あのフジロッカーに会いたい!〜栃木編〜
- 2016/11/30 ● from fujirockers.org
2016年も残りわずか!そろそろ忘年会シーズンに突入しますが、仕事仲間や友人だけではなく、フジロック仲間の忘年会も各地で行われるのでは無いでしょうか?今回は、今年会場で知り合った栃木フジロッカーズの忘年会にお誘い頂き、発起人の星野さんを中心に色々な話を聞いてきました!みんなフジロックではどう過ごしているの?オフ・シーズンは何をしているの?そして今年のフジロックはどうだった!?
栃木フジロッカーズ会はいつ生まれたの?
─ フジロッカーズ・オルグのアリモトです。再会、楽しみにしていました!
星野:久しぶりだね!栃木フジロッカーズの会の発起人、星野です。とりあえず乾杯で!
一同:乾杯!
─ 早速お聞きしたいのですが、このグループはいつ頃、何がきっかけでできたのですか?
星野:随分前に東京から栃木へ引っ越してきたんだけど、フジロック仲間が欲しくて、SNSの主流だったmixiで栃木のフジロック・コミュニティを探してみたんだよね。でも見つからなくて、だったら自分で作っちゃえ!って2008年に作ったの。
* 栃木フジロッカー★ フジロック | mixiコミュニティ
─ mixi懐かしいですね、星野さんはそれまでもフジロックに行っていたのですか?
星野:少人数で行っていたよ。
─ SNSでの反応はいかがでしたか?
星野:思った以上に良かった。コミュニティの参加人数も増えて「お!栃木にフジロッカーいっぱいいるじゃん!」って嬉しくなったね。あまりに盛り上がって「オフ会をやろうか?」と飲み会を開いたんだ。
長谷川:初めてみんなと会ったのは2009年だよね。今、コミュニティはmixiからFacebookに移っているけど。
─ ネットでは色々話せても、リアルで会うと話しにくいってパターンもあるじゃないですか?オフ会でもフジロック話は盛り上がりましたか?
星野:もちろんフジロックが好きという共通点があるから盛り上がったよ。そこで知ったんだけど、キャンプサイトで3日間過ごしている人が多かった。「それなら来年はみんなで近い場所にテントを立てて過ごそうか?」という話になって、そこから毎年みんなと一緒だね。
長谷川:今年も10人以上でのんびり出来るエリアにテントを立ててキャンプしていました。
─ そんな大人数でのんびり場所があるんですね、どのエリアですか?
星野:それは内緒(笑)
フジロック、どう過ごしているの?
─ フジロックでは時間と場所を決めて、みんなで集まって遊んでいるのですか?
星野:キャンプサイトで集まるとき以外はみんな別行動だよ。奥地にずっといる人、グリーンステージにずっといる人、飲んで寝てるだけの人、本当にバラバラだね。
長谷川:だけど、キャンプサイトに戻れば誰かいます。そこで「◯◯のライヴが良かった!」とか「ご飯はあの店が美味しかった!」って酒を飲みながら情報交換しています。知らない音楽ジャンルの話が聞けるので楽しいですよ。
原田:会場内で偶然仲間に再会することもあります。そうなると「ちょっとご飯食べようか?」という話になって、フェスごはんをシェアして食べたりできるから、それはいいかも!
─ ごはんのシェアはいいですね。フジロックのご飯は本当に美味しいから色々食べたくなりますし。
原田:そうなんですよ、ピザを持って歩いている仲間を見つけたときはすごく嬉しいですよ、気軽に「少しちょうだい!」って言えるから(笑)
フジロック以外の過ごし方
─ フジロック期間外も集まって遊んでいるんですか?
星野:基本的にみんなアウトドアが好きだから、定期的にキャンプをしたり、登山に行ったりね。ボルダリングやスノーボード、色々してるよ。今はフジロックよりこっちがメインになってきてるのかも(笑)
長谷川:みんな酒が好きだから何か理由を作って集まって飲むこともありますね。
─ そんなときフジロックの話は?
長谷川:あまりしませんね(笑)でも、フジロック前は当然「アレが観たい、コレが観たい!」って話で盛り上がります。
今年のフジロックはどうだった?
─ 今年のフジロックで印象に残っていることはありますか?
馬場:心に残ったのはピラミッド・ガーデンで観た原田郁子のライヴ!「銀河」という曲を演奏する前に… 知ってます?「銀河」って曲は清志郎(忌野清志郎)が作曲したんだけど、清志郎が郁子さんへ送ったデモテープを皆に聞かせてくれたんですよ。キャンドルの灯りと合わさって、すごく感動しましたね。
星野:それフジロック・エキスプレスに書いてないよ。
馬場:アリモトさん、女の子ばかり撮っていないで、もっと取材しなくちゃ(笑)
─ すみません!えーっと、では会場の雰囲気で印象的だったことはありますか?
星野:なんだろう… 今年に限った話じゃないけど年々子連れが増えているよね。昔はフジロックに子連れ?っていう雰囲気があったけど、きっとお客さんも慣れてきたんだろうね。みんな子どもたちに優しくするし、フジロック自体も子どもを受け入れる体制が整ってきたように感じるよね。
一緒に行こうよ!フジロック!
─ もしも、この記事を観た栃木の人が「仲間に入りたい!」と言ったら迎え入れてくれますか?
星野:もちろんウェルカムだよ!フジロックに行ってみたい!という人もね。ここから連絡もらえれば対応するよ。
長谷川:常連のフジロッカーが大勢いるので、どんな質問にも答えられると思います。一緒にフジロックに行くのなら、キャンプ道具も全部手配しますよ。あ!チケットと雨具だけは自分で用意して欲しいけど(笑)
─ 最後に来年のフジロックに期待していることはありますか?
星野:俺はレディオ・ヘッドが観たい!久しぶりにソニック・ユースもいいな。
長谷川:僕はザ・リバティーンズ!ヤツ(ピート・ドハーティ)が日本に入れるのか分からないけど(笑)
原田:スマッシング・パンプキンズが観たい!でも、フジロックに行けたらそれでいい!
一同:それだ!!
─ 本日はみなさん、ありがとうございました!
宴会は夜遅くまで続き、栃木フジロッカーズの話をたっぷり聞くことができました。取材後、筆者もお酒を飲みながらお喋りに参加し、フジロックについて話していた時、ある女性が「フジロックは一つのきっかけなんですよね、今こうやってみんなと繋がっていられることが本当に嬉しいんです」と話していたことが印象的でした。きっとフジロックがきっかけで誰かと誰かが繋がって、今夜もどこかで笑顔が生まれているのでしょうね!
Photo and Text by アリモトシンヤ