• 幕開けは今年も渋谷で17時。キックオフイベントFUJI ROCK NIGHTSでフジロック、はじめました。


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    全方位に刺さる濃密なラインナップが日割りと共に一挙に公開されるという、いつにない仕掛けで大いに盛り上げてくれたフジロックの第一弾発表から約一ヶ月。最高のスタートを切ったと言えるフジロック2025のキックオフイベントとしてFUJI ROCK NIGHTSが今年も渋谷クラブクアトロで開催された。

    しっかりソールドアウトしたというこの日のタイムテーブルはこんな感じ。

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    フジロック出演が発表されているおとぼけビ〜バ〜とカネコアヤノが見られるだけでぶち上げ確定なところにDJがKID FRESINOさんですってよ!やっぱ今年のフジロックは勢いが違うね!と言った感じで、ライブが盛り上がることは間違いないのだが、このイベントの特筆すべきはライブだけではない、そこかしこに仕掛けられたフジロックを体感させてくれるコンテンツの数々である。しかもそれらはタイムテーブルにあるように17時から解放されるフリーエリアで楽しめるのだからうれしい。

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    平日ど真ん中のセンター街を突っ切って筆者が会場入りしたのは18時半すぎ。フリーエリアは思い思いに過ごすお客さんですでにいっぱいだった。過去のライブ写真の展示やパンフレットに見入ったり、歴代ポスターを見て談笑したりする人たちをながめているだけで自然と自分の中に備わったフジロック細胞がうずき出す。

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    そしてフジロック細胞を完全覚醒させてくれるやつが今年もおでまし!はい、みんな大好き苗場食堂のとろろめし〜。ライブを見る前にもフリーエリアでちょっと遊んでから飲みに行く前にも小腹にささっと入れたいかわいいやつである。

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    とろろめしのお供にみんなが片手にしているドリンクはいいちこのお茶割り「いい茶こ」。これ、飲み進めるうちにお茶がどんどん濃くなっていくけどくどさはなく、さっぱりして進む進む。現地でもぜひ飲みたいのだが、焼酎のみ追加の「ナカ」も用意してくれたら、酒の民たちが歓喜すると思います。いいちこさん、なにとぞなにとぞ…。

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    この日トークで出演する「フェスのプロ」ことフェスティバルライフ編集長の津田昌太朗さんもいい茶こ片手にパチリ。ライブの合間にどんな話が聞けるのか、こちらも楽しみだ。

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    どんどんあったまっていく体でライブ会場入り口方面に進むと、今年のオフィシャルグッズの販売ブースも待機。目が合ったのは白ペイントのおサイケなゴンちゃん。柄違いのひとつひとつを見てじっくりベストパートナーを選んでいたお姉さんは、納得のいくおサイケちゃんをお連れできただろうか。

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    そこかしこの見どころに捕まっているうちに気づけば19時がすぎていた。KID FRESINOのDJを覗きに行こうと、移動した19時10分頃では時すでに遅し。フロアは満杯で、音圧強めに色気のあるサウンドが誘ってくるのだが物理的に踊る余地がない。こういうとき、ライブハウスで聞く格別な音が素晴らしいのは理解しつつも、野外でスペースに困らず踊れるフェスの現場が恋しくなる。遠くからなんとかフレシノ氏のセクシーなフォルムを確認して外へ。またフリーエリアに戻ってボーッとしようか。こういう自由さがまた、フェスのそれらしさだ。

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    フリーエリアの椅子に座って目を向けたモニターには過去のフジロックの映像が流されている。昨年は前年のアフタームービーが流されていた気がするが、今年はかなり古いとわかる、歴史ある感じの映像たちだった。たぶん現代よりは少しヤンチャだったであろうお客さんたちが、泥まみれになりながらぶち上がっているのがまぶしい。

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    ヤンチャな映像で勢いをつけて、おとぼけビ〜バ〜のライブに乗り込む。レッチリ、ジャック・ホワイト、グリーン・デイといったビッグネームたちの前座を務め、コーチェラなどの海外フェスにも名を連ねるなどワールドワイドな活躍を見せる彼女たち。ネーミングやたたずまいから、ちょっとイロモノな日本語ガールズロックバンドという雑なイメージをもったままこれまでライブを見る機会がなかった筆者だが、ひとたびその音を浴びるとたちまち虜になってしまった。笑える日常のシーンを彷彿させるチャーミングな歌詞を乗せて叩きつける歌にバキバキな演奏、MCは世界で場数を踏んでいるだけあって、盛り上げるのはお手のものといった様子だ。

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    「フジロック行ったことある人ー?」「今年メンツいいですよね!」と、イベント趣旨を汲んだサービス精神満載の問いかけに、オーディエンスが笑顔で返す。おとぼけのライブがめちゃくちゃ楽しかったのはもちろん、日常生活の中ではなかなか出会わない、当然のようにフジロックが好きな人たちの中にいる安心感に包まれ、気持ちがどんどん解放されていくようだ。

