ごはんのお供に豪雪ジャム!?〜豪雪ジャム・レポートその2〜
- 2012/03/26 ● Report
日々暖かい日が増えて来て、東京では花見酒を待つばかり…といったところですが、新潟の天気は依然、雪だるまマークがとれていません。雪が溶けたらボードウォーク、そしてフジロック!待ち遠しいですね。フジロッカーズのフェイスブックでは、これまで発表されたアーティスト情報のノートを公開しています。開催当日まで待てないフジロッカーのみなさん、ぜひぜひコメントでアーティストを語り合ってみてはいかがでしょうか?
さてさて、開催から1ヶ月ほど経ってしまいましたが、豪雪ジャム・レポートの続編です。(その1をまだ見てない人はコチラ!)
スペーシーなダチャンボの音に包まれ、雪の会場は盛り上がりが最高潮。会場はライブを間近で観られるリストバンドのエリアと音を感じながら食事したり、遊んだりできるフリースペースで別れています。レポートの続編では、このフリーエリアでの模様を中心にお伝えします。
雪上で運動会勃発!
その1に掲載したジャンベを持ったカラフルな集団が、幾度か音を鳴らして、エリアを練り歩いると、「何が起こるの?」と着いて行く人々。なんと雪上で、運動会が勃発したのです。写真は、雪を倒さずどこまで積み上げられるかを競うゲーム。豪華なアウトドアグッズの景品を狙ってみんな頑張ってます。ほかにも雪の玉で的当てをしたり、場外でもお客さんの盛り上がりが最高潮でした。
豪雪ジャム版フェスごはん
もはやフェスに欠かせない美味しいごはん。豪雪ジャムでも、お隣の津南町で育てられた津南ポークや小国町の県特別栽培米「よこさわ米」など、地産の素材が味わえます。そして米どころ新潟といえば日本酒。雪中で味わう日本酒や甘酒は格別で、冷えた身体に旨味がじんわり染み込みます。
また地元密着型のフェスならではの取り組みとして、食器のリユースが行われています。お皿は使い捨ての紙製ではなく、給食を思い出すイラスト入りのメラミン製。返却時に50円がバックされるシステムです。各店舗ではマイ食器持参者に100円引のサービス。さらには食器拭き場まで用意されている徹底ぶりに、来年はマイ食器を持っていかなくてはねと思ったのでした。
1. 豪雪豚丼は、甘辛だれで炒めた豚肉が箸を止めません。
2. 津南町の自然と綺麗な水で育った津南ポークを惜しみなくフライパンにジュッ
3. 1と2のお店。素朴で温かい田舎料理で、雪上フェスも元気に乗り切れます。
4. 7と8のお店。よこさわ米の美味しさをソウルフードおにぎりで存分に。
5. マイ食器はここで綺麗に。そしてまた気持ちよく食べて飲もう!
6. 「きんちゃんのハム工房」の手作りソーセージは豚の旨味がギュッと凝縮。山菜ソーセージが絶品!
7. 米の麺を使用したトムヤムクンラーメン。トマトのトッピングも嬉しい!
8. ほんのり香る梅しそがもちもちごはんにぴったりな、梅としそのカレー。
9. 有料エリア唯一のお店。美味しい飲み物をノリ良く提供してくれる豪雪ジャムのオアシス。
会場でのいろいろ
フェスへ来たら、会場のすみずみを見て回るのも楽しさのひとつです。フジロックのフィールド・オブ・ヘブンや福岡のサンセット・ライブなど例を挙げれば切りがないほどに、様々なフェス会場に出没しているgravityfree(グラビティー・フリー)の2人も雪の会場に彩りを添えていました。
これは雪に穴を掘って、火を焚いている光景。代わる代わるで人が集まって、みなさん暖まりながら、休憩をとっていました。雪の町ならではの光景ですね。
会場で車いすを押し押し歩いていた左の彼。カバンの中から何やら取り出し、水晶玉やフォーク曲げを披露するとたちまち会場で人気者になっていました。実はピースさんといって、普段は地元のお祭りや音楽イベントに出演されているファイヤーパフォーマーの大道芸人さんでした。一言いただきました「絆っ♪」だそうです。シンプルですね(笑)
ライブもいよいよ佳境へ
だんだんと日が落ちかけて、ライブのラストはタートル・アイランド。目で数えてみたら12人!?(実際は総勢17名の編成だそうです。)笛、和太鼓、ジャンベ、サックスにギターなどなど多彩な楽器で、アジアや日本のルーツが流れるネイティブ感溢れるパンク・ロックを奏で、会場は湯気が湧きそうなほどの熱狂ぶりでした。いい感じにお酒も入って、固くなった雪の上でつるつる滑りながらも、みなさん楽しそうに踊ってました。
引っ張りすぎてごめんなさい。「ごはんのお供」とはこれのことです。ここでしか買えない「豪雪ジャム」は、瓶いっぱいに詰まった十日町の味。しょうゆの実、ホッポロ漬、かぐらなんばん、にんにく味噌の4種の味があり、どれも素朴でおいしいです。オルグスタッフも美味しく頂きました。それぞれのプチレポートをお伝えします。
・みそ焼きおにぎりにしたら香ばしさが増して抜群でした!!あとスクランブルエッグにつけたらうまかった。(写真担当:北村)
・醤油を作る過程で出来る大豆のもろみ。ごはんにのせるのはもちろん、塩味が強いので、シンプルな鍋や湯豆腐にベストマッチ。日本酒がすすむ味です(写真加工・ごはん担当:丸岡)
・野菜スティックにつけてバリバリ食べました。あと鍋のだしにといてつけだれにして食べたら美味しかったです。(編集担当:千葉原)
雪国のフェスの模様はいかがでしたでしょうか?
先日の豪雪ジャムの映像が公式サイト→豪雪JAMのブログから見る事ができます。
アラバキロックフェスティバルを筆頭に、続々と始まる春フェスへの士気を高めちゃってください!
写真:北村勇祐
取材・文:千葉原宏美、丸岡直佳