フジロッカーズ・オルグのスタッフが選ぶ、2017年フジロックのベスト・アクトは?
- 2017/12/20 ● from fujirockers.org
今週頭、ついに来年のフジロックの日程が正式発表されましたね。いよいよ2018年のフジロックが始まるんだなというフジロッカーも多いのではないでしょうか?
しかし!ちょっと待ちなさい!と。まだ今年のフジロックは終わってないんじゃないですか?まだまだ今年のフジロックの振り返りが必要なんじゃないですか?ということで、フジロッカーズ・オルグのスタッフに「今年のフジロックの、ライブ・ベスト・アクトは?」というアンケートを取ってみました。今回はその集計結果の一部をコメント付きで発表したいと思います!
※尚、以下の結果はあくまでも個人的見解のまとめですので、その点はあらかじめご了承ください。
ジェット 7/30(日)グリーン・ステージ
「選んだ理由はニックがおもむろにカメラを取り出しオーディエンスに向けて写真を撮ったあの瞬間に尽きる。彼らが久しぶりの苗場帰還を本当に喜んでいて、フジロックをいかに愛しているかがひしひしと伝わってきた。あの激アツロッケンローなステージもうなずけるというもの。ベストアクトで決まり!(ライター / 三浦孝文)」
<ジェット 来日公演情報>
2018/3/6 (Tue) ダイアモンドホール
2018/3/7 (Wed) 新木場 STUDIO COAST
2018/3/8 (Thu) Namba HATCH
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YUKI 7/30(日)グリーン・ステージ
「洋楽をあげたいところだったけど、思い返せば、しっかりとライブを見た記憶がない。飯担当だった僕は常に、焦点は飯屋だった。あれは何杯目だっただろう。オルグの拠点テントで、食事をしていたら、歌声が聞こえてきたんだ。それはもう美しい歌声だった。天使が耳元で囁くような。飯そっちのけで足が勝手にグリーンステージに向かった。そこで見たものは、ステージ上を飛び跳ねて歌うYUKIだった。まさしく天使だったんだ。見とれていた僕は、心が踊るわけでもなk(略)(ライター / 紙吉音吉)」
小沢健二 7/29(土)ホワイト・ステージ
「青春時代を思い出した。発表から、当日、その後と何かと話題に事欠かなかったアーティストも珍しい。(カメラマン / 森リョータ)」
エイフェックス・ツイン 7/29(土)グリーン・ステージ
「ラスト20分程しか見れなかったけど、雨の中でのあの音圧や照明のインパクトは凄かった。(カメラマン / 志賀崇伸)」
ビョーク 7/30(日)グリーン・ステージ
「初めてフジロックに行ったのが13年、理由は「ビョークが見たいから」だったため。再びビョークを見れるという気持ちと、初めてフジロックでビョークをみた時の感動が蘇りました。(匿名)」
キャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメン 7/29(土)ホワイト・ステージ
「一昨年のキャンセルもあってなのか、気合は十分。はじめの数分間で大ファンになってしまった。天候、時間、会場の空気感、その場に存在するすべてが彼らの味方になったようなライブ。終始エンターテイナーで、笑ってしまうくらいかっこよかった!あんなライブずるい!絶対に好きになっちゃうじゃないか!(ライター / あたそ)」
Cocco 7/29(土)グリーン・ステージ
「笑顔で登場したと思ったら、音が鳴りはじめた途端に表情も空気も変わって、一気に吸い込まれた。雨の中で聞いたRainingは鳥肌がたったし、涙が止まらなかった。(カメラマン / 安江正実)」
ドクトル・プラッツ 7/27(木)前夜祭 レッド・マーキー
photo by Yusuke Baba、MASAHIRO SAITO
「今年初参加という事で、初の撮影がDOCTORでした。というのとありますが、ワールドミュージックのジャンルにおいて、新しい形を見た気がします。(カメラマン / 馬場雄介)」
戸川純 WITH VAMPILLIA 7/30(日)カフェ・ド・パリ
「戸川純という稀有な存在がVAMPILLIAが産み出す轟音の中で、とてつもない存在感を放っていた。あれほど超満員のカフェ・ド・パリも、ステージを中心に渦巻く激情を目にするのも初めての体験。これこそパンク。彼女こそ歌姫。間違いなくベスト・アクト。(カメラマン / 岡部智子)」
ファーザー・ジョン・ミスティ 7/28(金)フィールド・オブ・ヘヴン
