アーティスト情報 : My Bloody Valentine (マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)
Posted on March 11, 2008
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photo by Izumi Kumazawa
98年のフジロックで動くケヴィン・シールズを観たときには感激した。それからしばらくはプライマル・スクリームのステージを観るたびに、巨大な体で、髪も伸び放題、やる気があるのかないのかわからない様子でギターを弾くケヴィンがいたのだ。
マイ・ブラッディ・ヴァレンタインと、どんどんロックンロールバンドになっていくプライマルとの違和感を感じつつ、時折ギターノイズを放出するケヴィンの姿は嬉しかった。こうしたリハビリの場を提供したプライマルにも感謝である。
さて、そのリハビリのおかげでマイブラが帰ってくる。マイ・ブラッディ・ヴァレンタインは、80年代から活動を始め、1991年の『Loveless』で、同世代や後に続くギターバンドに多大な影響を与える。ジーザス&ザ・メリーチェインが切り開いた、ギターの轟音を美しく響かせ、それをバックに甘く心地よいメロディが歌われるという手法を完成させたものだ。フォロワーたち、ライドやLUSH、チャプターハウスは「シューゲイザー」と呼ばれた。ギターノイズによって空間を作り上げるという手法は、そのムーブメントが終わってもレディオヘッドやモグワイにつながっていくものである。『Loveless』で多額の制作費を使ってしまい、レーベルは倒産寸前、バンドも長い沈黙に入ってしまったのだ。
さて、フジロックのステージがどうなるのか全くわからない。どんな選曲になるのか、どんなバンド状態なのか、まさに期待と不安が入り混じって当日を迎えることになる。
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posted by hanasan