フジロックらしさ全開!デーモン・アルバーン、アウトキャストら出演アーティスト第二弾発表!
- 2014/03/13 ● from fujirockers.org
「いつもと違う?」「今年は渋く攻める」「予想外!?」そんな言葉がならんだ第1弾アーティスト発表から2週間。今年のフジロックはどんな風になるのだろうか…と頭を悩ませた人も多いと思います。
第2弾のアーティスト発表はフジロックの全体像を浮かび上がらせる、再始動アーティストから期待の新人アーティストまで16組の個性豊かなラインナップとなりました。
Damon Albarn / Outkast / Lorde / 佐野元春 / ウルフルズ / ザ・クロマニヨンズ
TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA / Foster The People
The Heartbreaks / Ásgeir / The Pains of Being Pure at Heart / Jake Shimabukuro
Jungle By Night / Hunter Hayes / Kelis / Inspector Cluzo
ブラーのフロントマン、デーモン・アルバーン苗場に帰還
今年の1月には、音楽ファンが待ちに待った来日公演をおこなったブラー。
2008年12月の再結成発表以来、「いつ来日してくれるのか」とやきもきしたロックリスナーの夢が叶った瞬間でもありました。最高のライヴをしてくれたにもかかわらず、この日の公演を最後にブラーとしての当面の活動はなしとのこと(フジロックでも観たかった…涙)。悲しいニュースもあれば、嬉しいニュースも飛び込んでくるのが世の常。なんと、デーモン・アルバーンが自身初となるソロアルバム『エヴリデイ・ロボッツ』を引っさげて苗場に戻ってきてくれます!
ブラー以外にもゴリラズ、ザ・グッド,ザ・バッド・アンド・ ザ・クイーン(トニー・アレン、元ザ・クラッシュのポール・シムノン、元ザ・ヴァーヴのサイモン・トングからなるバンド)、レッチリのフリーらと結成したロケット・ジュース・アンド・ザ・ムーンといったさまざまなグループで才能を発揮するデーモン。そのキャリアの中で最も「自己探求」的で、「自叙伝」的な内容を持つと語るアルバムをどのように演奏するのか、今からとても楽しみですね!
コーチェラのヘッドライナー、アウトキャスト
今年のフジロックはヒップホップ勢がすごいですね。
カニエ・ウェストに引き続き、アメリカ、カリフォルニア州で行われている大型フェス、コーチェラでヘッドライナーを務めるアウトキャストも登場です。
4月のコーチェラ出演が発表されたときに、フジロック出演を予想した人も多いかもしれません。その期待通り、アンドレ3000とビッグ・ボーイが苗場で極上のライムを刻んでくれます。カニエにバトンを渡す役割を担うのか、はたまた昨年のジュラシック5のようにホワイトステージのヘッドライナーを務めるのか、今からタイムテーブル発表の日が待ち遠しいですね。
ちなみに、2012年のストーン・ローゼズを待っているときのSEで、彼らの「Hey Ya」が流れていましたが、覚えている人もいるのではないでしょうか。
17歳の歌姫、ロード
今年のグラミー賞では、ダフト・パンクのパフォーマンスが話題となりましたが、主要部門を含む4部門にノミネートされ、最優秀楽曲賞および最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞したロードも忘れてはいけません。深みのある歌声で世界中を驚かせた17歳の歌姫が、初来日の舞台としてフジロックを選んでくれました。幼少期からエタ・ジェイムズの音楽に触れながら育ち、ジェイムス・ブレイクやカニエ・ウェスト、ボン・イヴェール、SBTRKTといった最新の音楽まで聴く幅の広さは、まさに現代の若者。また、J-Popに興味があったり、日本人クリエイター秋赤音(アキアカネ)とのコラボ作品をつくったり、好きな作家のひとりに吉本ばななをあげるなど日本の文化が大好きなご様子。
彼女がステージ上で日本語を口ずさんだりするのでは…なんて妄想が広がります。
再始動、レジェンド、充実の国内組
今回新たに発表された国内勢アーティストだって負けてはいません!念願の初登場アーティストから、フジロックではおなじみの合計4組が追加されました。
まず、日本のロック界を支えてきた佐野元春がついにフジロック初登場です。「アンジェリーナ」「SOMEDAY」「約束の橋」「悲しきRADIO」といった代表曲を苗場の地で奏でてくれることでしょう。オールドファンはもちろん、若いフジロッカーにも聴いてもらいたいですね。
そして、2014年2月25日に活動再開のアナウンスが発表され、6年半ぶりの全国ツアーと5年ぶりの野外コンサート「ヤッサ!」の開催が決定したばかりのウルフルズも苗場にやってきます!フロントマンのトータス松本は昨年もROUTE 17 Rock‘n’Roll ORCHESTRA (feat. 仲井戸“CHABO”麗市,大江慎也,甲本ヒロト,トータス松本)として参加していますが、ウルフルズとしてはなんと初出演。開催までの残り5ヶ月間、「ガッツだぜ!!」を聴いて日々の嫌なあれやこれやを乗り切りましょう!
また、ザ・クロマニヨンズや東京スカパラダイスオーケストラといったフジロックにおなじみのアーティストも名を連ねていることも忘れてはいけません。盛り上がること、天地神明に誓って間違いなしです。
インディーズの充実
フジロックといえばインディーズ・バンドが見られるという方も多いと思います。
そんな方にはたまらないアーティストが続々と追加されましたよ。
「Pumped up Kicks」がスマッシュ・ヒットを果たし、日本では絶大な人気を誇るフォスター・ザ・ピープルがフジロック初参戦決定です。
他にもUKからはイケメンヴォーカル、マシューが率いるザ・ハートブレイクス、アイスランドからは、先日の来日公演が話題となったアウスゲイル、USからは甘美なメロディを聴かせるザ・ペインズ・オブ・ビーイ ング・ピュア・アット・ハートと心躍るラインナップとなっています。
これぞフジロックな面子
初めて耳にする音楽との出会いの場でもあるフジロック。そのような出会いがあるのも、フジロックがジャンルレスなフェスティバルだからこそ。
「ハワイのジミヘン」という異名を持つウクレレ奏者のジェイク・シマブクロをはじめ、25歳以下の若者9人組で構成されたアフロ・ファンクバンドであるジャングル・バイ・ナイト、テイラー・スウィフトの世界ツアーにおけるセントルイス公演で、サポート・アクトを務めた若干22歳のハンター・ヘイズ、痛快なダメ男攻撃トラックはもちろん、ヒップホップ界のカリスマ、ナズの元妻としても有名なケリスに、2009年のフジロックでは前夜祭、苗場食堂、オレンジコートの3ステージに登場したフランス出身のソウルフルなロック・デュオ、インスペクター・クルーゾも今年のフジロックに華を添えてくれます。
第2弾の時点で「フジロックは音楽の宝石箱や~!」と思わず言ってしまいたくなる充実のラインナップじゃないでしょうか。
ですが、第1弾で発表されたアーティストと合わせてもまだ43組。次回はどんなアーティストが登場するのか、胸をドキドキさせながら、妄想しながら、第3弾アーティスト発表を待ちましょう!
写真:Emi Wakatsuki
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