脳内スケジュールがグッとリアルに!ステージ割り&おなじみのルート17ロックンロール・オーケストラ含む第10弾アーティスト発表
- 2015/06/05 ● from fujirockers.org
ゴールデンウィークが終わり、梅雨の訪れを待ち、そんな当たり前の初夏を過ごしているうちにフジロックはもうすぐそこまで来ています。各地での野外フェスもポツリポツリと開催されているこの頃にフェス気分がどんどん高まりつつあるみなさま、ついにステージ割りが発表となりました!
ここでしか見られないあのスペシャルバンドが今年もグリーン・ステージに登場
まずグリーン・ステージ初日のトップバッターには、3年連続でこの枠での出演となるルート17ロックンロール・オーケストラが新たに発表されました。もはやお馴染みとなりつつある、フェスティバルの幕開けを豪華に彩る池畑潤二率いるスペシャルバンド。レギュラー的存在の仲井戸“チャボ”麗市、トータス松本に加え、今年は泉谷しげるや吉川晃司などなんとも気になる名前も!ゴージャスでハッピーで最高にロックンロールなライブで三日間の景気づけをしてもらいましょう。
彼らの登場を皮切りに、1日目のグリーン・ステージにはワン・オク・ロック、モーター・ヘッド、そしてフー・ファイターズと新旧・洋邦織り交ぜた個性豊かなロックバンドが続きます。ヘドバン、モッシュの嵐が起きること間違いなし。息切れ必至の暑い夜になりそうなので今から体力作りに励みましょう。
2日目は、上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトfeat.アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス 、星野源、デッドマウス、ミューズと、ポップス、ロック、ジャズ、ダンスミュージックが混在したなんともカラフルなステージに。うっとりしたりほっこりしたり踊ったり暴れたり忙しい、楽しみ方は自分次第なフジロックらしさを凝縮したラインナップです。
3日目は、15年ぶりにソロで登場するジョニー・マー、再結成から間もないライド、そして大トリのノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズまでとUKロック好きを唸らせるラインナップになりました。最終日はゆっくりと、ベテランの安定した演奏に聞き惚れるのも良さそうです。そしてやっぱりあんな歌やこんな歌を大合唱して完全燃焼したいところですからノエル兄さんの心意気に期待しましょう。ソロとしては初登場の椎名林檎もお見逃しなく。
ホワイトならではの奇跡的な名ライブに期待
その音響の良さと、音楽好きのツボをつくラインナップも手伝って、フジロックの中で一番「音と真摯に向き合える」場所として様々な名ライブが歴史に刻まれるのがホワイト・ステージ。1日目はトリ前からの流れに注目。都会的で洗練されたサウンドで踊らせてくれるルディメンタルから、ベース/ヴォーカルとドラムという編成でシンプルかつ重厚的な音を叩きつけてくるロイヤル・ブラッドという流れはホワイト・ステージ特有の無機質感に映えること必至で、独特なトリップ感を味わうことが出来そうです。
2日目は2009年のフジロックをにぎやかし尽くして話題をさらったレーヴェンでご機嫌なスタートを切ります。トリには2010年以来のフジロック出演となるベル・アンド・セバスチャンが登場。最新アルバムでは彼ららしい温かみのあるインディー・ポップにエレクトロなエッセンスが組み込まれており、新鮮な「踊れるベルセバ」による唯一無二なパーティーが楽しめそうな予感です。トリ前のクラムボンからの流れは最高に気持ち良さそう。
3日目のトリには昨年のデビューから話題騒然、来日公演も即完売となった女性シンガー、FKA・ツイッグスが決定しています。キュートで妖艶でオルタナティブなその存在を目に焼き付けて三日間を終幕させるのも贅沢な過ごし方ではないでしょうか。その他には出演者側からも見たいアーティストとして名前がよく上がっているベテランシンガーソングライターのトッド・ラングレンや新アルバムが大絶賛を巻き起こしている新世代のシティ・ポップ・バンド、セロなど興味深いラインナップです。
アツくなりたきゃ、レッド・マーキー
暑く、熱いライブが深夜まで行われるレッド・マーキー。1日目はアッシュ、マニッシュ・ボーイズと、ロックンロールに溺れた後には“オールナイト・プラネット・グルーブ’15”と銘打ったオールナイトパーティーが待っています。これは金曜深夜を盛り上げてきたオールナイトフジがレッド・マーキーとパワーコラボした新企画枠。フルームを筆頭としたEDMの人気アーティストなども続々登場する完全に眠れない夜になりそう。「初日からヘロヘロになろうとあたしはとにかく踊りたいのー!」というご機嫌なみなさん、今年はレッド・マーキーへ向かってくださいね。2日目はゲスの極み乙女。、岡村靖幸、ハッピー・マンデーズとついていくのに必死になりそうな濃いメンツが続きます。このちょっとイロモノ的…いやカラフルで個性的な流れ、絶対にフジロックでしか体験できないと思いませんか?最終日はライアン・アダムスに聴き惚れ、オブ・モンスターズ・アンド・メンでハッピーに歌って踊って燃焼した後に電撃ネットワークで締めましょう。ライブハウスになり、クラブになり、演芸小屋になる、それがレッド・マーキーです!
