アーティスト情報 : eastern youth (イースタン・ユース)

Posted on March 14, 2008
Filed Under アーティスト情報 |

eastern youth

photo by Yusuke Kitamura

結成20周年を迎えてなお、イースタンユースというバンドは進化を続けている。札幌で脈々と受け継がれるハードコア・ムーブメントの源流の一端を担ったと言えるこのスリーピース・バンドは、日本語表現を基調としつつ、爆音ながらも歌心を大切にする曲作りを続け、日本の多くのバンドに影響を与える存在となっている。

近年彼らはその表現はそのままに、爆発的な衝動はそのままに、表現をよりシンプルかつストレートに変化させている。まるで米を限界まで研ぎ澄まして作る大吟醸酒のように、余分なものを削ぎ落として醸された言葉と声とメロディは、飾り気が無いぶん鋭かったり、ぬくもりがあって聴く者の心を打つのだ。

また、曲の合間に時おり挟まれるギター&ボイス担当の吉野寿のMCはライヴの流れに独特の緩急を付け、人間味満点。

観客一人一人に手渡しするように演奏したい、とイースタンユースは語る。今年のフジ・ロックでも、平熱36℃ちょいで余裕の大沸騰ステージを見せてくれるに違いない。

余談だが、吉野寿はソロ名義で弾き語り演奏を行ったりしているのだが、もし苗場食堂辺りで聴くことが出来たら最高だなぁ・・・なんて勝手に想像を膨らませてしまうのである。


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–>Smashing Mag
–>Fuji Rock Express 06 (photos / review)
–>昼に近い、アサーッ!(Fuji Rock Express ‘08)
–>吉野寿、大いに呑む、弾く、唄う(Fuji Rock Express ‘08)


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“地球の裏から風が吹く”
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“アーカイブス 1997-2001″
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“その残像と残響音” (国内盤)

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“少年ナイフ・トリビュート フォーク&スプーン” (国内盤)
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“DON QUIJOTE(ドン・キホーテ)” (国内盤)
“矯正視力〇.六” (国内盤)
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“風ノ中” (国内盤)
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posted by hanasan