以下の場合は三脚を使うブレを抑えることができます。
    その逆にシャッタースピードが速ければ光の量は少なくなりますが、被写体を固定しやすくなります。(例、1/1000)

    ・絞り「光を通す量」
    絞りはカメラのレンズの中にある、人間で言うところの瞳孔のようなものです。開いたり絞ったりして光の量を調節します。
    絞り(F値)が小さい「F1.4」では背景がボケ、光を通す量は多くなるのでシャッタースピードを速くしてブレを少なくできます。絞りが大きい、F22であれば背景がボケにくくなりますが、光があまり入りません。
    足元の花を撮るときは絞りを小さめにして背景をぼかしたり、山の風景全体を撮るときは絞りを大きめにするなど工夫ができます。

    ・ISO感度「光の感度」
    ISO感度とはデジタルカメラが光をとらえる能力を表す値です。夜など暗い場所でもISO感度を上げれば、フラッシュを使わなくても写真が撮れます。しかし、感度を高くし過ぎると、写真にノイズが入りザラザラになってしまうのでご用心。プリントする可能性がある写真の場合は感度を高くし過ぎないようにすることがポイントです。どこまで感度を上げられるかはカメラの性能によって異なるので、設定でシャッタースピード、絞り、ISO感度のバランスを調整して明るさコントロールしましょう。

     

    いよいよフジロック2015の開催も今月に迫り、WEBやSNSでも沢山情報が共有されるようになりました。写真を人に見せると沢山の発見があったり、上達も早いので、当日撮影したお気に入り写真も撮って終わりではなく、InstagramやFacebookにアップしたり、オリジナルギャラリーを作ったりして楽しんでくださいね。

    Photo By Masami Munekawa, Mamiko Miyakoshi

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