第59回のボードウォーク・キャンプレポート。初めての参加者の目線からレポートします!
- 2018/06/14 ● Report
フジロックまであと2ヶ月を切り、そろそろ苗場へ想いを馳せ始めるころではないでしょうか。そんな徐々に気持ちが高まるこの時期に毎年、ボードウォークを修繕・補修する「ボードウォーク・キャンプ」が行われています。苗場でのフジロックの開催が20年を迎える今年、ボードウォーク・キャンプも59回目を迎えました。開催されたのは6月2日-3日。当日は晴天にも恵まれ、100人近くの参加者が集まりました。
そんなボードウォーク・キャンプに初めて参加した筆者。しかもフジロック以外で苗場に行ったのは初!そんな初めて尽くしの立場から普段の苗場の様子も交えながらレポートしていきます!
ボードウォーク・キャンプがスタート!
まずは9:30に苗場食堂の前に集合!時間になると、ぞろぞろと人がやってきます。
その数なんと100人以上…!!
スタッフの方にお話しを聞くと今年は例年より参加者が多いそう!みなさんのフジロック愛が感じられますね。
おおよその人数が集まると、スタッフさんから作業内容の説明を受けます。今回は作業する場所の地図と作業内容が書かれた1枚の紙が配られました。
作業内容を確認し、しばしの休憩タイム。この時間にテントを建てる人もいました。私たちはすこし休憩し、作業場であるホワイトステージ近くのボードウォークへと向かいます。
普段は見られない、苗場の姿が…!
ホワイトステージが駐車場になっているので、車で移動することもできましたが、「いつもと違う姿を見たい!」ということで、歩いて向かうことにしました。
道すがらにあるグリーンステージ。いつもは多くの人が入り、音楽が鳴り響く会場ですが、フジロック以外のときは一面の草原でした。そして思ったよりも狭い。初めてボードウォークに参加した知人たちも同じことを言っていたので、そう感じるのは私だけではなかったようです。それでもいつもの場所に立つと、やっぱりフジロックを思い出してしまい、7月が待ち遠しくなってしまいます。
と想いにふけっている場合ではありません。今回はフジロック会場ツアーではなく、ボードウォーク・キャンプに参加しに来たのです!
古くなったボードウォークを修繕・補修!
ようやくホワイトステージ脇のボードウォークへとたどり着きました。まずは古くなった木材を剥がしていきます。木材を剥がす係とそれを運ぶ係、そして木材に付いている釘を抜く係に分かれて作業に取り掛かります。木材を剥がしたり、運んだりする作業には力が必要なので大人が対応し、子供は主に釘を抜く作業を担当しました。
普段歩いているボードウォークも剥がしてみると、土のみ。ここでもいつもと違う景色に不思議な感覚を覚えます。そして予定していた箇所の木材を剥がし、下の土台となっている木枠も外し終えると、今度は新しい木材を打ちつけます。私が作業していると、スタッフさんから「木材の幅は1cm開けて!」と指摘が入ります。どうやら少し狭すぎた様子。普段からボードウォークを修繕しているスタッフさんは、どのくらい開ければよいのか的確に指示をしながら、場所を指定してくれました。
釘打ちには子供たちが大活躍!2本の釘を1枚の木に打ち付けていきます。大人と二人一組になり、大人が木の位置を決め、1本目の釘を打ち、子供が2本目の釘を打ちつけます。親子でともに一枚の板を打ちつける共同作業。楽しい思い出になりそうですね。
「作業ってこんな大変なの?」「体力に自信がないんだけど、大丈夫かな?」
そんな声も聞こえてきそうですが、不安がある方はぜひ掃除部隊に名乗り出てましょう。ほうきを持ってボードウォークや苗場食堂裏のスペースを掃除する役目もあります。
(※作業内容は毎年変わる可能性がございます。詳しい内容に関しては主催団体である「フジロックの森プロジェクト」に一度お問い合わせください)
お昼はわいわい、みんなでカレー!
さて午前中の作業を終えると待っていたのは、カレーライス!やっぱりキャンプにカレーは付きものですよね!器に盛られただけでお腹が鳴ってきます。しっかりと煮込んだカレーが疲れた身体に沁み入ります。
休憩時間が終わると、今度は場所を変えてまたボードウォークの改修作業!木材を剥がして、釘を抜き、運ぶ作業を繰り返します。最初こそ「体力持つかな…」と不安でしたが、途中からは慣れてきて運びやすい持ち方を発見!工夫をして楽しみながら作業ができました。
そして最後は、大量に出た木材をトラックの荷台へと積み込む作業です。みんなで列をなし、木材を受け渡していきます。かなり大量にありましたが、みんなでやればそんなに時間もかかりませんでした!隣になった人と「ちょっとこれ重いです。気をつけてください」などと声を掛け合いながら進めていきます。
15時を過ぎるとスタッフ側から「終わりにしましょう」と声がかかり、作業は終了。あとは個別で楽しむ時間となりました。