ヘッドライナーにスペシャルゲスト。大きなステージのラインナップが見えただけで、「今年は良い!」とかなんとか判断しちゃってません? その気持ちは分からなくも無いですが、ステージこそ小さいながらも、中身の詰まった良いライブを見せてくれる各所の詳細が明らかになったのが今回の発表。ここでチェックを欠かすと後で後悔しちゃいますよ。だって、記事を書いてる当人が書きながら興奮しちゃってるんだものっ!
【ルーキー・ア・ゴーゴー】
今年も1日5組、計15バンドが、苗場の夜に熱風を吹かせます。ceroのようにインディーズシーンですでに話題をさらっているバンドをはじめ、空きっ腹に酒のように名前だけで興味をもたしてくれるバンドも。ロック、サイケデリック、スカ、スウィングジャズ、ハードコア…。さまざまな音楽性を持つバンドが揃っているとのことで、今年も見応えありそうです。
【ジプシー・アバロン】
4月にオルグで募集した東北地方への救援物資。それを現地まで運んでくれたのが、記事中にも名前のあった踊ろうマチルダ。またその物資を現地で引き継いだのがEL SKUNK DI YAWDIEのメンバーでもあるカツシ氏。偶然か必然か、アバロンのラインナップにはその2組の名がしっかりと刻まれています(運ばれた物資に関する詳細は、後日両氏のコメントを通してお届けする予定)。他にも先日のすっぱ抜きで明らかになった「アトミック・カフェ・フェスティバル」のメンツ、さらにはテレビCMでも同じみとなったMaia Hirasawa、前日のSAKEROCKに続いてソロ出演となる星野源の名前も。丘に腰掛けてじっくりと耳を傾けたいですね。
【苗場食堂】
毎年濃厚でにぎやかな演奏が繰り広げられる苗場食堂は、今年はより一層その濃度を増しそうなアーティストがずらり。先のインタビューで大将が話していた「苗場音楽突撃隊」は、池畑潤二、井上富雄、松田文の3者が中心となり、毎晩ゲストを招くそう。これとは別に土曜日にはマダムギター率いるバンドの名前もあり、ブルース色の強いステージになりそうな予感。これは楽しそうです。
【木道亭】
ここまで、名前を見ている息切れしそうなほど濃厚なラインナップが続いてますが、こちらもワクワクさせる名前が揃ってます。まずは京都よりシンガーソングライターの長谷川健一。淡々としていながら強烈に聞き手を惹きつける歌に、石橋英子などとの共演で話題を呼んだバンド編成まで、さまざまな魅力を備えたミュージシャンです。また、気になるのが高田漣。高田渡の息子なんて説明はもはや不要。サポートアーティストとしても超一流の彼が、今回はソロ名義でどんな音を聴かせてくれるのでしょう。そしてUpendra and Friends。この人たちはもう苗場の森の住人ですかね。約束された心地良さを提供してくれそうでとても楽しみです。
【カフェ・ド・パリ】
2009年ぶりに帰ってきたカフェ・ド・パリ。ここで3日間、箱バンのごとく出演するのがBIG WILLIE’S BURLESQUE。苗場食堂などでその姿を見た人も多いはず。フジロック後には温泉でゆっくりしている姿も取材されるなど、もはや毎年顔を合わせる親戚的存在のBIG WILLIE。演奏はもちろん、セクシー美女のダンスなど酔った勢いで遊びに行きたい…。今回発表された中にはカセットコンロスの名前が。少し気の抜けた名前ではありますが、熱く抜け目の無い演奏で踊らせてくれるのが彼ら。汗だくで踊りたい人はぜひチェックしてみてくださいね。
【ピラミッド・ガーデン】
ようやく最後のステージの紹介です。大将が熱く語っていたこのステージには、今年もハワイの風を吹かせにきてくれるSandiiが登場。またAureana Tseuという方は、ググってみたところ、フラ界のプリンセスと言われる方なのだとか。とても美人な方のようなので、色々疲れた方は視覚と聴覚で癒されにいってみてはどうでしょう。まぁ、初日の出演ではあるんですが…。
…と、サクッとさらっただけでもこの濃度。どうでしょう、今年のフジロック。ワクワクしてきたんじゃないですか? 新規出演者の一覧、そして気になるタイムテーブルはオフィシャル・サイトにてチェックしてくださいね!