How To
自然パワー恐るべし! 虫対策を無視するな
フジロックの準備といえば、雨具、防寒、帽子、しっかりとした靴……しかし意外に忘れがちなのは、虫対策だ。苗場は山の中なので、都会では見かけない虫がたくさんいる。そこへやってくる大勢のお客さんは、虫たちしてみると自分たちの生活圏を乱す者であったり、格好の獲物であったりするのだ。
フジロックやボードウォークキャンプに参加して、虫に刺された経験をもつ人は多い。しかも、初めてでなく、何度も行って慣れている人に、だ。「自分は苗場を良く知っている」そう思っている人も、「虫対策」という視点から装備を見直してほしい。
orgに寄せられた体験談やスタッフの経験談、苗場によく行っているボードウォーカーなどの話によれば、「いつの間にか刺されていて、気づいたら信じられない位腫れていた」というケースが多いようだ。主に注意しなければならないのは、マダニ、ブヨ、ハチ。マダニは草むらなどに潜んでいるから、特に気をつけよう。


マダニに噛まれると、傷口が腫れあがるのはもちろんのこと、それが原因で「ライム病」に感染する恐れがある。「ライム病」は潜伏期間や初期症状が人によって異なるため、感染の有無を自分で判断することはできない。フジロックが終わって家に帰ってからも、体調や皮膚の状態に違和感があったら、すぐに病院で受診しよう。
単に血を吸われるだけならともかく(それもかなり痛かったり、かゆかったり、腫れたり大変なんだけど)、下手すると命に関わる場合もあるという。虫対策については以前orgでも取り上げたので、ぜひおさらいしてほしい。
【虫対策の原則】
1. 肌を露出しない! (特に脚)
2. 香水など、虫が好みそうな匂いをつけない! (ハチが寄ってくる)
3. 刺されたらすぐに救護室・病院へ! (でも、慌てずに)
4. 虫除けスプレーや虫除けバンドなど常にしておこう!
【参考】
・蟲刺されの恐怖……去年のエクスプレスでは、.orgのスタッフが虫に刺された記録をレポートしている。
・自然体験活動QQレスキュー隊……キャンプ生活全般の注意点をまとめたサイト。「危険な動植物」のコーナーに虫について載っている。
text by org-nobuyuki,minifuji photo by org-satori
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