• 直前予習! スマッシュUK代表に、今年の“モアファンエリア”について聞いてきました!


    いよいよ今週でーーーっす! フェスご飯の次は、モアファンエリアの予習もよろしくね! というわけで、ライブ以外にも存分に楽しめる場所があり過ぎるのがフジロック。毎年ロンドンからやって来るアーティストチームによって、遊び心溢れる空間が生み出されているのです。今年は何を企んでいるのか知りたくて、ボードウォークに来ていたスマッシュUK代表のジェイソン(父はジョン・メイオール、兄はギャズ・メイオール)から話を聞いてきました。その情報を踏まえて今年のモアファンエリについてお届けします。

    ■一度ハマったら朝まで眠れない!パレス・オブ・ワンダー

    毎年ドキドキ、ハラハラさせてくれる夜の恒例ビッグショー、今年はインドのマーシャルアーティスト、ビア・カルサ・ダルが登場! なんでも、火やガラスを食べるパフォーマンスもあるとかないとか。頭でココナッツを割るギネス記録の持ち主で、1分間に60個も割ったのだとか…。とにかく、超人技を披露してくれることは間違いない!

    そしてパレスといえば、スクラップを巧みに利用して巨大オブジェに変えていく天才アート集団、ミュートイド・ウェイスト・カンパニー。今年はどんなものを見せてくれるのか楽しみです。彼らが手掛けるアトラクションの1つに、アンフェア・グラウンドと名付けらえた夜の遊園地が。今年はメリーゴーランドのブランコを復活するのだそう。グラストンバリーフェスティバルに行ったことのある人なら気づいていると思いますが、ミュートイドのアートはグラスト名物の1つ。これがフジロックでも楽しめるんですね。

    お次は、フジロックでのお約束!?にもなってきている丸いキラキラしたステッカー。これをスキあらば貼りまくっているのは、Mr.WIM。彼のブレインゲームのテントも、もちろん登場!テントの上に模様のついた丸い球体がのっているのが目印です。

    いつも深夜に行列を作っているフジウジは今年も健在。去年はお目にかかれなかったゾンビショッパーが今年はオープン! 今年はこの2つのサイドショーに加え、新たにもう1つ登場するとのこと。その名も、「Man with elephant in his ear」。耳の中に…!? さすがパレスの出し物。謎すぎです(笑)。

    そして、深夜パレスの大行列と言えば、ミニスキュール・オブ・サウンド。海外のフェスなどでも親しまれている世界で一番小さなナイトクラブ。入る前には、ちゃんとボディチェックもあったり(笑)。あの究極の空間は一度体験する価値あり!

    また、このナイトクラブの脇にはジョー・ストラマーの小屋(小さなキャビン)があるんです。このパレスオブ・ワンダーが生まれるきっかけになったのが、実はジョー。ジョーの小屋は毎年何かしら外装や内装が変わっていきます。気づかなかったけど、小さな庭もあるのだそうな。パレスに寄ったらぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。

    ■ワールドレストランエリアにも見逃せないブースが!

    各国の美味しい料理が楽しめるお店の他に、ここにもDJブースがあるのをご存知ですか? DJ JIMが手掛けている、ジム・ヴァイナル・ナジウム。名前の通り、ヴァイナル、つまりレコード限定です。ここで見逃せないのは、飛び入りのスペシャルゲストがあるかもしれない、という点。あのアーティストが、ここで!? なんていうのもフェスティバスならでは。過去にパレス・オブ・ワンダーの小さなテントでロンドンナイトをやった際、ファットボーイ・スリムが飛び入りDJしたこともあるフジロック。何が起こるかは来てみないとわからない!

    ■ワールドレストランにパンケーキショップが新登場!
    アートの話題からは離れますが、ジェイソンおススメのお店とのことでご紹介します。その名も、The Vagabond Hot Cake House。ハイクラスなパンケーキを出してくれるのだとか。スイーツ女子&男子は要チェックです! パンケーキ以外にアフタヌーンティーセットも出す予定。イングリッシュティーとスコーンで一息つくのもいいですね。

    ■会場を彩る様々なデコレーションアート

    フジロッカーの間で人気が高まっているゴちゃん。なんと今年は、フジロッカーズオルグとゴンちゃんのコラボグッズとして、とっても可愛いTシャツを制作! 当日はフジロッカーズ・ラウンジにて販売します。これは、ゴードンというアーティストの作品で、主にところ天国の周辺にたくさん生息しています。ゴードンは、この他にもボードウォークにズラリとぶら下がっているランタンも手掛けています。毎年デザインが変わるので、今年もぜひチェックして見てください。

