• フジロックをもっと楽しもう!モアファン座談会 初めてのフジロック編


    みんなのフジロック体験は?

    Photo by アリモトシンヤ

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    アリモト:みんなのフジロック・デビューの話に戻るけど、実際に初めてフジロックに行ってみてどう思った?

    東:とにかく楽しかった記憶しかない。いつでもどこでも音が鳴ってて、朝から晩までビール飲んで美味しいもの食べて「ここは天国かー!」て。困ったこともきっとあったはずだけど、一緒に行った友達が初日にリストバンドを落として…そのハプニングに全部持っていかれてる(笑)

    アリモト:時々、会場内で「リストバンド失くしてしまった」っていう人の声を聞くけど、それってどうなるの?やっぱりもう一回買うわけ?

    東:うん、次の朝泣きながら買ってたよ。しかも、失くしたリストバンドを探してるときが日本最後のオアシスのライブだったっていう伝説付き。

    安江:ガチ泣きするやーつ!

    アリモト:酷ぇ…やっぱりそうなんだ。リストバンドはしっかりつけなきゃね。

    Photo by アリモトシンヤ

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    阿部:リストバンドの話だけど、リストバンド交換所に並んでいるときの列が永遠のように感じたなぁ。「せっかく綿密に計画を立ててきたのに、いきなり破綻か!?」みたいな。キャンプの道具も重たいし、ほぼ無口になったよね。だけど、会場に一歩足を踏み入れた瞬間の高揚感はすごかった。もう、休むことも忘れて、ライブを観まくった記憶がある。

    アリモト:会場に入ると一気に楽しくなっちゃうよね。特にグリーン・ステージから“田舎へ行こう!”が聴こえてきたとき!何年行ってても、あの瞬間はテンション上がるね。あと、去年からリストバンドが事前発送になってすごく便利だよね。

    安江:“田舎へ行こう!”のワクワク感はヤバい!あと、グリーン・ステージ終演後に流れる曲…。なんだっけ?

    アリモト:ジョン・レノンの“POWER TO THE PEOPLE”だね。

    Photo by 志賀崇伸

    Photo by 志賀崇伸

    安江:そう、それっ!それが流れると終わっちゃった感ハンパなくて、涙目でサビだけ大合唱になるよ。宗川さんはどう?

    Mune:日中は暑いのに夜はめっちゃ寒い、宿泊先にシャワーがなかったので、外の水道水をシャワーの代わりに浴びたのですが、震えましたね。ただ見るものすべてが新鮮で最高に楽しかったですね。

    安江:水浴びって、朝夕は冷えるから凍えちゃうよ?キャンプサイトには苗場温泉もあったし、無料のシャワー(温水)もあったんだよ?

    アリモト:キャンプサイトの無料シャワーいいよね。昔は冷水だったけど、今は温水で気持ちいいよ!あ、あのシャワーを浴びていると隣の女子の場所はどうなってるんだろうっていつも気になっていたんだけどさ。去年、安江さん取材してなかったっけ?男子はきっと気になってる!

    安江:取材したよ!ムフフな女子シャワールームに潜入ね♡

    Photo by 安江正実

    Photo by 安江正実

    アリモト:もう少し色気があるのかと思ったけど、男子のシャワールームと一緒なのね(笑)

    安江:目隠しのカーテンがないから、水着の人もいるみたい。

    東:床がちょっとヌルヌルするからビーサンみたいな濡れてもいい靴もあると快適だよ。逆に男子のシャワールームはどうなの?

    アリモト:男なんて、ケツもチ◯ポも丸出しで並んでるよ。ああ、フジロックだなっていつも感じるね。志賀君は何かある?

    志賀:会場にいる人たちがすごい笑顔で楽しそうで、このイベントが好きな人がいろんなところで長く繋がっている理由がなんとなくわかったような気がしました。

    アリモト:真面目か!

    阿部:志賀君は会場設営とセキュリティのバイトでフジロックに行ったこともあるんでしょ?バイトで入るとフジロックの見方も変わるもの?

    志賀:実際にアルバイトで行ってみると、ステージの装飾や深夜のレッド・マーキーのセキュリティとか、それまでお客さんとして何気なく見ていたものがどんな苦労があるのかが、よくわかりましたね。アルバイトのとき、10日間くらい宿泊した会場外にある「雪ささの湯」はご飯も温泉も最高でした!

    安江:バイトで行くと自由時間は遊べたりするの?

    志賀:自由時間はバンドのライブを観に行ったりしてましたよ。安江さんは?

    安江:私はアウトドア歴ゼロで、一緒に行った子におんぶにだっこ状態だったから、今思うとホント申し訳なかった。長靴も中敷を入れただけのもので、初日から足が超痛くなった。カッパは2,000円くらいのビニールのポンチョで快適だったけど、最終日にはフード部分が破れてた。

    東:お手本のような初歩的失敗だ(笑)

    安江:でも、すっごく楽しかった!テンション振り切れてて、あんまり詳しいことは覚えてないけど、来年も絶対行きたい!フェス最高!ってなって「フジの病(フジロック後遺症)」が酷かったのは覚えてる。

    Photo by 森空

    Photo by 森空

    アリモト:僕はシャトルバスから見えたキャンプサイトの景色に感動したなー。物凄い数のテントが並んでて「何あれ?すげえ!」って。で、会場は歩いているだけでも楽しいし、ごはんは美味しいしさ。僕は新潟県民なんだけど、「地元にこんなすごいイベントがあったのか!」って、今まで行ってなかったことを後悔したし、同時に誇らしくなったね。じゃ、次の質問。まだフジロック初心者だった頃の自分にアドバイスできるとしたら何て伝える?

