フジロック直前ボードウォークレポート。準備が進む会場の様子も!
- 2012/07/22 ● Report
先週末の7/14(土)15(日)16(日)に行われたフジロック前最後の第41回ボードウォーク・キャンプ(以下BWC)。毎年この時期になると会場の至る所で準備が始まっている光景を目にすることができ、いよいよ! と胸が高まります。ボードウォークではトンカチやチェーンソーの音が響き、ステージでは設営スタッフさんのかけ声が飛び交い、会場内の道はたくさんのトラックが行き来する、なんとも活気に溢れる苗場スキー場。今回はボードウォークの様子はもちろんのこと、直前の会場の様子についても合わせてお届けいたします!
今年は本当にダメージが大きく、前回のBWCに引き続き今回も多くの箇所で、古い板から新しい板に張り替える作業を行いました。6月の頭に開催したBWのレポートでお伝えした、雪によって崩壊していた部分も、今回でやっと修復完了。
古い板を剥がした後は、まず空いたスペースに新しい板を仮置きしてみて何枚並べられるかシュミレーションしてから釘を打って固定していきます。腐食しにくくするため、板と板の間は人差し指1本分程度空けておくことが作業のポイント。
板運びは、基本作業のひとつ。土曜の午前中からたくさんの板を運んで汗だくに。翌日の筋肉痛はお約束です。それに比べ、土台部分の修復となると、これは難易度の高い作業。苗場の方が主導で作業を進めていきます。
ボードウォークの楽しみのひとつは、みんなが書いたメッセージを読むこと。中には、こんなペイントも発見。人通りの少ないボードウォークを歩くことがあったら、どこにあるのか探してみてはいかがでしょうか。
そして、今回の大仕事と言えば、みどり橋作り。毎年フジロック直前に完成させます。3本の丸太だけだったのが、ボランティアの皆さんの手によって見事に板が敷き詰められました!
完成記念に1枚。ボードウォークには今回が初参加の3人組。みどり橋を手掛けることができて、とっても喜んでいました。自分が作ったところを本番中に歩くと、かなりテンション上がります。
そして、今回のBWCは、スペシャル企画として日曜日の夜に、泉邦宏さん(ex.渋さ知らズ、ジャンベフラワーズ、IMO)のソロライブが開催! このためだけに苗場に来ていただきました。アルトサックス、ふえ、パーカッションなど様々な楽器を使ったライブで参加者を楽しませて、苗場の夜を盛り上げてくれました。
それでは、ここからは準備が進む先週末の会場の模様をお届けします。開催約2週間前の様子をどうぞ。
■木道亭
土曜日に、ちょうどステージ部分となるボードウォークを張り替えたばかり。日曜日からスタッフさんが設営を始めていました。森の中にステージがあるって本当に素敵です。
■ホワイトステージ
写真は1台ですが、土曜日の9時頃はトラックが何台もズラリと並んでいました。写真左奥がアバロンへと続く坂道。
■森のプレイパーク
去年からキッズランドに新しくできたエリア。お子さんと参加される方は、ぜひ木のぬくもりを感じながら遊んでみてください。
■グリーンステージ
ここから、あの大きなステージが組み上がっていくんですね。近づいてみると、積まれた機材を目の前にするだけで迫力ありました。日曜日の1日券が売り切れということは、レディオヘッド渋滞は確実な予感。
■オアシス
あと数日後には、何を食べようか迷うほど様々な飲食のお店が並びます。今年もここで、アレとこれと、それから…。脳内でフェスご飯のシュミレーションが始まります。
■苗場食堂
ステージ裏にログハウスが。楽屋になるのでしょうか!? また、ステージも気持ち大きくなったようです。右部分に新しい板で増築した痕跡が。今年の苗場音楽突撃隊は、何が起こってくれるのか楽しみ!
■レッドマーキー
1/3くらいまで骨組みができている状態。すぐ脇の道を通ってBWCの場所へ行くので、毎年レッドの設営はフジロック直前ボードウォークの名物のようなもの。今年は屋根のシートをかぶせる所まで見ることができなくて残念。
■ムーンキャラバン?
ピラミッドガーデン奥の丘を登ってみました。誰もいないので、ドンピシャでここかどうかはわかりませんが、周りを木で囲まれた芝生エリアが奥まで広がっています。この辺りになるのではないかなと思い、撮影。
以上、会場の模様をお届けしました。準備の様子を見ると、始まる実感が湧いてきますね。
さあ、今年もフジロックまで残りわずか! 毎日のように週間天気予報をチェックする時期となりましたが、油断は禁物! BWCの際にも、ほんの1時間ほどの間に晴れ、雨、曇を体験してきました。山の天気は本当に変わりやすいのです。レイングッズの準備は万全にして臨みましょう!
文/写真:近藤英梨子