ワールド・レストランの老舗、クイーン・シバのソロモンさんプロデュース(1?)
Posted on August 19, 2008
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photo by Koichi “hanasan” Hanafusa
この8月22日、代官山ユニットでロンドン最高のサウンド・システム、ジャー・シャカ公演が23時半からのオールナイトで予定されているんですが、ユニットのB3サロンを、フジロックのワールド・レストランでお馴染みのソロモンさんがプロデュースするという情報が飛び込んできました。ジャー・シャカのお客さん達にアフリカ文化を知ってもらいたいということでこの企画が生まれたとか。みなさん、お時間あれば、遊びに行ってはいかがでしょ。
97年にフジロックが始まって以来、ワールド・レストランの中心人物として、毎年、食通を楽しませてくれているのが中目黒のエチオピア・レストラン、クイーン・シバのオーナー、ソロモンさん。ソウルやレゲエにアフリカン・ミュージックのDVDもとりそろえ、数TBのハード・ディスクには故郷エチオピアのミュージック・ビデオも無数に入っているというほどの音楽好きで、来日したら必ずここを訪ねるミュージシャンも多いというのは有名な話です。
フジロック好きに縁があるアーティストと言えば、筆頭はジョー・ストラマーだと思うんですが、彼が最後の日本ツアーをフィニッシュしたとき、日本を離れる直前までいたのがクイーン・シバでした。このとき、誰もがまた会えることを当然のように考えて、彼を送り出したんですが、みなさんご存知のように、それから数ヶ月の後、彼は天国へ旅立っています。そのジョーの他にも、オリジナル・スカの巨人、セドリック・ブルックスやリコ・ロドリゲスに、イタリアのバンダ・バソッティ周辺の仲間達も常連。ちょうどオリンピックも開催されているので加えてみれば、日本で国際的な陸上競技大会が開催されるとエチオピアのアスリートも必ずここを訪ねるのです。そんな常連ミュージシャンのひとりがジャー・シャカ。ここで彼が大好きなエチオピア料理を食べて、リラックスするというのがいつもの流れです。
そんなところで仲良くなったというのが事の発端のようなんですが、今回のジャー・シャカ東京公演ではソロモンが集まってきたお客さん達をアフリカ料理と音楽で楽しませることになってしまいました。ちょうどこの原稿を書いているときに、ソロモンさんと話をしてみたんですが、DJが入ったり、日本では珍しいエチオピアの音楽を映像と一緒に楽しめるようにしたり… と、いろいろと考えているようです。
というので、今週末、金曜の夜から朝までディープでヘヴィーなルーツ・レゲエで飛んでみるのも一考かと思いますが、いかがなものでしょ。
posted by hanasan