フジロック色に染めろ!カール・ハイド、ベンジーらアーティスト第四弾
- 2013/04/11 ● from fujirockers.org
冬物上着をクリーニング屋にダンクシュートし始める季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。「波乱含みであることは間違いなさそうだ」などと囁かれたりもするフェスティバルシーンですが、フジロック第4弾16組はトレンドの気まぐれどこ吹く風といった具合に“安定した”待望感に応えるラインナップとなっておりますよ!
KARL HYDE
浅井健一 & Bad Teacher Kill Club / BOYS NOIZE(LIVE) / DARKSTAR / DAVID MURRAY BIG BAND Featuring MACY GRAY / DIIV / DOBERMAN / 怒髪天 / THE GASLAMP KILLER / HAIM / 近藤房之助 & THE 1968 BAND / MANNISH BOYS / THE SEA AND CAKE / TAKKYU ISHINO / TURTLE ISLAND / VERY BE CAREFUL (アルファベット順)
「夏に会おう!」アンダーワールドのカール・ハイドがソロで苗場入り
冒頭のセリフはつい先日のSonarSound TokyoでのMCですが、言葉通りサブヘッドライナークラスとしてカール・ハイドが決定。アンダーワールドとはまるで違った景色を見せにやってきます。ブライアン・イーノとタッグを組んだソロ作を携え、先日の国内初披露の場では隣に楽譜を置き(!?)、良質なメロディーを会場に届けた模様です。「Jumbo」「Between Stars」というアンダーワールド楽曲もバンド演奏にリアレンジした最新の彼の世界。伝説の99年から何度も名演を繰り返して14年、今回は別の語り口でフジロッカーに語り継がれるステージを仕立ててくれることでしょう。
ベンジーら国内ロック勢がSMAAAAASSSSSH!!!
ほかにも今回の発表では“ザ・男の世界”が大量入荷。まずは5枚目のソロ作を発表するベンジーこと浅井健一が、スカパラやユダのメンバーらによる「Bad Teacher Kill Club」とともに参加を表明。昨年話題になった斉藤和義と中村達也のタッグ、マニッシュ・ボーイズもフジロックに決定です。増子兄ィの怒髪天、ドーベルマン、タートルアイランドといったイカツめ連中が大量にラインアップされることになりました。
期待の新星、待望の来日などなど
今年3月にライブミュージックの都・オースティンで開催されたSXSW。昨年いち早くグライムスを見出すなど耳の早いオースティンが今年愛したのが、今回決定したハイムです。クラシックロックを愛する美人三姉妹が入場規制まで巻き起こしていたと、現地に赴いたスタッフの目撃談を得ています。同じくSXSWにてピッチフォーク主催のショーケースに出演していた新世代パンクバンド、ダイヴも活躍が気になるところですし、フライング・ロータスの傘下で先進的ビートの発展に寄与するガスランプ・キラーもニューフェイスとして大注目です。
待望の、といった枠では個人的にグワッと釘付けられたのはシー・アンド・ケイク!メンバーでありシカゴ音響の父であるジョン・マッケンタイアは既発のヨ・ラ・テンゴの新譜を手がけていますし、すわ共演?なども期待しちゃいます。共演、というところで言えばやんちゃなジャズを聴かせてくれるデヴィッド・マレイの管楽の上で歌うメイシー・グレイ(ウェルカムバック!)っていう実力派タッグも大変漲るアクトかと!
まだまだあります。深夜レッドマーキーをにぎわすか?!のライヴ仕様のボーイズ・ノイズも、クンビアが奥地で!のベリー・ビー・ケアフルも…!いやーにぎやかになってきたぜ!ということでひとつ今年もワクワクが止まりませーん!
Photo by Ryota Mori