• 路線バスを乗り継いでフジロックにいけるか 川越~伊勢崎編


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    前回のあらすじ:新宿を朝7時に出発し、バスを乗り継いで昼までに川越に到着。ここで昼飯を食べて、群馬県を目指し再び出発。

    川越駅~伊草学校前 東武バス 川越02

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     乗ろうと思っていた東松山駅行きに乗るには2時間くらい待たないといけないことがわかり、とりあえず途中まで行ける東武バス・八幡団地行きに乗る。13時15分に出発してしばらくすると、バスは蔵が並ぶ観光地の中を通っていく。平日でも賑わっている。車内はおばあさんのお客さんが多く、混んでいた。今回、座れなかったのはこのバスだけだった。乗りながら東松山にでるにはどうしたらよいのか調べた結果途中で降りて、一旦鴻巣方面に向かったほうがよいことがわかったので、13時40分に伊草学校前バス停で降りる。

    勝井祐二 and The Magic Caravan – 川越ランデヴー

     バスの話だけでは物足りないという人に、フジロック関連の動画を貼っておく。前回に引き続いて川越といえば「川越ランデヴー」。2013年のピラミッドガーデンに出演した勝井祐二& The Magic Caravanのヴァージョンで。

    伊草学校前~古名 東武バス 川越03

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     県道のかなり通行量があるところで待ち、13時51分、東武バス・鴻巣免許センター行きに乗り、古名(こみょう)というバス停で14時08分に降りる。幹線道路沿いで、周囲はイチゴ畑があるようなところである。

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    The counterfeit beatles – fuji festival

     イチゴ畑といえばストロベリーフィールズ、ストロベリーフィールズといえばビートルズということで2003年にフジロックに出演したビートルズのトリビュートバンド、カウンターフィットビートルズ

    古名~東松山駅 川越観光自動車 免許センター線

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     これまでは東武だの西武だのメジャー感のあるバスに乗っていたけど、この辺からいよいよローカル色が強くなる。14時24分、川越観光自動車の東松山駅行きに乗る。朝早くからバスに乗っていたので、この辺りで眠気が襲ってくる。短大やら、古墳時代の墓の跡である吉見百穴などが車窓から見えたりして、14時44分に東松山へ。着くと、次に乗る予定の熊谷行きが停まっていた。

    A Hundred Birds – Ain’t No Mountain High Enough

     吉見「百」穴なので、百にちなんでフジロックに複数回出演したことのあるA Hundred Birdsを。

    東松山駅~熊谷駅 国際十王交通

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     熊谷へは14時55分発の国際十王交通バスに乗る。バスは途中から国道407号線を通り、荒川を越えて、15時31分に熊谷駅へ到着する。2019年のラグビーワールドカップの会場にもなっているラグビー場があるので、駅前には大きなラグビーボールの像がある。あとは鎌倉時代の武将である熊谷直実像もあるけど。目の前で次に乗る予定のバスが行ってしまったため、トイレ休憩にする。駅の周りには商業施設がいくつかあり栄えている。トイレに苦労することなく助かった。

    MAN WITH A MISSION – Brave It Out

     ラグビーというと日本のサンウルフルズのテーマ曲を手がけていたMAN WITH A MISSIONを。2014、2016年に出演あり。

    熊谷駅~太田駅 朝日バス

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     そして16時05分発の朝日バス・太田行きに乗る。数少ない県境越えのバス路線で、利根川を渡り、ついに群馬県へ。遠くに赤城山がみえる。太田へは小一時間。17時頃に着く。太田駅はスバルで有名な富士重工の企業城下町にあり、けっこう栄えているようにみえた。次のバスの時刻を見ると、しばらく休んでもいいようなので、駅前にある美術館兼図書館に入って『ロッキングオン』を読んだりする。この建物は非常にオシャレな感じでカフェも併設されている。仕事帰りの人や学生がけっこういて賑わっていた。

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    Fountains of Wayne – ’92 Subaru

     スバルといえば、92年式のスバルを歌ったファンテンズ・オブ・ウェイン。フジロックには3回ほど出演している。

    太田駅北口~新田暁高校 シティライナーおおた

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     そして17時45分、太田市のコミュニティバスに乗る。すでに周りは暗くなって周りの様子がわからないところもあるけど、大きな病院などを通りつつ、18時31分ころに新田暁高校へ。ここには高校と民家しかない。真っ暗で何もすることもない。近くにお寺があるのでいってみると肝試し状態。空を見上げると満天の星空だった。東京から約10時間、遠くに来たなという感じ。

    DE DE MOUSE – baby’s star jam

     太田市出身でフジロックに縁あるアーティストを調べたら遠藤大介ことデデマウスが見つかったので文句なく、そして満天の星空だったのでこの曲を。

    新田暁高校~伊勢崎駅 いせさきしコミュニティバスあおぞら

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     今度は19時05分発の伊勢崎市のコミュニティバスが来る。これまで乗っていたバスよりも小さい車体だった。しかも無料だった(2018年4月より有料)。こちらもコミュニティバスだけあって病院などに寄りながら19時38分に伊勢崎駅へ。これで1日ぶんの行程は終わった。

    Bob Dylan – Blowin’ in the Wind

     群馬といえば空っ風。風といえば「風に吹かれて」のボブ・ディラン。現在でも演奏されている曲でアレンジが激変している最近のヴァージョンで。

    ここまでの行程はまだ首都圏の人口の多いところのバスなので、本数も多く、また乗車時間もだいたい20~40分くらいだった。問題はここから先。本格的な「ローカル」な旅になる。

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    (続く)

    【過去記事はこちらから】
    路線バスを乗り継いでフジロックにいけるか 計画編
    路線バスを乗り継いでフジロックにいけるか 新宿~川越編

    Text by イケダノブユキ

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