フェス的多幸感が溢れるステージ
奥地に行けば行くほどゆったりとした空気に包まれ、いわゆるピースフルな多幸感が増していくフジロックの会場。その入口となるのがフィールド・オブ・ヘブンです。日常では決して味わえないその特別な空間を彩るのにピッタリなキティー,デイジー・アンド・ルイスやハナレグミが並ぶ1日目は、50歳を迎えてさらにそのブレなさと男前っぷりに磨きがかかるスター・奥田民生がトリを飾り、2日目にはハンバート・ハンバート、キャラバンなどフェス映え必至のアーティストが続きます。トリでは3年ぶりに登場のギャラクティックがファンクでロックでジャジーなダンスフロアを森の中に登場させれくれます。しかも今回はゲストとして歌姫メイシー・グレーがソウルを吹き込むのですからどんなステージになるのか楽しみでなりません。しかし最も注目なのが最終日。大トリにはあのウィルコ・ジョンソンが待っています。余命わずかとされていた2013年の出演からまさかのカムバック、いや運命を乗り越えた必然的なカムバックというほうが合っているのかもしれません。そして同日にはウィルコと深い絆を持つ鮎川誠が率いるシーナ・アンド・ロケッツの名も。バンドのアイコンであり、鮎川の妻でもあったボーカルのシーナは今年2月に逝去されました。彼女なき今、どんなライブを見せてくれるのか。ヘブン=天国には生命力に溢れたロックンロールが響き渡ることでしょう。必見です。
6ステージで60組あまりの出演者が決定
実は今年はオレンジ・コートの存在が発表されていませんが、その分後述する小規模ステージが華やかに充実しているようですので決して残念がらないでほしいところです。ジプシー・アバロン、ザ・パレス・オブ・ワンダー、苗場食堂、木道亭、ピラミッドガーデン、カフェ・ド・パリといった6種類のステージ/エリアには一気に60組あまりの出演者が発表されました。ジプシー・アバロンの加藤登紀子、苗場食堂の苗場音楽突撃隊、ピラミッドガーデンのオーバーグラウンド・アコースティック・アンダーグラウンドなどお約束なメンツも、誰じゃこりゃ何じゃこりゃという未知のメンツもたくさん。これらの個性豊かな小規模ステージ/エリアにこそフジロックならではの新たな音楽との出会いや感動が隠れているものです。細かくチェックして予習するもよし、名前だけなんとなく覚えておくもよし、当日フラリと寄ってみるのもよし。まさに楽しみ方は無限大。各々が一番楽しいと思える最適な過ごし方を見つけられるよう、念入りな妄想を始めましょうね。
発表アーティスト詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
その他テンションの上がる最新情報が到着
コメント映像到着!
先日の来日公演も全完売、大盛況だったアウル・シティーからメッセージが到着しました。
来日公演の模様はこちらから
http://www.smashingmag.com/jp/archives/52065
関和亮氏による今年のフジロックPV完成!
パフュームやサカナクションの映像作品やオーケー・ゴー のミュージックビデオを手がける、今や日本を代表する映像ディレクター関和亮氏と映像作家山口将氏による今年のフジロックPV完成!
ノエルのインタビューも!
テレビ朝日「イベ検」〜朝までフジロック〜 オンエア決定!ノエル・ギャラガーのインタビューも公開、ステージ別の今年のラインナップを紹介します。今夜6/5 27:20から。
フジロック会場内【NEW POWER GEAR Field AVALON】フリーマーケット出店募集!
フジロックのど真ん中にお店を広げませんか?音楽と世界を旅するあなたの素敵な一品を待っています。チケットを購入して入場するお客さまに限ります。
詳しくはオフィシャルサイトにて。
http://www.fujirockfestival.com
さあ、もう49日過ごせばフジロック。最高に楽しむためのウォーミングアップを本格的にスタートしていきましょう!
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Photo by Hiroshi Maeda