    ところ天国といえば、ホワイトステージへ渡る橋の飾りつけも華やか。これを手がけるのは、デザインズ・イン・エアー。キッズランドやオレンジコートの装飾、そして朝霧JAMのステージデコレーションも手掛けています。海外のフェスでは、グラストンバリー(イギリス)、ビッグ・デイ・アウト(オーストラリア)のステージも。

    これ以外にも、フジロックに来たんだなぁと思わせてくれる光景の一つに、風になびく旗があります。キャンプサイトに渡る橋の手前あたり。これを作っているのは、ところ天国でヤシの木帽子を売っているジョン・ヘルマット。フジロックの演奏シーンが一切写っていないDVDがあるのをご存知でしょうか? タイトルは「Tents & Bugs & Rock n Roll」、邦題は「楽しい、楽しい、フジロック」(日高さんの発案)。その映像を撮っているのが彼なのです。

    なんと驚いたことに、ジョンは1999年以来ずっと毎年テントだけで過ごしているというのです。準備や片付けもあるので、滞在は2週間以上。他のアーティストもテントを張っているのですが、一部の期間は民宿やホテルなどに滞在します。まさに、フジロッカーの中のフジロッカーですね!

    ■ゴンちゃんの新しい友達!バニーが今年はパワーアップ

    昨年ボードウォークに突如登場した可愛いうさぎたち。なんと、今年は会場中で出会うことができます。一匹として同じカラーリングはなく、年齢や国籍まで違うというのです。そして、少し広くなった奥地エリアにバニーズパークができるかも!? そこにはゴンちゃんを始め、アーティスト達もいるとの噂。このバニーを手掛けているのは、ロンドンアートチームの中で唯一の日本人アーティスト、MADBUNNY。先日ロンドンから帰国したばかりですが、フジロックに向けて猛暑&雨の中、新たなバニーズを今日も創り続けています。

    そんなMADBUNNYから、フジロッカーズに向けてメッセージが届きました!

    「フジロックは音楽と同じだけアートを感じる事が出来る素晴らしいフェスティバルです。
    とても大きく存在感のある物から、人知れず隠れているような作品も、全て素敵なアーティスト達のアートワークで、その全てのアーティスト達も会場にいます。その作品と併せ、アーティスト本人にも着眼して会場を廻るのも、またいつもと違うフジロックが体感出来ると思います。

    今年はボードウォーク以外にもバニーズの生息範囲が拡大します。会場で声をかけて頂ければ、ステッカー等をプレゼントしますので、是非バニーハントしてみて下さい。」

    photo: MADBUNNY / Akiyoshi Takada

    ということで今年のフジロックは、レッツ、バニーハント! 会場にいるバニーたちを見つけたら、ぜひ携帯やスマホで写真を撮ってみてください。何か素敵なプレゼントがあるかも?

    ■Buskers Stopの注目パフォーマンス

    今年はミニボーリング場(その名もフジボウル)までできることになった奥地エリア。ストーンド・サークルには、新たにミニステージ Buskers Stopができるのですが、ここも見逃せません! 注目なのは、KWABANA LINDSAYというアーティスト。なんと、綱渡りをしながらバイオリンを弾くのだとか。

    ■進化するピラミッド・ガーデン

    会場の中で最もゆったりのんびり過ごせる場所、ピラミッド・ガーデン。今年はここに、ガムラトロンなるものが登場します。ニューヨークのアーティストが制作した、ガムランをロボットにより自動で演奏するオーケストラなのだとか。映像はこちら
     

    モアファン予習は、以上です!

    『やるかFUJI ROCK 1997‐2003』(日高正博 著)の中で、会場を見て歩くだけで面白いところにしていきたいと日高さんが言っていた通り、本当に毎年どこへ行っても違う楽しみがあるフジロック。ぜひ時間を作って会場の色々な場所に足を運んでみてください。楽しい発見が盛りだくさんで、フジロックの新たな魅力に出会うことができると思います。

     

    写真:深野輝美/船橋岳大/近藤英梨子
    文:近藤英梨子

Fujirock Express
フジロック会場から最新レポートをお届け

フジロッカーズ・オルグ盤『フジロッカーズの歌』7インチアナログEP

フジロッカーズ・オルグ盤『フジロッカーズの歌』7インチアナログEP

bnr_recruit

bnr_recruit
PAGE TOP
301 Moved Permanently

301

Moved Permanently

The document has been permanently moved.