• 自力で家を苗場にする。再現&お取り寄せとオリジナルカクテルでフジメシひとりじめ!


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    フジロックが今年はないという現実が、本気でジワジワ染みてきた今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?目や耳や、脳や細胞が、あの日々を求めているのを実感すると共に、胃袋がフジロックのごはんを求めてうずいていませんか?1日5食食べたり、早朝からビールを飲んだり、どれだけ食べても飲んでも自分を責める必要などない、カロリーの結界を超えた桃源郷でもあるのがフジロック。思い出したら我慢ができなくなったので、これはもう自力でなんとかするしかありません。おうちフジメシ、はじめます。

    まずはあの肉から!

    ■ もち豚串 塩コショウ・ニンニク味噌(越後もち豚)

    人気ごはんアンケートでもいつも上位に位置する新潟のブランド豚、越後もち豚の串焼き。いつも大行列が出来ている人気店です。本物は厚切りバラ肉だと思いますが、手に入らなかったのでロース肉で代用します。ちなみに、筆者が今回の材料をもろもろ購入したスーパーはこちら。創業者さんが新潟の方だそうで、土地の色を感じる品揃えです。

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    もち豚串には二種類の味があります。塩こしょうとニンニク味噌、現地ではどちらを食べるか迷いますが、自作ならもちろんどちらも食べられます。味噌は、麦味噌にニンニクを数日漬けておいたものに、名古屋土産でもらった「つけてみそかけてみそ」をブレンドしてこってり感をプラスしました。

    串刺ししてフライパンでジュージュー焼いたのがこちら!

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    え、これもち豚じゃん…。もち豚を焼いただけなので当然ではありますが、驚くほどちゃんとあの豚さんの味がします。脂が甘くて香ばしく、弾力があってかなりおいしいです。焼き立てですぐにガブリといけば気分は苗場にトリップ。そして、脂が多すぎるともたれてしまうお年頃には、ロース肉は逆にアリかもしれません。ちなみにたくあんと野沢菜はこの後登場する料理の匂わせです。

    FUJIROCK EXPRESS’19 | もち豚串ハーフハーフ

    さて、酒が必要です。

    今回は、よりフジロック感を楽しむために、オアシスの常連バー、KARMAさんが毎年おなじみにしている、「その年の出演者を文字ったオリジナルカクテル」を作ることにしました。

    昨年のラインナップはこちら。

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    勝手に考えただけなので、KARMAさんには、なんの所縁もございません。

    ■ キンミャヌー

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    元ネタは言わないスタイルでいきます。
    酒好きにはおなじみのキンミヤ焼酎のソーダ割りに、彼らのクールな感じをイメージして緑色をプラスしました。その名も「ミドリ」というメロンのリキュールを使用。味は…、チューハイにかき氷のメロン味が溶けたやつを入れたような味と言えばわかっていただけると思います。

    さて、さっぱりしたら肉欲に火がついたのでもう一発肉を食べます。

    ■ ラムチョップ(ながおか屋)

    ヘブンの人気店、ながおか屋さんのラムチョップは、冷凍品のお取り寄せができます。そんなわけでこちらは本物をいただくことにします。

    ながおか屋ラムチョップ販売公式サイト♪

    実店舗が生活圏内にある筆者は、事前予約して焼き立てのものをテイクアウトさせていただきました。テイクアウトなら、フジロックでおなじみのタレ味だけでなく塩味もいただけます。

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    焼き立てのラム肉の柔らかさたるや!タレ味は、甘辛くて食欲を刺激する味、塩味は肉の旨味がわかりやすい味で、どちらもおいしいです。クセはないけど、他の肉にはない独特な食べ応えのあるラムチョップは、何本でも食べたくなる安定の逸品でした。緑のハラペーニョペーストはお取り寄せには付属しませんが、柚子胡椒で代用してもおいしそう。お取り寄せ&テイクアウトを猛烈におすすめします。

    FUJIROCK EXPRESS’11 | ながおか屋~ラムチョップ~

     
    肉に合うビールを今すぐください!

    ■ IPAツイッグス

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    シンプルにエチゴビールのIPAです。が、見てください、このツイッグス感を。筆者の記憶の中のツイッグスちゃんは、こんな感じのトンチキおしゃれヘアーをしていたはずです。ツイッグス感を演出するおしゃれ飾りはライムとたくあんで作成しました。つまみ付きの優秀な一杯。ちなみにたくあんにライム果汁をかけるとさっぱりしておいしいことが発覚しました。

     
    さて、肉が続いたので何かヘルシーなものを摂取しましょう。

    ■ 栃尾ドッグ こってりブラック・さっぱりホワイト(越後のきつね屋)

    2016年からところ天国に出店し、たちまち人気フードの仲間入りをした栃尾ドッグ。新潟名物である「栃尾揚げ」に数種類の野菜と鶏ひき肉、チーズなどをサンドした料理ですが、肉と炭水化物に偏りがちなフェスごはんの中で、栄養バランス抜群なこちらは、女性に特に人気があるようです。食材はこんなにたくさん。

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    もちろん「こってりブラック」と「さっぱりホワイト」の2種類を作ります。ブラックはまたもや「つけてみそかけてみそ」を味付けに使用、ホワイトは本来はフレンチドレッシングがかかっていますが、ヨーグルトに酢や塩コショウを混ぜたソースで代用してみました。鶏ひき肉は、事前に炒めて軽く塩コショウで味をつけておきます。

    栃尾揚げをフライパンでこんがり焼いて、具材をはさめば出来上がり!

