3月中旬になっていきなり首都圏でも20℃近いポカポカ陽気に、気分はお花見もGWさえ越えて夏！苗場での灼熱や雨が想像できる季節が唐突にやってきましたね。そんな中、意外っちゃ意外、待望と言えば待望のバンドなどなど第5弾アーティスト発表を肴に（!?）、うまいビールでも飲んでみませんか。

AQUALUNG / BENJAMINE BOOKER / GLIM SPANKY / 女王蜂 / 奥田民生 / ONE OK ROCK / PERROSKY / Rafven / THE VACCINES

まずは約5年ぶりのニューアルバム『Ten Futures』でDisclosure、SOHNらとコラボし、ニューチャプターを開いたAQUALUNGことマット・ヘールズが10年ぶりにフジロックに帰還。一度はDislosureの「Latch」を聴き、彼らが10代であることに「もう自分は音楽を作ることに意味はないのでは？」と打ちのめされたヘールズ。しかし、ガイ＆ハワード・ローレンス兄弟こそ、ヘールズの大ファンだったという展開はなかなかに感動的です。

さて、毎年”裏ヘッドライナー”的なバンドが存在しますが、’09年のフジロックで毎日、朝から晩まで多くのステージに出没、合計11ステージに登場。演奏を繰り返し、すっかりお祭りバンドNo.1になったRafvenのことはもちろん覚えてますよね？スウェーデンのヨーテボリの路上で結成されたジプシーパンク・バンドは楽器さえ持っていればそこがオン・ステージ！前回の出没記録を更新できるか？とにかくハマっちゃってください。

10年とは言わずとも久々の帰還組としてはTHE VACCINES。’11年、初日のグリーンの口火を初々しくも、いかにもUKのギターロック・マナーで飾った彼ら。その後も3度の来日を果たし、その都度チェックしているファンもいるだろうが、ニューアルバム『English Graffiti』は、デイヴ・フリッドマンらをプロデューサーに迎え、どんな変化が起きているのかもかなり楽しみ。

そしてラフ・トレードが送り出した新人がニューオリンズ出身のシンガーソングライターだって!?という意外性も話題になったBENJAMINE BOOKER。スモーキーな声と疾走感溢れるロックナンバーはジャック・ホワイトもお気に入りなんだとか。2月の単独公演・東京ではシャムキャッツがオープニングアクトを務めたのも記憶に新しいところ。他にも初参加組としてはチリからPERROSKYも。

さて国内からは強力なヤツらが決定。フジロックにONE OK ROCKが初出演します。初めて全編USレコーディングしたニューアルバム『35xxxv』も激売れ中。去年はEU〜ロシアツアー、USのワープドツアーなどでほとんど日本にいなかった彼ら。初フジでどんなパフォーマンスを見せるのか？ファンじゃなくても気にしておいたほうがいいかも、です。

そして実はルーキー出身の女王蜂が活動再開を宣言した今年、いよいよ本格的に登場します。アヴちゃんの人智を超越したようなすさまじいボーカル力と存在感は苗場の山の霊（？）とシンクロして何かとんでもないことが起きるんではないかと！

加えて今年、50歳を迎える奥田民生が2年ぶりに出演。去る1月にはThe Verbsのギタリストとして初めてアメリカのオーディエンスの前でライブを行った彼。スティーヴ・ジョーダン（Dr）と、その妻、ミーガン・ヴォス（Vo、G）を中心とした夫婦バンドのいわば本拠地で喝采を浴びたOTが、今回のフジロックはどんな布陣で登場するのか？いろいろ想像をたくましくしておきたいもの。他にも20代前半とは思えないブルージィな迫力を備えた男女2人組ユニット、GLIM SPANKYが初登場。SUZUKIのCMでジャニス・ジョプリンのカバーを聴いた人も多いことでしょう。

【SMA40周年記念ファイナルイベント〜フリーライブ　みんなとうた　飲食ブースにフジロックが出展】
4月1日に代々木公園で開催される、奥田民生ら、ソニー・ミュージックアーティスツの面々が出演するフリーイベントの飲食ブースにフジロックが出展します。当日は新潟の食材をメインにした、フジロッカーにはおなじみの「苗場食堂」が、魚沼産コシヒカリのとろろ飯やけんちん汁、きりざいめしから越後の地酒などを用意しています。
この他にも、フジロックに興味はあるけれど、チケットの買い方や行き方がわからない方々に向けた「フジロックよろず相談所」を開設するので、「今年こそは行ってみたい」人は、ぜひ新潟の食とともに雰囲気を味わってみては。
同ブースではフジロックのグッズが当たるじゃんけん大会や、ライブ映像の上映も予定しています。