3代目gonchan、いよいよ。
Posted on July 24, 2008
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2008年梅雨明けの日、今年で3回目となるプロジェクトが動き出しました。ロンドンを拠点に活動するアーティスト、ゴードンによるアート作品「gonchan」です。おととし、水辺に突如として現れたgonchanは、目玉をギョロつかせながら、幾多のフジロッカーズの遊び友達となりました。
まずは、ところ天国そばの小川へ向かい、オールディーズやスカを流しながらのユル〜い感じで石をピックアップするところから始まるんですが、これが意外と選びにくい。塗装の絡みでなるべくすべすべしているものがいいとのことですが、欠けていたりとなかなか決まりません。ようやく石探しのコツを掴んで作業場へ持ち帰れば、そこでは初代と2代目が揃って日光浴していて、これまたホンワカした雰囲気が漂います。
初代は口を持ち、ツヤ無しで、言うなればプロトタイプ的な感じです。そして2代目では「コーティング」が施されています。色の脱落をおさえつつ、魔法の光沢のおかげで、凹凸そのものが口にも皺にもなり、表情の幅が広がりました。大きさも骨盤サイズから拳サイズまで様々のタイプが登場し、2年目にして人気はうなぎのぼり。今年のオフィシャルHPではトップページに登場しています。初代、2代目とも健在で、メンテナンスをしたのち、再び散らばっていきます。
今年はというと…
「できてからのお楽しみ!」
ゴードンは、それしか言ってくれません。
途中の行程はsmash栗沢氏に写真レポートをお願いしました。
今年の色塗りの様子(左)と、先輩後輩勢揃い(右)の光景。
※copyright (c) Shinichi “Chris” Kurisawa 2008
今は最終行程の目入れを行なっていて、残るは運び出されるのを待つのみ。そちらは、現在稼働中のフジロック・エキスプレスでレポートする予定です。果たして、何処に出没するんでしょうか。堂々と? 隠れて? 水の中だったり? 集団だったり? とにかく、大小様々なgonchanがいますので、ちょっとした空き時間にでも探してみてください。とんでもなく小さなレアキャラもいます。ゴードンによれば「最終日の夕方くらいから持ち帰ってくれると嬉しい」ということですが、彼の作品としてのgonchanでもありますので、真っ最中の時は再会を願うだけにしておきましょう。最終日の夕暮れを待ってピックアップし、gonchanと共に祭りの終わりの黄昏を感じるのもいいのではないでしょうか。
といっても、まだまだ始まったばかりです。
苗場でお待ちしております!
photos by Taiki Nishino, and Shinichi “Chris” Kurisawa (smash)
posted by taiki