【朝霧JAM2018】行って良かった!子供と一緒に初めてのキャンプインフェス!
- 2018/10/31 ● Report
フジロック同様に小さなお子さんの参加が増えてきている朝霧JAM。今回は、3歳になる息子さんとのキャンプインフェスデビューに朝霧JAMを選んだ、フジロッカーの渡邉家にお話をお伺いしてきました!
朝霧JAMを選んだ理由
■お子さんが生まれてから一緒にフェスに参加したことはありますか?
「森、道、市場」に行きましたね。日帰りで、会場で3~4時間くらいだけ過ごしました。
■フジロックへの参加は考えていますか?
行きたい気持ちはとてもあるのですが、大人でも過酷な部分があるので、ちょっとまだすぐには考えていないですね。今は子供をひとりで歩かせているのも少し心配なので、小学生くらいになってからかなと思っています。家から苗場までは移動距離も長いので(車で7時間くらい)その点でも少し躊躇してしまいます。
■お子さんとのキャンプインフェスのデビューに朝霧JAMを選んだ理由は?
夫婦そろって元々すごく大好きなフェスなので。フジロックを諦めている分、どうしても朝霧には行きたくて。4、5年ぶりに来てみて、明らかに子ども連れのお客さんが増えていてびっくりしました。ベビーカーの子もいたりして。
天気予報で土曜は雨とわかっていたのでちょっと過酷かなと思って日曜だけにするつもりでしたが、せっかくなのでキャンプも経験させたいと思い2日間参加することにしました。
2日間の過ごし方
■土曜はあいにくの雨でしたが、2日間どんな風に過ごしていましたか?
ムジカ・ピッコリーノは家族3人で見ました。でも土曜日は8割くらいテントにいましたね。子供のおもちゃをいくつか持っていったのですが、意外と使わなくて。テントの中でマットを広げたら、でんぐり返しばっかりしてましたね(笑)。
普段は雨が降ると外にあまり出たがらなくて、レインコートを着るのも嫌がるのですが、朝霧では進んで着てくれて外に出たがっていたのでびっくりしました。雨の中、ほぼ貸切でキッズランドで遊んできましたよ。
日曜は朝からラジオ体操をやりました。子供はその時おままごとに夢中でしたけど(笑)。ライブについては、奥さんに子供を任せて、マバヌアを一人で見させてもらいました。最後のジョン・バトラー・トリオは、家族3人で見ることができて良かったです。ライブはもちろんとても良かったのですが、ステージを見つめる子供の瞳がキラキラしていて、それが本当に最高でした。
■お子さんの持ち物で気をつけたことはありますか?
着替えですかね。昼と夜の気温差があるので、暑い時用と寒い時用にいくつも用意しました。でも、雨や汗で思った以上に濡れてしまったので、もっと着替えが必要だったかなと。
■朝霧でのご飯はどうしていましたか?
苗場食堂にはとてもお世話になりました。まだ子供が小さいので、納豆、白ごはん、けんちん汁というメニューは嬉しかったですね。苗場食堂は大人の私たちにとっても、ほっこりごはんをいただけるありがたい存在です。あとはステーキ丼や豚サンドを食べましたね。日曜日は暑すぎて、かき氷を4杯も食べちゃいました(笑)。家からは、寒くなった時に温かいものが飲めるように粉末のスープと、子供も食べられるおやつを持っていきました。
子供と過ごしたかけがえのない時間
■初めてお子さんとキャンプインフェスを体験してみて、大変だったことや良かったことなど聞かせてください。
野外で丸一日過ごすこと自体が初めてなので、自然の中でのキャンプや初めて聴くライブといった新しい体験をさせてあげられたことは本当に良かったと思います。
キッズランドの森の道を歩いている時に、子供が「(足元が)ふかふかだね」と言っていて、自然を自分の身体で感じてもらえたことも良かったです。それから子供はワンちゃんが好きなので、連れて来ているお客さんに自分から触りに行ってましたね。
子供にはできるだけ色々な事を体験させてあげたくて。まだ早すぎるかも知れないけど、将来自分が何をやりたいか考える際に、その経験が役に立ってくれたらいいなと思っています。
初めて1泊2日でテントに泊まったので、「いつおうち帰るの?」「今日はここ(テント)がおうちだよ」というやりとりが何回かありましたが(笑)、それでぐずってしまうことはなかったので良かったです。
大変だったのは、まだオムツが完全に取れてないので、トイレの事や雨で濡れて風邪をひかないか心配したり、夜寝る時に周りの音で直ぐには寝付けなかったところでしょうか。
あとは、やっぱり子供を1番に考えて行動するので、見たいライブはほぼ諦めないといけない部分はありますね。でもそのような事は覚悟して参加していましたし、不安や大変さもありましたが、子供と一緒に過ごせたこの時間は、それをも超える貴重な体験となりました。本当に参加してよかったです。
うれしい変化
■朝霧JAMから帰ってきて、お子さんに変化はありましたか?
楽器に興味を持ったようで、帰ってきてからおじいちゃんに「ギターとドラムが欲しい!」とおねだりしていました(笑)。それから、家にある簡単な太鼓のおもちゃで音楽に合わせて叩いて遊んでいますね。それをやる時は、「パパはギターやってよ」とリクエストされます。これをきっかけに楽器を好きになってくれたら嬉しいですね。
その後、おもちゃのギターを買ってもらい、自作の歌を歌いながらギターをかき鳴らしています(笑)。
■来年も参加しますか?
はい。嬉しいことに子供が「来年もここに来たい!」と言っていたので。
来年は、子供と一緒にもう少したくさんライブを観れるといいかなと思っています。それから、もうすこし大きくなったら、一緒にご飯を作ったりしてキャンプならではの本格的な楽しみ方ができるといいなと思っています。
息子さんの音楽への興味は、会場にいる時からひしひしと感じており、朝霧JAMから帰ってきた後にドラムとギターを欲しがっていたことに納得。
最初、キッズランドでお話をうかがっていたところ、ムーンシャインでのライブが始まると、音が聴こえてくる方を指さして、あっちに行きたい!とリクエストが。そしてムーンシャインのライブが終わるころ、今度はレインボーステージが気になるようで、ステージがしっかり見えるところまで行きたがっている様子を見ていて、ライブへの関心度の高さが伝わってきました。
また、キッズランドの和太鼓セッションでは、最初は一つの太鼓を叩いていたところ、右隣りの太鼓が空くと、すかさずそっちも叩き出した姿を見てドラマーの将来が少し垣間見えたような気がしました(笑)。
来年、また会場で会えるのが今から楽しみです。
Text & Photo by Eriko Kondo