思い返してみれば、今年の第1弾アーティストが発表されたのは、まだまだ寒さが厳しかった1月30日のこと。前年より一ヶ月も早い発表に、フジロックファンの心はザワつきました。しかし、気づけば開催まではあと70日！みなさーん、もう70回寝たら苗場ですよー！昨日、関東各地では今年初となる真夏日を記録。すぐそこまで近づいている夏に煽られるように、アーティスト発表も徐々にギアを上げてきました。第1弾では9組に留まったアーティスト発表ですが、今回は怒涛の17組！
初出場、常連組が入り乱れる第9弾アーティスト発表、早速参りましょう！

ASH / チャラン・ポ・ランタン / 加藤登紀子 with Love Farmers / MANNISH BOYS / OWL CITY / ペトロールズ / BANVOX / Caravan / GORGON CITY(DJ SET) / キセル / KSUKE / PHILIP SAYCE / THE KOXX / Manic Sheep(selected by ROOKIE A GO-GO) / TAKKYU ISHINO / toe

新作を引っさげた親日アーティスト2組が苗場にカムバック！

初日となる7月24日には、日本でも人気の高い2組のアーティストが、それぞれ新作を引っさげて参戦。まずは、5月20日に8年ぶりのニューアルバム『Kablammo!』をリリースするASH。新作には先行して公開されたリード・トラック「Cocoon」を含む全12曲が収録されるほか、日本盤にはボーナス・トラックを収録予定。デビュー時から何度も来日し、日本でも根強い人気を誇る彼ららしい粋なはからいですね。新旧交えたセットリストが期待できそうです！

もう１組は、アメリカ出身のシンガーソングライター、アダム・ヤングのソロ・プロジェクトとして知られるOWL CITY。こちらは7月10日にニューアルバムを発表予定で、つい昨日、先行曲「Verge (ft. Aloe Blacc)」のリリック・ビデオが公開されました。フジロックには3年ぶりの登場。今月末から始まる来日ツアーは、全公演ソールドアウトとなっているので、チケットが取れなかった方はフジに向けて気持ちを高ぶらせておきましょう！

スケジュール作りに頭を悩ませそうな初日のラインナップ

同じく24日には、フジロックのステージを「ホーム」と呼ぶ加藤登紀子が登場。6度目の出演となる今回は、次女のYaeがボーカルを務めるLove Farmersとの親子共演が実現します。反原発などの社会活動を続ける加藤と、農業を取り入れたスローライフを提案しながら音楽活動を続けるYaeは、これまでにもアースデイ・コンサートなどで共演。単に楽しいだけでなく、自然や暮らしについて考えさせられるようなステージになりそうですね！

2009年に結成された話題の姉妹ユニット、チャラン・ポ・ランタンの出演も決定。フジ初参戦となった2012年は、レディオヘッドのアクトと時間がドかぶりという状況に「あっち（レディオヘッド）の音が大きすぎてうるさい」と毒づきながらも、耳の肥えたフジロッカーズを思わず立ち止まらせるようなライブを披露。昨年は意表をついたエイベックスからのメジャーデビューを果たすなど、常に話題に事欠かないユニットです。海外で〝オルタナティブ・シャンソン〟と称される唯一無二のパワフルサウンドは、果たしてどのステージで炸裂するのか!?　要注目です！

その他にも、2013年にホワイトステージを沸かせた斉藤和義と中村達也によるロックンロールユニット・MANNISH BOYSや、今年のARABAKI ROCK FESTにも出演した注目のスリーピースバンド・ペトロールズが参戦決定！　初日から、体力勝負の１日になりそうです。

ブルース・ロックファンならずとも見逃せない情感溢れるギタープレイ

25日の注目株は、フジロック初出演となるカナダのブルース・ロック・ギタリスト、フィリップ・セイス。日本での知名度は決して高いとは言えませんが、エモーショナルでダイナミックなギタープレイは世界中のブルース・ロックファンを惹きつけやみません。言葉よりも雄弁に感情を語り、聴く者の琴線を直接震わせるギターはもちろんのこと、自分の演奏に酔いしれるような恍惚の表情からも目が離せません。この機会に体感しない手はありませんよ！

ピースフルな時間と空間を約束してくれる「待ってました！」の2組

浮遊感に富んだ独自の音楽性で、リラックスした時間と空間を作り上げるキセルも２日目に登場。のんびりと過ごしたい昼間のチルアウトタイムにも、辺りが闇に包まれた夜の時間帯でも、野外で聴くキセルのライブが最高に気持ち良いのは間違いありません。とにかく苗場には晴れてもらいましょう！

