本番直前!アーティストのリハーサル現場を直撃取材!
Posted on July 23, 2008
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明日はもう前夜祭というまさに「直前」なこの時期。バタバタと出発の準備に追われるのはお客さんもスタッフもみんな一緒のはず。それなら出演するアーティストはどうなのだろう?そんな疑問を解消するべく、フジロックに向けてリハーサルを行っている現場へと突撃取材してきました。取材に応じてくれたのは、インタビューにも応えてくれたDouble Famousと中山うりの2組。どんな演奏が行われているのか。どんな会話が飛び交っているのか。どんな雰囲気なのか。フジロックを目前に控えたミュージシャンの様子を現場からお届けします。
【Double Famous編】
Double Famousのリハにお邪魔したのは7月1日の火曜日。最新作『Double Famous』に収録されている「火曜日のワルツ」でも歌われているように、彼らは結成15周年を迎えた今も毎週火曜日にリハを行っている。3時間という時間の中、この日は淡々ととある1曲が演奏され続けた。演奏が終わるごとにメンバー間で意見が飛び交う。事前に行われたインタビュー時に見せてくれた笑顔とは対照的に、一度音を出し始めると途端にプロの音楽家の顔になる。華やかなステージを繰り広げる「アーティスト」の顔とは別に、ひとつの作品を入念に仕上げる「職人」の顔を垣間見ることができた。週1ペースでコンスタントに行われるリハを経て、ヘブンのステージではどのようなパフォーマンスが見られるのか。フジロック当日を期待させてくれるリハ風景だった。
【中山うり編】
中山うりのリハに訪れたのは、本番まであと5日と迫った7月20日のこと。Double Famousとは対照的に、中山うりのリハは定期的ではなく、本番直前に行うそうだ。定期的にリハを行わないことに不安がないのかと質問したところ、「メンバーが変わっていないので、それぞれ自分が何をするべきか分かっているんです。だから不安はないですね」という答えが返ってきた。
リハーサルに参加したのはホーンセクションを含む総勢9人のメンバー。本番を想定したと思われる配置で鏡の前に並ぶ。中山うりは時折笑顔を見せるものの、終始真剣な表情で歌い続けていた。スタジオ内の空気を和ませていたのは、彼女をサポートするバンドメンバー。常に冗談が飛び交いながらも、各パートのアレンジなど、細部にわたる指示も聞こえてくる。既存のアレンジにこだわらず、新たな魅力を引き出し続ける演奏は聞き所のひとつだろう。CDとは異なるライブならではの魅力に注目だ。
Reported by funa
Photos by maki、naoaki
posted by funa