A little respect
パレス・オブ・ワンダー大解剖! 〜果たして今年は何が起きる?〜
【ルーキーステージと、嬉しいアクシデントは?】

ルーキーステージにも、何か変更はありますか?
栗澤:ルーキーは、もう少し敷居を低くしたほうがいいかと思ってるんだ。サウンド・システムには大きな変更もないんだけど、イメージとしては小さなライブハウスみたいに、ステージが近くに感じられるっていうか。ステージを去年より少し低くして、1メートルくらいの高さになるから、オーディエンスとアーティストの距離は近く感じられるだろうね。
ステージの場所は、去年、楽屋用のテントがあった辺りになるよ。パレスの中でも、一番会場よりのほう。そのステージの真横に、ジョー・ラッシュ(編集部注:パレス・オブ・ワンダーのオブジェを作っているクリエイター)がオブジェみたいな感じで、ゲートを作ってくれるんだ。グリーンが終わって帰ってくると、「おっ何だ!?」って入ってみたくなるような感じにね。ゲートはもうひとつ、朝霧のムーンシャイン・ステージにあったみたいな、丸いアーチ型の覚えてる? それと同じ感じのを作って、道路沿いにはバーでお酒が買えるところ以外、パネルで目隠ししちゃう。だから、去年までとは違って、ゲートをくぐって中に入ってこないと、雰囲気はわかんないと思うよ。
去年のファットボーイ・スリムの乱入。あんな嬉しいアクシデント、今年も期待できますかね?
栗澤:あれね、実は、グリーン・ステージでファットボーイ・スリムが終わったところに、トーマスっていうジョー・ラッシュのチームの子が、「ボクが一生懸命作ったステージがあって、そこでD.J.できるからぜひ来てよ」って直談判しにいってね。そしたら、たまたまその日が誕生日だったこともあって、ノーマンもご機嫌で「わかった!」っていってくれて。その夜にオレんとこに、通訳の人から「ノーマンがそっちに行くって言ってるけど、知ってます?」って電話がかかってきて、すぐに迎えに行ったの。まさか、ホントに来てくれるとは思ってなかったっていうか、オレ自身も「わっホントに来てくれるんだー!」って、すごい嬉しかったよ。
ちょうどその日は、大貫憲章さんのロンドンナイトやってもらってたんだけど、そのときに大貫さんは、まだ会場に着いてなかったのね。で、その日仕切ってくれてた大貫さんのスタッフに「ノーマンが来るから2曲だけやらせてあげて」ってお願いしたら、大貫さんにすぐ電話で確認してくれて、IHARAさんの前にやらせてもらえたって感じかな。
トーマスって、期間中はずっとパレスで遊んでたから、「あの子か!」ってわかる人もいると思うよ。去年は、東京キャバニーのお姉さんたちにすごい可愛がってもらってたみたいだし。髪の毛短くて、すごい悪ガキって感じの子なんだけどね。
あ、もしかして、ちょっとぽっちゃりした感じの?
栗澤:そうそう、その子、その子(笑)。まだ12、3歳なんだけど、大人と同じように、溶接もできるし、高所作業車やフォークリフトだって乗れる。若いのに一人前で、ホントに働くのよ。去年のあのノーマンの乱入は、トーマスのおかげだし、彼もすごい喜んでてね。今年も多分トーマスは来ると思うから、また何かやってくれるかもしれないね。
<< 前の記事へ | 次の記事へ >> |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |