• Bjork!NIN!フジロック’13、世界一エッジの効いた第一弾28組が発表に


    早割を手にした人、逃した人、開催を心待ちにしている人、気持ち的にはもう開催中の人こんばんは、アーティスト第一弾発表です。噂されていたビョークはじめ、トガりにトガった28組が揃いました…ってなんだこりゃあ!ここまで振り切ったアーティストの幅、異端ぶりは17年目にして初めての出来事に感じます。これで残りあと180組くらい控えているわけですからもうどうなっちゃうんだ今年?!ワクワクしますね。

    Bjork

    ヘッドライナーは金曜にNIN、土曜日にビョーク!

    まずは全アーティストの一覧から。

    NINE INCH NAILS(7/26 fri)BJORK(7/27 sat)
    The xx
    BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA / CJ RAMONE / COHEED AND CAMBRIA / DAUGHTER / DEATH GRIPS / DJ SHADOW / FEED ME / FLYING LOTUS / FOALS / FUN. / THE HOT 8 BRASS BAND / HURTS / JACK BEATS (DJ SET) / JULIO BASHMORE / KILLSWITCH ENGAGE / KYTE / MAYA JANE COLES / MODESELEKTOR / OF MONSTERS AND MEN / PORTER ROBINSON / ROCKET FROM THE CRYPT / TAME IMPALA / TOM ODELL / TORO Y MOI / YO LA TENGO

    まずは、03年をフジ史上ベストアクトと挙げる人も多いビョーク!声帯ポリープによる活動休止時の「2013年、あなたの前で歌えるのを楽しみにしています」というメッセージが、まさか苗場に向けられていたなんて!そして次は活動再開が発表されたばかりのナイン・インチ・ネイルズ!活動自体がオルタナティブになりゆくNINですが、今回はトレント・レズナーのほかキング・クリムゾンのエイドリアン・ブリュー、元ジェーンズ・アディクションがメンバーという情報も。…何が起こるか予測不可能です。

    先鋭エレクトロニックサウンド、苗場をダンスフロアに変える

    今回の発表を眺め、まず気になるのは電子なアクトの占有率です。「未来的過ぎる」からDJ中の音を止められたという逸話が話題になるなど、新次元のビートへひた進むDJシャドウが決定。トム・ヨークからバトンを渡されてか、彼と音楽的親交の深いフライング・ロータス、モードセレクター両氏も一挙襲来します。かと思えばアンセム”Language”など美メロエレクトロな若き才能、ポーター・ロビンソンもラインナップ入りし、パーティーエレクトロのカラフルな色も添えられています。

    ディス・イズ・ハードコア!ジャンルと時代を飛び交う猛々しさが次々と上陸決定

    さっきまでネットやってた往年のラウドミュージックファンが「ロケット・フロム・ザ・クリプトだと?!」と、再結成&出演決定の報に夏までの筋トレ再開を決めるかたわら、過去キャンセルを喰らったコヒード&カンブリア、メタルコアの黒船キルスイッチ・エンゲージ決定に興奮した奴らはもうビール開けちまってる始末さ!といった具合でしょうか。28組の中にはゴツゴツした名前も。かと思えば先日来日し、混沌とした新時代の打撃音をぶつけたデス・グリップスまで、幅広いコワモテの存在が見えますね。

    やさしい森を。アンビエント~ヴィンテージの調べ

    心地よさへと誘うアクトも今回のラインナップに点在します。チルウェーブ・シーンの筆頭として、ヴィンテージサウンドとダンスの柔軟な往来を繰り広げるトロ・イ・モワ。そして美麗、叙情的なポストロックを苗場の木々に注いでくれるカイト、また、畑は違えどオルタナティブロックのシーンからローファイの心地よさを提供し続けるヨ・ラ・テンゴも決定です。ビョークと同じくアイスランドの地でオルタナティブ・ロックを奏でるオブ・モンスターズ・アンド・メンも出色のルーキーでしょう。幅広い心地よさを受け、「マイナスイオン存在しないって聞いてたけど今年の苗場でそれっぽいの見たかも」みたいな話がなるんじゃないかと思っているよ、私は。

    ふるえるぞ大地のビート!

    などなど色々取り上げて参りましたが、フジロックをフジロックたらしめるのはなんといっても7大陸を網羅せんばかりのワールド音楽と、オーセンティックな骨太サウンド!マリからやってくるバセク・クヤーテ&ンゴーニ・バは、ンゴーニというアフリカ独自の木製の弦楽器とアフリカンビートというシンプルな構成で土着の音を届けに来るでしょうし、ホット・エイト・ブラスバンドはヒップホップなどモダンリズムミュージックをベースにホーンを震わす注目の実力派若手ニューオーリンズブラスバンドです。今年も(多分)オレンジコートが捗る!

    ほかにもグラミーアーティストとなったファン、より力をつけて苗場へやってくるザ・エックス・エックス、フォールズ……いやほんといかがですか2013年!ものすごいオルタナティブ感のあるフジロックが展開されそうな期待が止まりませんよ!

    ちなみに発表過程のこぼれ話で、レーヴェンなどのような「誰も知らないけど見たらみんな大騒ぎだぜ」枠のようなアクトが実は挙がってたんです。アイルランドのガキンチョ・バンド、ザ・ストライプスというそうですが、残念ながらこちらは日程都合で実現しなかったそう。でも「こんなバンドを見逃してらんないでしょ!」ってことで、単独来日公演もといミニフジロックぶち上げることにしたそう(笑)。スマッシュわんぱくやな!その調子だ!

    あと150日弱、ロックンロール全開で参りましょう!

    Photos by Ryota Mori, Izumi Kumazawa

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