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    おとぼけがしっかりフロアを温めてくれた後は、津田昌太朗さんのトークの時間。ライブが終わってすぐのおとぼけのギター、よよよしえをゲストに迎え、「今年何が見たい?」とかいよいよ夏が来るなあと実感する話題がフロアを交えて展開されていく。「フジロックはどのステージもいいんだよね」という話に全力で共感しながら、ルーキーと苗場食堂以外のステージ出演は今年がはじめてというおとぼけが出るステージを予想したり。順当に考えたらレッドマーキーか。でもグリーンあさイチぶち飛ばし枠とかもすごくいい。そして「今年は晴れる…」という予言が聞こえてきたところで、ここ数年のカンカン照りな苗場を思い出して不安にかられ、体力をつけて現地にのぞむ準備をせねば…と思ったりもした。4ヶ月前のタイミングで健康意識をあらためさせる、それもキックオフイベントの意義かも、しれない。

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    トークも終わり、外の空気を吸いにフリーエリアに戻ると、自由にペイントできるように設置されていたボードウォークの板はびっしりに彩られていた。これが苗場の森に設置されたら、いよいよ本当にフジロックがはじまるんだ。

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    イベントを通してどんどん気持ちが高揚していく中、最後に目撃したのはカネコアヤノ。シンプルに、圧倒的な歌だった。この日は予定していたバンド編成ではなく弾き語りに変更になったことが事前にアナウンスされていたが、それが必然だったかのようなステージだった。

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    フロアは超満員で姿をとらえることは難しくとも、ただ神経を研ぎ澄ませて彼女の歌に耳を向けていると、心が丸裸にさせられるような感覚に陥る。みながただ聞き入り、手拍子をすることも、体を大きく揺らすこともなく、意識を集中させているだけの空間。ここにある波長に身を投じられることに対する喜び、ただ浴びせられることしかできないことに対するほんの少しの恐怖みたいなもの、そんなことを体感させてくれる演奏に心酔するしかなかった。

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    いつもの静かなふるまいのまま「フジロック、今年出るんでよろしくお願いします」と一言残し、大歓声の中終演した。苗場でまたどんなライブを見せてくれるのだろう。それぞれの個性のコントラストが強かったこの日のライブだが、フジロックの3日間はこんな幸せな感動の波をもっともっと目一杯に感じることができるだろう。楽しみだなあ、もう!第一弾ラインナップが載ったフライヤーをながめてニヤニヤしながら帰路に着く。最高のキックオフが切れたと言えるだろう。

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    これを書いているのは桜が咲きはじめたころ。花粉も黄砂もつらい。寒暖差も物価高もつらい。希望を持ちにくい要素が満載な今だけど、けどフジロックが待ってるし。その前に4月5,6日には大阪でのFUJI ROCK NIGHTSの開催も決まったし!そちらもぜひお見逃しなく。

    Text by 東いずみ
    Photo by 佐藤哲郎/Fujirockers org(風景)、Taio Konishi(ライブ)

    Information

    GmiF--ObwAEpcPI

    プレイベント FUJI ROCK NIGHTS 大阪 開催決定!
    SMASH go round FUJI ROCK NIGHTS @心斎橋パルコ supported by いいちこ

    FUJI ROCK FESTIVAL’25 に向けてキックオフ!
    渋谷での開催に続き、プレイベント FUJI ROCK NIGHTS 大阪開催決定!

    DJを迎えたパフォーマンスや、豪華景品が当たるフジロックの会場でも人気のゲーム「いいちこチャレンジ」など開催!POP UPブースでは今年のフジロックのチケットやグッズを対面で販売するので、わからないことなど、スタッフにお気軽にお問い合わせください。

    4/5(土) 6(日) 2日間、心斎橋パルコより苗場に向けてキックオフ!

    開催日時:4/5(土)12:00〜20:00 4/6(日)12:00〜17:00
    開催場所:心斎橋パルコ B2F 特設会場

    ◼︎B2F 特設会場
    ・DJライブ
    4/5(土)13:00〜15:00|SAMO
    4/6(日)13:00〜14:00|Cwondo [DJ set]

    ・いいちこチャレンジ
    ストップウォッチを「11.15(いいちこ)秒」で止めるチャレンジゲーム。
    フジロックのチケットやグッズなど、1FのフジロックPOP UPブースで¥2,500以上ご購入いただいた方には、フジロック3日間利用可能な「レンタルテント」やサービスパス「FUJI ROCK go round」など豪華景品をご用意。ゲーム参加券は購入時にPOP UPブースにてお渡しします。

    ◼︎1F インフォメーション横入口
    ・FRF’25のチケットやオフィシャルグッズの販売
    常駐しているスタッフに、わからないことや不安なことはお気軽にお問い合わせください。

    ・スタンプラリー
    キックオフイベントやプレイベントなど、フジロック本番までの間に開催されるフジロックにまつわるイベントでスタンプラリーを開催!

    詳細はこちら
    https://www.fujirockfestival.com/news/detail/bf67e2953e0f972

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