屋外でとびっきりピースフルなライブを魅せるアーティストといえば、Caravanの存在も忘れてはいけません。全国を旅しながらライブを重ね、深い余韻を残して去っていく姿には、世代も国境も超えた普遍的な格好良さがありますよね。3年ぶりのフジロックで彼がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、嫌が応にも期待が膨らみます！

さらには、デビューから一切妥協のないロックを体現し続けるRIZEや、国内外で高い評価を受ける若きトラックメーカーBANVOX、ロンドン発のハウス～ダンス・デュオ・GORGON CITYなど、すべての音楽ファンが楽しめるフジロックらしいバラエティ豊かなラインナップ。初日同様、2日目も体力勝負になりそうですね！

最後まで遊び尽くす覚悟は決まりましたか？

フジロッカーの中には、この人の登場を待ちわびていた方も多いのではないでしょうか。最終日には、満を持してTAKKYU ISHINOが登場します。出演回数12回という、過去最多クラスの出演経験を持つ彼は、〝フジロック・マスター〟と呼ぶに相応しいアーティスト。直球と変化球を織り交ぜた貫禄のプレイで、今回もオーディエンスを熱狂の渦へと導いてくれることでしょう！3日間の疲れなど、踊って吹き飛ばせー！

アジアのミュージックシーンから期待の実力派バンドが上陸！

3日目のステージには、アジア発の注目バンドが２組出演します。まずは、お隣韓国から上陸するTHE KOXX。韓国最大の野外フェスティバルである「GRAND MINT FESTIVAL」の新人コンテストで注目を集め、国内のインディーズ・レーベルと契約。日本でも２年連続でサマーソニックに出演するなど、着実に知名度を上げています。骨太でエモーショナルなロックに、エレクトロの要素が加わった韓国ロックの現在形を、是非その目で！

昨年のROOKIE A GO-GO出演者の中から、投票によって今年の出演権を獲得したのは、台湾のインディーズバンドManic Sheep。去年のステージでは、そのポップなサウンドだけでなく、ボーカルChrisのキュートなルックスに魅了された方も多いはず。また苗場に帰ってきますよ！　1年ぶりの再会をお楽しみに！

ご覧の通り、3日目もやはり体力勝負です。冒頭でフジロックまではあと70日しかありませんと言いましたが、考えようによってはまだ70日もあります。最後まで楽しみ尽くすため、今から体力作りに励みましょう！

ファン投票を勝ち抜いたManic Sheepから新着メッセージが到着！

去年のROOKIE A GO-GO出演者の中から、今年のメインステージに登場するアーティストを決める企画で、台湾インディーズ界の雄・Manic Sheepが選ばれたことをお伝えしましたが、彼女たちから出演に向けたコメントが到着しました！

「ROOKIE A GO-GO からフジロックのメインステージに選ばれるとは、なんて不思議なことでしょうか！
我々にこのような機会を与えてくれた皆さまの応援に感謝します。我々は前進し続けることができました。
今まさに２枚目のアルバムを準備しているので皆さんに新曲をお届けできるはず。
今から夏が楽しみでしょうがない。感謝感激です。」
（Manic Sheep）

果たして彼らが立つのは、グリーン・ステージか、ホワイト・ステージか、それともレッド・マーキーなのか!?　気になる出演ステージは後日発表とのこと。想像を巡らせながら、続報をお待ち下さい！

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明日5/16（土）10:00よりチケットの一般発売開始！

さて、アーティスト発表も第9弾までが発表され、徐々にその全容が見えてきたフジロック2015ですが、明日5/16（土）の10:00から、いよいよチケットの一般発売開始が始まります。とりあえず出演アーティストを見てから参加を決めようと思っていたアナタ！　気持ちは固まりましたか？各券種、受付などの詳細はFUJI ROCK FESTIVAL オフィシャルサイトでご確認いただけます。

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今年も登場！　昨年完売の『STAR WARS Tシャツ』！

昨年のフジロック会場で即完売した『STAR WARS Tシャツ』が、今年も登場！　今年の12月には全世界待望の最新作『スター・ウォーズ　エピソード７／フォースの覚醒』が公開されるとあって、注目度は昨年よりも急増！　本日より発売開始なので、気になる方はお早めに！
詳しくはGREENonREDサイトにてご確認ください！
皆様がフォースと共にあらんことを！

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フジロック特番決定！番組名「朝までフジロック」

放送日時：5/23(土)27:45～28:35　テレビ朝日
出演者：大谷ノブ彦（ダイノジ）、吉田大吾（POISON GIRL BAND）、澤部佑（ハライチ）、ＩＭＡＬＵ
フジロックではなんども見かけたことがあるであろう顔馴染みの人たちが、朝までフジロックの魅力について、徹底討論する番組が放送されます。今年の予習もできるかも！？

Photo by Izumi Kumazawa