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    うまい…!この料理を考えた人は天才ですか…?野菜も肉も大豆製品も乳製品も取れるとか、完全栄養食じゃないですか。と言うかヘルシーだから今まで食べた肉の分のカロリーも相殺するのでは?ってことはカロリーゼロ??こんな風に、料理自体の完成度に賞賛が止まらなくなるほど、手作りしてもめちゃくちゃ美味しいです。これはリピート確実。きつね屋さんに拍手!

    FUJIROCK EXPRESS’17 | 栃尾ドッグ(こってりブラック)

    さて、こちらに合わせるドリンクは…

    ■ サニーデイサーバイス

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    バイスサワー。みんな大好き下町のロゼ。みんなと言うより、筆者が大好きすぎるだけです。バイスサワーとは、梅ガム風味のリンゴ味、といった感じの甘酸っぱいピンク色の割りもので焼酎を割ったサワーです。色がかわいいのもあって、フジロックで売ってくれたらレディに人気になると思います。どこかのお店さん、メニューに加えてくれませんか?そして、空色のストローがサニーデイ感を演出しているのをお気付きいただけているでしょうか。

    さて、栃尾揚げでカロリーを相殺したので、メインディッシュにいきましょう。ここ数年筆者にとって、もはやフジロックでしか食べない料理です。

    ■ フォアグラライスボウル(苗場プリンスホテル)

    フォアグラ。それは庶民にとって、かつてはお呼ばれした結婚式でしか食べなかったもの。そして今はフジロックでしか食べないもの、と言っても過言ではないかもしれません。1300円と、少し値ははりますが、目の前で焼かれるフォアグラのライブ感を含め、大好きなフジメシです。

    「フジに行けないならば、フォアグラを手に入れるしかないじゃない。」意を決した筆者はAmazonを検索。なんでも売っているのがAmazonです。

    甘辛い醤油だれとバルサミコ酢をかけて、フライパンでジュージュー言わせながら焼いていきます。気分はまるでプリンスホテルのシェフさんのよう!

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    焼きあがったフォアグラを、レタスを敷き詰めたごはんの上にドーンしたのがこちら!

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    ファアグラは、本物の半分くらいのボリュームではありますが、ちゃんとあの尊い味がします。フォアグラのこってり感と甘辛いタレのかかったごはんはベストマッチ。家でこれが食べられるなんて感動ものではありますが、一杯の材料費は2000円弱かかっているので、苗プリさんのコスパの良さに脱帽です。敬意を表して、苗場に向かって一礼しました。

    FUJIROCK EXPRESS’19 | フォアグラライスボウル

    そして、フォアグラなんていう特別なものには、なにかシャレた横文字のお酒が飲みたい。ということでこちらです。

    ■ ジョアアン・カサブランデス

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    彼が来るのを待ち焦がれていたのに…という切ない思いを込めて作ったこちらは、オトナのお酒であるブランデーを、子供のころから大好きだったジョアで割ってみたもの。なんじゃそりゃと思われるでしょうが、これがかなり本気でおいしいのです。ヒリヒリするけど色っぽく、チャーミングさもあるこの感じ、まさにイケメンロックスター。女を酔わせる味なのに、おなかに優しいところにも惚れてしまいそうです。

    そして、シメはやっぱりこれ。

    ■ とろろめし きりざい・温玉トッピング(苗場食堂)

    レジェンドフジメシ。もはやフジロッカーのソウルフード。長蛇の列を覚悟しながらも、フジロックでの最初のごはんはこれに決めている方も多いのではないでしょうか。食べるたびに「これこれ!帰ってきたな~。」と思うんですよね。

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    たくあんと野沢菜は、新潟産のものを用意しました。これらを細かく刻んで納豆と混ぜます。とろろには、粘り気の強い大和芋を使用。すりおろして、だし汁でのばします。

    温泉卵も用意して、ごはんの上にドーンしたのがこちら!

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    文句なしにうまいっ!簡単な料理ではありますが、出来上がったものを見たときの気分の高揚は、他とはちょっと違う特別感がありました。現地で食べるおいしさや感動とはもちろん違うけれど、フジロックへの恋しさとかせつなさとか…、愛着とか大切な思いがあるからこそ、こんなにもおいしく感じるのだと思います。その思いが、何よりの調味料なのでしょう。一年後また食べられることを願って合掌。ごちそうさまでした!

    FUJIROCK EXPRESS’19 | きりざいめし&とろろめし&味噌汁

    結論:「フジメシはおうちで食べてもおいしいし、心意気次第では家も苗場。」

    現地で食べるおいしさとはもちろん違うけれど、大好きなあれもこれも、自分のタイミングで食べられる幸福度は、おうちならではです。雨に濡れる心配も、食べる場所を探す必要もない、自分だけのオアシスが家にはありました。今年は今年なりの、それぞれのフジロックを楽しんでみましょう。フジロックが開催されるはずだった3日間は、公式YouTubeを見ながらぜひおうちフジメシを!

    Text by 東いずみ
    Photo by 東いずみ、Fujirockers.org

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