FUJI ROCK FESTIVAL'06 感動記
Izumiさんの感動記

夫がフジロックに参戦を始めてから4年。毎年こども2人とお留守番でした。私は仕事もあり、こどもも小さいからと特に興味もなく、毎年夫を送り出し、帰ってきたら、汚れた長靴やビニールシートに顔をしかめ、洗濯する恒例行事。それがなぜか今年は家族揃っての参戦となってしまったのです。
正直不安がいっぱいで(雨でこどもが熱を出したらどうしよう。こどもにはつまらなくて飽きちゃうかも)全然乗り気じゃないまま迎えた前夜祭でした。ところが・・・夫の言ってたとおり人生が変わりましたね。
フェスを知らない人生なんてありえない!だって、前夜祭で見た花火。あんなすばらしい花火はどこにもないよ。澄んだ夜空にバーンと上がってそれを合図にライブが始まるのよ!!若い女の子が「ちょーたのしー」と叫びながらレッドマーキー目がけて走ってた。
それからの4日間は夫の言うとおり夢のようでした。心配していたこどもも嫌がらず山道をもくもくと歩き、よく食べ、よく遊んで楽しんでました。こどもにもいいかなと選んで見たあっこちゃんのライブを、小学4年生の娘は感動したと言ってました。歌を聴きながら「ママ、あの人いいこと言うねえ」ですって。夕暮れのオレンジコートは静かで優しさに満ちたコンサートホールでした。
あんなに自由で充実した空間は他にないです。こどもを産んで10年、心の奥底に封印していた熱いものがまた蘇ってきて、これでいいんだよ。この気持ちを持ち続けたまま生きていけばいいとフジロックは私に教えてくれました。
こどももなぜか、来年も行くと今から張り切ってます。フジロックの魔法はこどもにもかかっしまったようです。親子で魔法にかかったまま毎年参戦できたら・・・・と祈りながら苗場をあとにした夏でした。ハワイよりTDLより楽しいフジロック。こんなに楽しいフェスを運営してくださったスタッフの方々には本当に感謝します。
photo by ORG-terumi
text by Izumi
<< 前の記事へ | 次の記事へ >> |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |