グラスト、行ってみる?

 フジ・ロック・フェスティヴァルを「やるか!」と、大将が思ったきっかけがグラストンバリーだったらしいという話はよく耳にします。彼が初めてグラストンバリー(これが正しい発音です)に出かけたのは86年。実を言えば、あのあと、会場探しから地元との交渉などを含めて10年ほどの年月をかけてフジ・ロックが生まれたことを知る人はあまりいないのではないかと思います。

カレー屋がフェスティヴァルを主催?

 先日の「続々と発表されるフェスティヴァル情報国内編」の記事を受け、今回もオルグスタッフお勧めのフェステヴァルを紹介します。福岡のサン・セット・ライブに続く第2回目は、昨年9/1?9/2で開催された、札幌の「マジカルキャンプ2007」です。
 このフェスティヴァルの主催は、マジックスパイス(通称:マジ・スパ)というスープカレー屋さん。東京や大阪などにもお店がある人気店なので、名前をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら何故カレー屋がフェスティバルを? しかもチャリティーで? その因果関係は、どうやらスパイスにあったらしいのです。

アーティスト情報 : Flower Travellin’ Band (フラワー・トラヴェリン・バンド)

photo by Koichi “hanasan” Hanafusa
ロックがまだまだマイナーな存在だった60年代終わりから70年代初め。「ロックは英語で歌うべきか、日本語か?」といった議論が幅をきかせていた頃に、全編英語で世界に飛び出していったのがフラワー・トラヴェリン・バンドだった。ヴォーカルのジョー山中を核として70年にバンドを結成。カバーを中心とした 『Anywhere』でデビューした後、カナダに渡って本格的なライヴ活動を展開。その結果、アメリカのアトランティック・レコードを契約することになる。

さぁて、今年のフジ・ロックは?

 どうなるんだろうかと、前回予告したとおり、大将と会って話を聞こうと、BBSに書き込まれたいろいろな疑問や注文などをスタッフで整理。準備万端で連絡を取ったんだが、「いやぁ、悪いけど、4月にしてくれないか?」とのこと。でも、いろいろと聞きたいことがあるし、なんとかならないのかと迫ると、「充分に応えられる状況じゃないし、ラインナップの発表にしても最初はわずかだから… もう少し時間があれば、じっくりと話ができるから、それまで待ってくれ」というのです。残念だし、申し訳ないが、大将とのインタヴューはペンディングとなりました。その分、4月に膝をつき合わせて、根掘り葉掘り聞いて来るつもりなので、ご容赦くださいませ。

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