    東:2回目に行ったときだけど、グリーン・ステージ後方の芝生エリアに、ビニールシートをひいて、誰もが持ってるオフィシャルのビニールバッグに荷物を入れて一人でまったりしてたときに演奏してたジョン・バトラー・トリオがすっごいよくて。で、荷物を置いたままステージ前まで走っていったのね。

    アリモト:フジロックあるある!

    東:でね、そのまま超ご機嫌になって友達に会うためにフラフラしてたら、夜になって、まんまと荷物を見失ってしまった。貴重品は身につけてたし、荷物をなくしたくらいじゃ全然ダメージないほどに楽しかったからそんなに重大な事件ではなかったんだけど、一応「どこにでもあるようなものは使わない方がいいよ!」と伝えてあげたい(笑)

    安江:最後まで見つからなかったんかーい!!グリーンの基地には旗とか目印を付けておくと間違わなくていいよね。アバロンにオリジナルのガーラント作れるお店もあったよ。
    グリーンの後方にある、グチャグチャの沼になる場所わかる?あそこで転んで泥だらけになる人って、けっこういるよね。

    アリモト:基地をグリーン・ステージの導線後方に作るのならわかるけどさ、最近は前方にも椅子が放置されていることが多くない?あと、折りたたみ椅子をそのまま頭に乗せて歩いている人がいるけど、あれは危険だから止めて欲しい。阿部君は何かある?

    阿部:「自分が晴れ男だということに自信を持つのはいいけれど、雨具は持って行った方がいいぞ。雨具は」って言ってあげたいなぁ。

    Photo by アリモトシンヤ

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    安江:え?何にも持っていかなかったの?ズブ濡れ?

    阿部:初参加のときは、上着は持って行ったけど、靴がスニーカーだけだったので、足元がもうグチャグチャだったね。最終的には開き直って、ビーサンで歩いてたわ。そういう反省を踏まえて2年前に長靴を買ったんだけど、ここ2年のフジは全日通してほぼ晴れてるので、一度も履かずに新品のまま保管されてる…。

    安江:ビーサン!猛者だねぇ。虫が恐くて自分はできないなー。

    東:虫…!虫には気をつけろ!!タイツは厚いものを!!素足、ダメゼッタイ!!!

    アリモト:東さん、刺されて酷い目にあったもんね、15年か。

    東:虫…虫…おそろしい…かゆい…(フラッシュバック中)

    安江:私は某TV局のフェス女子取材を受けたけど、友達が話したいい話はほぼカットで編集されまくったあげく「6:4で音楽より、フェスごはんが楽しみでフジロックに来てる」ってところだけが放送されて、SNSがプチ炎上したから、発言には気をつけろ!

    アリモト:そんな人が他にいたらモアファン・チームに勧誘したいね!僕らはそっちの人たちを取材している訳だし。

    安江:あと長靴は3足も持っていくな!野鳥の会の長靴で十分!苗場は日本だ!お金でだいたい解決できる。出演者とタイムテーブルは行く前にチェックしておけ!老眼(遠視)では紙のタイムテーブルは読めないぞ!

    阿部:「苗場は日本だ!お金でだいたい解決できる」って格言めいてていいね(笑)。

    Photo by アリモトシンヤ

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    アリモト:靴は現地でも買えるし、そこまで用意する必要はないでしょ。

    東:よく長靴3足も持ってたね。最近はスマホのタイムテーブルのアプリを入れておくと便利だよね。老眼の人が読めるかは知らないけど…。

    安江:スマホはデカ文字機能があるから最高!それに通りすがりで気になったアーティストも見つけやすいしね!

    アリモト:タイムテーブルの話だと、最近『iFlyer』から無料のフジロック公認アプリがリリースされたよね。試しにダウンロードしてみたんだけど、現地でも使いやすそうだったよ!おすすめかも!志賀君は何かある?

    志賀:実家に眠っていた親父のテントを持って行ったら、案の定の雨漏りして荷物が浸水してたのであんまり古いキャンプ道具は使わない方がいいですね。

    安江:雨漏りはツライ。フジロックは雨が続くことも多いから、防水対策はしといた方がいいよね。設営時に雨が降ってることもあるから、テントの設営を練習しておくと時短できるし、初心者には足りないもののチェックもできる!ペグが足りない(経験済)とか、あるあるだよ!

    アリモト:テントの防水対策は必須だよね。新品のテントなら大丈夫かも知れないけど、やっぱりメンテナンスは大事。僕は毎年フジロック前にテントに防水スプレーをたっぷりかけてるよ。

    Mune:いろいろあっても大丈夫!死にはしない!

    一同:イエイ!


    ホッピー、モツ焼き、ロックンロール!こんな感じでフジロック・エキスプレスのモアファン・チームによる座談会がスタートしました。フジロックを酒の肴にすれば、みんな笑顔。笑いとお酒のおかわりは止まりません!きっと全国のフジロッカーズ飲み会でもこんな話が繰り広げられているのではないでしょうか?次回は「みんな大好き!フェスごはん編」をお届けします。お楽しみに!

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