「事前に抱いていた期待値を軽く上回る最高にドラマティックで最高にエンターテインメントなライヴだった。ステージ後方に構えられた一つのスポットのバックライトが彼を照らし、その光景はまさに「神々しい」という言葉がぴったりと当てはまる。それは決してスピリチュアルなものから生まれるものではなく、表現者として彼がナチュラルに醸し出す雰囲気が作り出している「神々しさ」で。私的フジ史上10本の指に入るライヴでした。(匿名)」
>> ファーザー・ジョン・ミスティのライヴ・レポートはこちら
<ファーザー・ジョン・ミスティ 来日公演情報>
2018/2/13 (Tue) Umeda CLUB QUATTRO
2018/2/15 (Thu) TSUTAYA O-EAST
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ザ・ブルーハーブ 7/30(日)レッド・マーキー
「雨が降り続けたフジロックの3日目、しかも午前2時というディープな時間帯のステージ。このタイミングでのTHA BLUE HERBには、嫌が応にも期待が高まりました。雨、寒さ、寝不足で肉体的にはかなり疲れていましたが、それよりも原稿がひと段落したという開放感の方が上回り、今年のフジロックを締めくくるつもりで深夜のレッドマーキーへ。楽しかったというよりは、完全に打ちのめされたという感覚でしたが、音楽の力を身を持って実感させられるライブでした。(ライター / 阿部光平)」
コーネリアス 7/29(土)グリーン・ステージ
「生演奏的のカタルシスと逆のベクトルに見えつつ、人間が協調し協働することでしか生まれ得ないアンサンブル、一切のエクスキューズがない演出、フェスの狂騒という概念の真逆にあるような、何万人いても1対1で行われるコミュニケーション。そしてそのストイシズムの極北に位置するような「あなたがいるなら」の演奏と、歌の中に秘められた普遍性。小山田圭吾という表現者の業と誠実さに、感動なのかなんなのか分からない感覚に叩きのめされた。もしかしたら澄み切った苗場のあの空間と、そろそろ疲労もで始めたタイミングならではのケミストリーが起こったのかもしれないが、フジロックで経験できる感覚が圧倒的に更新されたライブだったので選びました。(ライター / 石角友香)」
「ステージの開始からラストまで完璧な進行だった。(カメラマン / 古川喜隆)」
ジ・エックス・エックス 7/28(金)グリーン・ステージ
「他のアクトとの兼ね合いで最後の方しか見れなかったけれど、昨年12月の豊洲ピット公演での「始まりの予感」が数段アップデートされた形で表現されていたことは、セットリストの一部だけでも容易に理解できた。さらに、アンコール前の彼らのMCにこれまでの彼らの道のりを重ね合わせたら、涙するしかなかった。セットリストに関しても、”Loud Place”からジェイミーのマッシュアップコーナーを挟んでの”On Hold”が、新しい彼らの黄金パターンになったことは、グリーン・ステージにいた多くのお客さんの大きな拍手が証明していたと思う。(ライター / 若林修平)」
「完璧でした。夜のグリーンの雰囲気が見事に合ってたように思います。終盤のジェイミーのソロからOn Holdの流れは撮影しながら泣けてきました。(カメラマン / MASAHIRO SAITO)」
「苗場の空気、バンドの確かな成長、全てがフジロックだからこそのライヴだった。(ライター / イケダノブユキ)」
「グリーンステージの規模感に間近で聴いてるような距離感(カメラマン / 藤井大輔)」
<ジ・エックス・エックス 来日公演情報>
2018/2/9 (Fri) ZEPP OSAKA BAYSIDE
2018/2/11 (Sun) 幕張メッセ イベントホール
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以上が、フジロッカーズ・オルグのスタッフが選ぶ2017年フジロックのベスト・アクトでした。ここに上がったのはあくまでオルグスタッフの独断と偏見で選んだベスト・アクトです。しかし、ベスト・アクトはフジロッカーのみなさん個々の胸の中にあると思います。「自分も言いたい!」というフジロッカーのあなた、twitterやinstagram、facebookからハッシュタグ #fujirockersorg #mybestactを付けて投稿しましょう!!
来年は果たしてどんなアーティストが出演し、どんなライヴが苗場のステージで繰り広げられるのか、年明けの2月頃には発表されるであろう第一弾ラインナップ発表をお楽しみに!!
写真:平川啓子、古川喜隆、安江正実、Yusuke Baba, MASAHIRO SAITO、岡部智子、木場ヨシヒト、Yoji Kawada、Santiago Felipe